未来が壊れていく…




 その13

 

 
 ■戦争、内戦、虐殺、テロ■
 
 <過去4000年で戦死者30億人>
 人類の過去4000年の間に地球上に起きた戦争は、大きなものだけで1万4500件もあり、戦死者の総数は30億人以上に達する。現在の地球上の人口の実に半分にあたる数の人間が、戦死しているのだ。人類の歴史は戦争の歴史であり、人間は歴史から何も学ぶことなく、4000年前と同様にありとあらゆる口実の下に、殺し合いと破壊を繰り返し続けてきた。
 
 
 <20世紀の2つの大戦で6000万人死亡>
 20世紀は2つの世界大戦を経験した。欧州が中心だった第1次世界大戦と、欧州とともにアジア、太平洋にまで拡大した第2次世界大戦だ。この2つの大戦では、民間人も含めて6000万人が死亡した。
 
 <20世紀後半も2300万人が死亡>
 第2次世界大戦が終った後の冷戦期間中も、中東、アジア、アフリカで戦火の絶えることはなく、20世紀の後半には150件もの戦争が発生して、2300万人が死亡している。


 <そして21世紀、新たな戦争の世紀へ>
 21世紀の最初の年、2001年は「9.11」同時多発テロと、それに対する米国の報復戦争という衝撃的なスタートとなった。2003年には、「大量破壊兵器の脅威」を錦の御旗として、アメリカ、イギリスがイラクに対して先制攻撃の戦争を行い、フセイン政権を転覆させた。いま世界は、アメリカ政権に強い影響を持つネオコン主導の下、20世紀とはまったく異なる新たな戦争の世紀を迎えている。
 
 

 
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