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Art of the treble~sounds’Library (JAPAN)

ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団THOMANERCHOR LEIPZIG

1435‐1466 Johannes Steffani de Orba
1443‐1444 Thomas Ranstete
1470 Martin Klotzsch
1475‐1505 Ludwig Gotze aus Werdau
1505‐1513 Johannes Scharnagel
1518‐1519 Georg Rhau
1531‐1536 Johannes Hermann
1536‐1539 Wolfgang Junger
1539‐1540 Johann Bruckner
1540‐1549 Ulrich Lange
1549‐1551 Melchoir Heger
1564‐1594 Valentin Otto
1594‐1615 Zethus.Calvisius
1616‐1630 Johann Hermann Schein
1631‐1657 Tobias Michael
1657‐1676 Sebastian Knupfer
1677‐1701 Johann Schelle
1701‐1722 Johann Kuhnau
1723‐1750 Johann Sebastian Bach
1750‐1755 Gottlob Harrer
1756‐1789 Johann Friedrich Doles
1789‐1800 Johann Adam Hiller
1801‐1810 August Eberhald Muller
1810‐1823 Johann Gottfr. Schicht
1823‐1842 Christian Theod.Weinlig
1842‐1868 Moritz Hauptman
1868‐1879 Ernst.Frisdrich Richter
1880‐1892 Wilhelm Rust
1892‐1918 Gustav Schreck
1918‐1939 Karl Straube
1940‐1956 Gunther Ramin
1957‐1960 Kurt Thomas
1961‐1972 Erhard Mauersberger
1972‐1991 Hans Joachim Rotzsch
1992~現 Christoph Biller
 
THOMANERCHOR LEIPZIG / ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団

 世界中でマタイ受難曲等バッハの大曲を上演する実力のある(大バッハが27年間カントルをしていたという意味に置いても)特別な合唱団。ソプラノたちの制服は清楚。なのに,可愛いファンがつきにくい印象なのは,俗寄りなコンサートをしないからか? 熱狂的なトーマナファンというのは,合唱というよりもB-Sファンには少ないのかもしれない。いろいろな少年合唱団,ソリストのCDを聴き直している最中に聴くトーマナは,本来あたりまえなのだが,基本の合唱を「聴かせる」合唱団だと再認識した。(by Hetsuji)1999up

 CD

2001
Clavierbüchlein vor Anna Magdalena Bachin (VKJK 0110)

Johann Sebastian Bach (1685-4750)
1.Fantasie C-Dur Bwv 573
Georg Christoph Biller und Alexandra Röseler-Orgel
2.Menuett G-Major Bwv Anh. 116
Peter Carl-Klavier
3.Schaffs Mit Mir, Gott, Nach Deinen Willen Aria Bwv 514
Johannes Grau-Sopran
Georg Christopg Biller-Orgel
Hartmut Becker-Violoncello
4.Jesus, Meine Zuversicht Bwv 728
Georg Christopg Biller-Orge
5.Menuet und Menuet-Trio- h-moll
Samuei Wolf-Klavier
6.Dir, Dir Jehova, Will Ich Singen
Felix Bender-Sopran
Karl Bernewitz-Sopran
Peter Göhre-Sopran
Armin Scheinder-Sopran

Konstantin Espig-Alt
Christian Heyne-Alt
Georg Fuhrer-Tenor
Sven Schönborn-Tenor
Rasmus König-Bass
Thomas Morgner-Bass
Georg Christopg Biller-Bass

7.Prälude Nr. 1: C-Dur Bwv 846
Martin Widiger-Klavier
Ich Habe Genug aus der Kantate zum Fest Mariae Reingung
(8.Rezitativ: Ich Habe Genug)
(9.Arie: Schlummert Ein)
Alexandra Röseler-mezzosopran
Carol Christoph-Laute
Georg Christopg Biller-Orgel
Hartmut Becker-Violoncello

10.Menuett F-Major Bwv Anh. 113
Karl Bernewitz-Klavier
11.Wer Nur Den Lieben Gott Lässt Walten Bwv 691
Alexandra Röseler-Orgel

Carl PhilippEmanuel Bach (1714-1788)
12.Marsch D-Major Bwv Anh. 122
Armin Schneider-Klavier

Johann Sebastian Bach
13.Gib Dich Zufrieden Und Sei Stille Bwv 511
Felix Bender-Sopran
Georg Christopg Biller-Orgel
Hartmut Becker-Violoncello


Carl PhilippEmanuel Bach
14.Polonaise G-minor Bwv Anh. 125
Peter Berg-Klavier
15.Arie: Gedenke Doch, Mein Geist, Zurücke Bwv 509
Alexandra Röseler-mezzosopran
Georg Christopg Biller-Orgel
Hartmut Becker-Violoncello


Christian Petzold (1677-1733)
16.Menuett G-minor Bwv Anh. 115
Friedrich Weißbach-Klavier

Johann Sebastian Bach
17.Arie: Warum Betrübst De Dich Bwv 516
Karl Bernewitz-Sopran
Georg Christopg Biller-Orgel
Hartmut Becker-Violoncello

18.Menuett D-minor Bwv Anh. 132
Christian Pohlers-Klavier
19.Menuett D-Major Bwv Anh. 126
Maximilian Duwe-Klavier
20.O Ewigkeit, Du Donnerwort Bwv 513
Georg Christopg Biller-Bariton
Alexandra Röseler-Orgel
Hartmut Becker-Violoncello
21.Menuett C-moll Bwv Anh. 121
Samuei Wolf-Klavier
22.Wie Wohl Ist Mir Bwv 517
Konstantin Espig-Knebenalt
Georg Christopg Biller-Orgel
Hartmut Becker-Viola da gamba


Carl PhilippEmanuel Bach
23.Marsch G-Major Bwv Anh. 124
Philipp Goldmann-Klavier

Goddfried Heinrich Stölzel(?) (1690-1749
24.Bist Du Bei Mir Bwv 508
Alexandra Röseler-mezzosopran
Carol Christoph-Laute

Carl PhilippEmanuel Bach
25.Marsch Es-Major Bwv Anh. 127
Felix Bender-Klavier

anonymus
26.Aria di Giovannini
Willst Du Dein Herz Mir Schenken Bwv Anh.518
Alexandra Röseler-mezzosopran
Carol Christoph-Laute
Hartmut Becker-Violoncello

Carl PhilippEmanuel Bach
27.Solo Per Il Cembalo Bwv Anh. 129
Georg Christopg Biller-Cembalo

Goddfried Heinrich Bach (1724-1763)
Johann Sebastian und Anna Magdalena Bach (1701-1760)

28.So Oft Ich Meine Tobackspfeife Aria Bwv 515a
Georg Christopg Biller-Bariton
Carol Christoph-Laute
Hartmut Becker-Viola da gamba
29.Aria G-Dur Bwv 988
Georg Christopg Biller-Cembalo

 内容とは全然関係ないですが、今回の盤は紙の表紙で、ブックレットを収納出来ず、表紙裏にベッタリとブックレットを糊付けしておりました。これが几帳面な民族のすることなのでしょうか・・・。CD収納部が邪魔なのが原因で、ページをめくり難くて仕方ないです。
 内容に関していえば、プログラムをタイプして気が付いたのですが、もしかして、これって、トーマス教会聖歌隊学校の内輪の、もしかして学習発表会?とか思って、かなりテンションが下がりました。が、以前、保護者向けのCDの話を他のCHOIRで、ですが、聞いたことがあり(合唱団の関係者とか保護者等内部の人たちがCDを作って団員の保護者に配る)絶対に私もそういうのが欲しい聴きたい、とか考えたりしたことを思い出して、この盤は、そういうCDの類だと思えば、私が求めていたものなのでした。
 ピアノやオルガン等楽器演奏については、プロではないけれどまあ上手、レベル的です。変声前の団員くんも、ソツなくピアノを弾いています。
 本格的な演奏作品とは趣を異にしているので、トーマス教会の聖歌隊が特に好きな方や関係者が、微笑しながら楽しんで聴くCDだと思います。 (by Hetsuji)2016/10/01 SAT UP
DVD    ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団のクリスマスと音楽活動
合唱:ライプツィヒ聖トウーマス教会合唱団/指揮:ゲオルク・クリストフ・ビラー(聖トーマス教会カントル)/オルガン:ウィルリッヒ・ベーメ(聖トーマス教会オルガニスト)(発売元:パイオニアLDC株式会社/PIBC-1091/87分)

第1部:クリスマス音楽
1.J・S・バッハ《いざ来たれ異邦人の救い主よ》オルガン演奏  
2.G・P・パレストリーナ我らが救い主よ》合唱          
3.アンプロシウス《異教徒の救い主よ》合唱        
4.J・H・シャイン《いざ来れ、異教徒の救い主よ》合唱    
5.H・シュッツ《ドイツ語のマニフィカト/我が心は主をたたえん》合唱          
6.M・レーガ《コラール幻想曲/暁の星はなんと美しく輝くのか》オルガン演奏          
7.M・レーガー《それはいとおしき聖母様の夢》合唱.     
8.J・S・バッハ《いと高きところに神にのみ栄光あれ》オルガン演奏          
9.E・マウエルスベルガー/H・カミンスキ《マリア様は、いばらの道を歩かれる》合唱          
10.S・カルク=エーレルト《賛辞のこだま》オルガン演奏       
11.J・S・バッハ《高き天より、われは来たり》合唱     
12.J・S・バッハ《甘き喜びのうちに》合唱          
13.J・S・バッハ《個々で何時の飼葉桶のそばに我は立ち》合唱 
14.J・S・バッハ《マニフィカトニ長調より喜んで歓喜せよ》合唱   
15.J・S・バッハ《マニフィカトニ長調よりいと高きところには、神に栄光あれ》合唱          
16.J・S・バッハ《前奏曲ト長調》オルガン演奏       
17.F・メンデルスゾーン《喜べ、地上の人々よ》合唱       
18.E・マウエルスベルガー《目覚めよ、ナイチンゲールよ》合唱   
19.E・マウエルスベルガー《天のいと高きより、おお天使はこられり》合唱          
20.F・メンデルスゾーン《高きにまします神に栄光あれ》合唱   
21.ボヘミアのクリスマス古揺《大地と満点の星よ》合唱   
22.ボヘミアのクリスマス古揺《皆で神をたたえよう》合唱  
23.M・レーガー:コラール《高き天より、我は来り》オルガン演奏          
24.G・シュレック:《清しこの夜》合唱          
25.J・S・バッハ《甘き喜びのうちに》オルガン演奏

第2部:音楽活動(ドキュメンタリー)
26.オープニング          
27.全員でのリハーサル《ヨハンエッカルト/モッテット:聖霊は天より来たりより》          
28.ソプラノ・パートのピアノ・レッスン《J・S・バッハ/カンタータ第104番聞きたまえ、イスラエルの牧者よBWV104》より  
29.お勉強          
30.ヴォイス・トレーニング          
31.入学試験          
32.教会でのリハーサル《J・S・バッハ:カンタータ第173番高められし肉と血とBWV173》より          
33.演奏旅行《J・S・バッハ:モテット霊はわれわれの弱さを助けたもうBWV226》より

 いや~聞くのは良いけど打ち込むのが面倒臭かった~(これこれっ)とにもかくにも、ほんにぃ~ひたすら地味な合唱団でやんすねぇ~。選曲も地味な曲ばっか!!華やかさとか明るとは無縁!!って感じ。なんちゅうかぁ同じような曲で正直だんだん飽きてくる。歌ってる子も殆ど無表情だし。あんたら歌が好きで歌ってるんかい?と聞きたくなるねぇ。まぁ制服は本当にかわいいんだけどねぇ~。それほど取り立てて上手いという感じでもないし、ちゅうことで~面白みはあまりないですけど、でも何故だかtadaは好きですなぁ~。ソロで歌う曲も殆どなくソリスト育てようって言う気もなさそうな合唱団だけど、一曲だけ部分的にトレブルが活躍する曲がある9曲目の《マリア様は、いばらの道を歩かれる》という曲。ソロの子の名前はわかりましぇんが、ハリーポッターの主人公(本の表紙の方)似ですな。一点を見つめ地味に歌ってるんだけど、素朴でな味わいのある曲なのでその方があっている。殆どビブラートなしで、余分な表現を押さえ真直ぐに伸びた、美しい声で歌ってる所がいいっすねぇ~そんでもって、どことなく懐かしいフレーズなのよねぇ~。ワシはこの1曲だけでも十分に幸せじゃぁ~。オルガン曲が合唱の合間に合間に演奏されるのもいいなぁ~(何かオルガン2台あるみたいだなぁ)あ~あっ楽譜めくったり、オルガンの装置を操作してるお手伝いのにぃちゃんがうらやましいよぉ~。ワシもオルガンの側に行きたい!!
  続きまして第2部の方でやんすが、団員の日常って大変なのねぇ~っていうのが正直な意見。勉強とも両立させねばなんないし、朝はから晩までスケジュールびっちりって感じでやんす。小さい子は早く寝なきゃならんし、年長の子達はお子ちゃまの面倒見なきゃいけないし、他の学生達より時間が少ない分短期集中型で勉強せにゃならんし、聞いていくうちにこういうきりりとした生活はワシには無理と思いました。しかしぃそのぉ~最後はなんじゃらほい!!エンディングでカントルのおっちゃんとか父兄?とかしぇんしぇい達?メンバーの子達とお庭で綱引きしたり、パーティの様な交流会のようなわきあい合いとした場面が映し出されたのだが、バックに流れていたのはバッハでもメンデルスゾーンでもない!ない!にゃにゃにゃんとぉ~~エリック・クラプトンの"いとしのレイラ”だよぉ!おいおいっ、この流れでこの曲かい??何を表現したいんだい?この製作スタッフはぁ~。〇菱自動車の宣伝じゃないんだからさぁ~最後におもいっきりずっこけたぁ~。まぁ~団員達がこんな小難しい曲歌ってるけど普段は普通の若者達なんじょ~ってなことをアピールしたかったかもしんないが、思わず”アニキ~ちょっとぉ~、たのんますよぉ~”(誰がアニキなんじゃぁ~)ってワシは言いたい。 (by tada) 2004/03/07 up 
CD 

1998
  Johann Sebastian Bach/Weihnachts-Oratorium(Philips/464 130-2)Live-Aufnahme vom 12.12.1998 aus der Nikolaikirche, Leipzig/Thomanerchor Leipzig, Gewandhausorchester Leipzig/Leitung: Thomaskantor Georg Christoph Biller

Soloゥ・Barbara Schlick,Sopran/Yvonne Naef,Alt/Christoph Pregardien,Tenor/Klaus Mertens,Bas
/Thomaner Heinrich Vetter,Sopran (Engel,Echo)

合唱の位置が遠い。ニコライ教会って音響悪いんだろうか(カバーハ真を見ると狭そうに歌っているし)。ライブだからだろうか、録音技術のせいだろうか。そうでなくても、合唱がちょっと大人しい。パワーに欠けている。好みで言うと、クリスマス・オラトリオはもっと降るように歌って欲しいなあ。ところでこの盤、羊狽「にお告げを告げる天gがB-S。幼い声。それはいいとして、硬い。緊張で出ないとかでなく、伸びがないのだ。2枚目でこだまも同じ少年が歌っているのだが、声を出したところで止まっていて、こだまになってないよう~。と全体的にちょっと不満が残る演奏であった。  (by Emu) 2003/11/02 up 
CD 

2000
  Johann Sebastian Bach MESSE H-MOLL BWV232(Philips/465 949-2/2枚組み) Live Aufnahme von 28.juli aus der Thomaskirche,Leipzig/Thomanerchor Leipzig/Gewandhausorchester Leipzig/Leitung:Georg Christoph Biller

Ruth Holton.sopran/Matthias Rexroth.Altus/Christoph Genz.Tenor/Klaus Mertens,Bass/Georg Christoph Biller,Liturg

バッハのミサ曲ロ短調。バッハ没後250年記念年である2000年に行われた演奏会のライブ録音。端的な感想を言うと、「きれいな音」。録音技術の向上によって音がよりシャープに捉えられるようになったせいもあるかもしれないが、ビラ-さん下のトーマス教会は、ロッチェ時代を経てより繊細で柔らかくなったと思う。多人数で歌うから重厚感は維持しているが、マウエルスベルガー時代にあった岩をも砕きそうな雄雄しさと迫り来る鬼気感はなくなり、より女性的で優しい音になった。それはともかく、楽譜をパラパラと捲る音までが細かく集音されているライブ録音なのに、粗を感じさせない一糸乱れぬ合唱の美しさはお見事。男性的がいいか女性的がいいかは個人の好みの差であり(ちなみに自分はこれはこれで好きだ)、実力という面では相変わらずの激高レベルである。(by Emu) 2003/05/25 up 
CD 

1995
  GLORIA IN EXCELSIS DEO・CHRISTVESPER DER THOMANER (PHILIPS 446 964-2) 1995年録音。

1.Christe redempor omunium    
2.Veni redemptor gentium/Nun komm,der Heiden Heiland / Nun komm,der Heiden Heiland   
3.Puer natus in Bethelehem   
4.Maria durch ein Dornwald ging   
5.Deutshes Magnificat SWV 494   
6.Der Morgenstern ist aufgedrungen   
7.Vom Himmel hoch, da komm ich her
8-9.Weinachtskonzert Vom Himmel hoch, da "komm ich her"   
17.In dulci jubilo   
18.Freut euch und jubiliert   
19.Virga Jesse floruit   
20.Gelobet seist du, Jesu Christ   
21.Frohlocket, ihr Volker auf Erden   
22.Nun jauchzet, all ihr Frommen  
23.Wach, Nachtigall, wach auf!   
24.Vom Himmel hoch, o Englein kommt   
25.Gloria in excelsis Deo  
26.Lobt Gott, ihr Christen, allzugleich,  
27.Sanctus in C BWV 237

すべての音のパートが,自然で伸びやかでかつ根底は敬虔でありながら,音には解放された明るさがある。ソプラノは,アルト・テノール・バス等他パートのためのソプラノであり,同様に,アルト・テノール・バスしかりである。他パートを活かすための音が結果的に自パートの良さをアピールする。音が重なっていく美しさをシュッツで経験できる。ナレーション,ソロと合唱等によるクリスマスコンサートも収録されている。トーマナのソリストは,合唱団員としての声が優先されるようで,いわゆるソリストとしての声の(ぶっちゃけて言えば,原石を尊ばれての)ソリストではないが,ヤスリかけの結果,角の形だけは残した上での丸みがある。こういう声が重なったときに石垣のような重厚な合唱になると思えば,興味深い。(by Hetsuji)1999up 
CD 

1994
  SINGET DEM HERRN EIN LIED/MOTETTEN AUS SECHS JAHRHUNDERTEN・THOMANERCHOR LEIPZIG (PHILIPS 446 345-2) 1994年録音。

1.Alta trinita beata   
2.Timor et tremor   
3.Tristis est anima mea   
4.Surrexit Christus hodie Erstanden ist der heilig Christ  
5.Ich weis, das mein Erloser lebt  
6.Exsultate Deo  
7.Kyrie eleison    
8.Ehre sei Gott in der Hohe   
9.Herr, nun Lassest du deinen Diener in Frieden fahren   
10.Jauchzet dem Herrn, alle Welt   
11.Denn er hat seinen Engeln befohlen uber dir  
12.Der Mensch lebt und besteht nur eine kleine Zeit op.138,4   
13.Morgengegang op.138.2   
14.Nachtlied op.138,3   
15.Unser leiben Frauen Traum op.138,4  
16.Kreuzfahrerlied "In Gottes Namen fahren wir"op.138,5
17.Agnus Dei op.138,6   
18.Schlachtgegang "Mit Gottes Hilf sei unser Fahrt" op.138,7   
19.Wir glauben an einen Gott op.138,8   
20.Fuhre mich op.33,3   
21.Vater unser op.72,2   
22.Gott wird abwichen alle Tranen   
23.Jesus Christus, unser Heiland op.39,2  
24.Singet dem Herrn ein neues Lied op.12

重厚でありながら根底に光の明るさをたたえ,精神に一点の曇りも感じない合唱といえる。歴史と伝統に培われた音だろうが,伝統故によどむことなく,「音」を紡ぎ出す指揮者や合唱団員の力量はただ者ではない。「合唱」を聴きたくなったら,トーマナを聴こう!(by Hetsuji)1999up 
CD 

1994
  WEIHNACHTEN-EIN FESTLICHES KONZERT MIT DEM THOMANERCHOR LEIPZIG (PHILIPS 446 344-2) 1993 (P)1994 Leitung:Thomaskantor GEORG CHRISTOPH BILLER

JOHANN SEBASTIAN BACH
1.In dulci jubilo BWV 368          
ERHARD MAUERSBERGER
2.Der du die Zeit in Haenden hast          JOHANN SEBASTIAN BACH
3.Nun komm' der heiden Heiland BWV 599
ERHARD MAUERSBERGER
4.Macht hoch die Tuer, die Tor macht weit        
5.Maria durch ein Dornwald ging David Hohlfeld     MAX REGER
6.Unser lieben Frauen Traum          WILHELM WEISMANN
7.Frohe Botschaft Peter Schueler          GEORG CHRISTOPH BILLER
8.Quempas "Den die Hirten lobeten sehre" Jens Kaiser;Moritz Caffier; Frank Ozimek; Holger Krause   
JOHANN SEBASTIAN BACH9.Allen Gott in der Hoeh sei Ehr BWV 676          
CORNELIUS FREUNDT

10.Wie schoen singt uns der Engel Schar Stefan Puppe; Martin Bayer          
MICHAEL PRAETORIUS+LEONHART SCHROETER
11.In dulci jubilo / Ubi sunt gaudia          MICHAEL PRAETORIUS
12.Es ist ein Ros entsprungen          JOHANN ECCARD
13.O Freude ueber Freud          
JOHANN SEBASTIAN BACH
14.Lobt Gott, ihr Christen, allzugleich BWV 732     
15.Ich steh an deiner Krippen hier BWV 469       
NORBERT DUECHTEL
16.Lieb Nachtigall, wach auf
HELGE JUNG
17.O du froehliche
KARL RIEDEL
Drei Altboehmische Weihnachtslieder David Hohlfeld
18.Freu dich, Erd und Sternenzeit          
19.Kommet, ihr Hirten          
20.Lasst alle Gott uns loben          
GUSTAV SCHRECK
21.Stille Nacht,heilige Nacht          
MAX REGER

22.Vom Himmel hoch, da komm ich her op.135a     
JOHANNES WEYRAUCH23.Herr Christ, der einig Gotts Sohn
JOHANN SEBASTIAN BACH
24.Gottes Sohn ist kommen BWV 318

前指揮者が創り上げた音楽をもっと、硬質に堅固に固めた感じ。この歌声は、敵に攻め入る隙を与えない。(戦闘ではないのだが・・・)。この端正さは、聖堂から女声を排除した価値を存分に感じる合唱と言える。かと思えば、ボーイ・ソプラノ・ソロのなんとやさしいことか。欲を言えばソロのときは、マイクをもっと近づけて欲しかったが、聞き難い程ではない。不思議だが、ソロの余韻が心に残って、次の合唱からは、雪解け水の冷たさが消えてしまった。個人的には不満が残るボーイ・ソロの声の拾い方の遠さも、聞こえている音楽の世界が現実ではなくて、どこか遠い世界のように感じさせる。そして選曲。Hetsuji耳には馴染みのない曲が多い。これが彼らのクリスマス!・・・聖堂の中で襟を正して敬虔な気持ちで聴く音。浮ついた華やかさや、けばけばしさは一切無い。聴けば聴くほど、気持ちが凪いで、聞き終わったときには、清々しさが残っている。余談:コンサート録音なのか、くしゃみが入っていたのはご愛敬。後は、この合唱で何を歌っていくのか(何を聴かせてくれるのか)だと思う。(by Hetsuji) 2002/01/06 up 
 CD

1989
GEISTLICHE MUSIK VON THOMASKANTOREN SACRED MUSIC BY CANTORES OF ST.THOMAS'S (CAPRICCIO 10 340) 3.-4.7.1989 Dirigent : Hans-Joachim Rotzsch

1.CHRISTIAN THEODOR WEINLIG:Laudate Dominum(Psalm 150)           
2.JOHANN SEBASTIAN BACH: Ich lasse dich nicht    
3.TOBIAS MICHAEL: Ich bin gewiss           
4.JOHANN SCHELLE: Christus ist des Gesetzes Ende   
5.SETHUS CALVISIUS: Unser Leben waehret siebzig Jahr
6.JOHANN HERMANN SCHEIN: O Domine Jesu Christe  
7.KURT THOMAS: Jauchzet Gott, alle Lande(Motette Werk 25, 12)           
8.JOHANN GOTTFRIED SCHICHT: Veni sancte spiritus  
9.GUSTAV SCHRECK: Herr, sei mir gnaedig,Op.23 No.2 
10.ERNST FRIEDRICH RICHTER: Herr, hoere mein Gebet, Op.45           
11.JOHANN ADAM HILLER: Der Friede Gottes(Philipper 4,7)           
12.ERHARD MAUERSBERGER: Die Heilung des Blinden von Jericho

Hans-Joachim Rotzsch時代。個々の声は聞き取れるだけの許容量は残してあるが、その個々の声の一つ一つがきれいな球の如く丸く磨かれていて光を反射している。逆に声を一つにまとめながら、個の声を究極まで均していないので、完璧な合唱でも、聴き手に緊張を強いないところがすごい。抑えた感じはあるが、非常に端正な声を聴かせる。少年ならではのクリアな音色も、層がきれいに重なって聞こえるその下のパートも、響き具合が美しい。指揮者の音作りに関して個々の声への許容量が広い分、届く音はとても自然で、耳に心に注がれる。クリア・ブルー或いはクール・グリーン系の声質は、聞いていて心が洗われる。個々の声を究極まで均さないドイツ系合唱団の良さが結実している。「9.GUSTAV SCHRECK: Herr, sei mir gnaedig,Op.23 No.2」で一瞬のソプラノを聴くことが出来るが、思いの外柔らかい声だったのも意外だった。そのソプラノソリストが合唱でも見事な声を聴かせる「12.ERHARD MAUERSBERGER: Die Heilung des Blinden von Jericho」も曲として聴き応え有り。Good!!(by Hetsuji) 2002/01/06 up 
CD 

1989
  ICH STEH AN DEINER KRIPPEN HIER THOMANERCHOR (ETERNA 3 29 002) 1989年発売/ ( Der Thomanerchor singht Lieder zur Weihnacht )/Dirigent : Hans-Joachim Rotzsch/Aufgenommen 1984 im Studio/Paul-Gerhardt-Kirche ,Lipzig

1.Thchter Zionm freue dich        
2.Auf, Thochter Zion, schmucke dich
3.Mariae Vekundigung        
4.Maria durch ein Dornenwald ging       
5.Vom Himmel hoch, da komm ich her        6.Hort, der Engel helle Lieder       
7.Heut Kam ein Engel        
8.Immitten der Nacht       
9.Die Hinten an Krippe       
10.Aufm auf, es ist schon Tag        
11.Auf, aufm ihr Hinten       
12.Quempas
13.Kommt all herein, ihr Engelein
14.Ich steh an deiner Krippen hier
15 Stille Nacht
16.Heil'ge Nacht, auf Engelsschwingen
17.Zu Bethlehem geboren
18.Wach, Nachtigall, wach auf
19.In dulci jubilo
20.Kinderlein zart, von guter Art
21.Vom Himmel hoch, o Englein kommt
22.O Jesulein zart
23.Schlaf, mein Kindelein
24.Joseph, lieber Joseph mein
25.Auf dem Berge, da geht der Wind
26.Lasst uns das Kindlein wiegen
27.O du frohliche  
CD 

1984
  THOMANERCHOR LEIPZIG Weihnachtslieder/Christmas Songs (Capriccio/10876) Aufgenommen:Leipzig,Paul-Gerhardt-Kirche,1984/Dirigent:Hans-Joachim Rotzsch

1.Tochter Ziom,freue dich.....2:13
2.Auf,Thochter Zion,schmucke dich.....2:37
3.Gegrusset seist,Maria(Mariae Vekundigung).....1:34
4.Maria durch ein Dornenwald ging.....2:07
5.Wachet auf,ruft uns die Stimme.....4:38
6.Vom Himmel hoch, da komm ich her.....1:44      7.Hort, der Engel helle Lieder.....2:26       
8.Heut Kam ein Engel.....1:34       
9.Inmitten der Nacht.....2:20       
10.O frudenrsicher Tag(Die Hinten an Krippe).....1:46   
11.Auf auf,es ist schon Tag.....1:10       
12.Vom Himmel hoch.....1:35       
13.Auf,auf,ihr Hinten.....1:34       
14.Den die Hirten lobeten schre(Quem pastore).....3:07 
15.Kommt all herein, ihr Engelein.....2:20       
16.Ich steh an deiner Krippen hier.....2:14       
17.In dulci jubilo.....1:51       
18.Stille Nacht.....5:28       
19.Heil'ge Nacht,auf Engelsschwingen.....2:52      
20.Zu Bethlehem geboren.....1:44       
21.Wach, Nachtigall,wach auf.....1:59       
22.In dulci jubilo.....2:30       
23.Kinderlein zart,von guter Art.....2:04       
24.Vom Himmel hoch, o Englein kommt.....2:09     
25.O Jesulein zart.....2:19       
26.Schlaf, mein Kindel ein.....3:06       
27.Joseph,lieber Joseph mein.....1:39       
28.Auf dem Berge, da geht der Wind.....1:27       
29.Lasst uns das Kindlein.....1:59       
30.O du frohliche.....2:00

Hestuji氏がご紹介されている「ICH STEH AN DEINER KRIPPEN HIER THOMANERCHOR(ETERNA 3 29 002)」と同じ音源だと思う。ただしこちらはCapriccioから1999年に発売されたもので、右記CDより3曲多い(ちゃんと比較してないが、たぶんオルガン独奏が増えている)。こてこてのドイツ系キャロル集。 柔らかく温もりのある声は少し厚みがあって東欧の少年少女合唱団にも似ているが、整ったハーモニーの美しさは秀逸。この中で14曲目のDen die Hirten lobeten schre(Quem pastore)(羊飼いのキャロル)がとても気に入っている。同じCapriccioから出ているクリスマス曲オムニバスCDにも収録されている演奏で、ソプラノ、ソプラノ、低音部が三つに順に導入を歌い、次に揃って合唱というワンセッションが二回繰り返されるが、出だしを歌うソプラノの清澄さ、衒いのない全体のシンプルな美しさがストレートに心に響いてくる。   (by Emu) 2004/02/08 up 
 LP

1981
1980
  BACH KANTATEN : THOMANERCHOR LEIPZIG (29 400 9 STEREO) Aufnahme: 8.-11.10.1980, 13., 27.1.und 14.2.1981, Paul-Gerhardt-Kirche Leipzig/Dirigent:Hans-Joachim Rotzsch


SEITE 1:
Nun komm, der Heiden Heiland Kantate zum 1. Advent BWV 61 (Text von Erdmann Neumeister)
1.Chor Ouvertuere:Nun komm, der Heiden Heiland .....3:14        
2.Rezitativ Tenor:Der Heiland ist gekommen.....1:43
3.Arie Tenor:Komm,Jesu, komm zu deiner Kirche .....4:10       
4.Rezitativ Bass: Siehe! Ich stehe vor der Tuer.....4:21        
5.Arie Sopran: Oeffne dich, mein ganzes Herze.....4:21        
6.Choral:Amen! Komm, du schoene Freudenkrone .....0:55
Schwingt freudig euch empor Kantate zum 1. Advent BWV 36
Erster Teil
1.Chor:Schwingt freudig euch empor.....4:00

SEITE 2:
2.Choral Duett Sopran und Alt:
Nun komm, der Heiden Heiland
.....4:25      3.Arie Tenor: Die Liebe zieht mit sanften Schritten .....5:40        
4.Choral:Zwingt die Saiten in Cythara .....1:25
Zweiter Teil
5.Arie Bass:Wilkommen, werter Schatz .....3:45   
6.Choral Tenor:Der du bist dem Vater gleich .....2:41
7.Arie Sopran: Auch mit gedaempften, schwachen Stimmen .....8:40        
8.Lob sei gott, dem Vater .....0:35

Arleen Auger Sopran/ Peter Schreier Tenor / Siegfried Lorenz Bassbariton 
    SEITE 3:
Unser Mund sei voll Lachens Kantate zum 1. Weihnachtstag BWV 110 (Text nach ibelworten und von G. Chr. Lehms)
1.Chor:Unser Mund sei voll Lachens.....6:35     
2.Arie Tenor: Ihr Gedanken und ihr Sinnen .....3:43 
3.Rezitztiv Bass: Dir, Herr! ist niemand gleich.....4:08
4.Arie Alt: Ach Herr!was ist ein Menschenkind.....4:08         
5.Duett Sopran und Tenor: Ehre sei Gott in der Hoehe ....3:40        
6.Arie Bass: Wacht auf .....4:20        
7.Choral: Alleluja! Gelobt sei Gott!.....0:46

SEITE 4:
Dazu ist erschienen der Sohn Gottes Kantate zum
2. Weihnachtstag BWV 40 (Texttttdichter unbekannt)
1.Chor:Dazu ist erschienen der Sohn Gottes .....4:10
2.Rezitativ Tenor: Das wort ward Fleisch.....1:28   
3.Choral:Die Suend macht Lied?....0:53        
4.Arie Bass:Hoellische Schlange,wird dir nicht bange?.....2:19        
5.Rezitativ Alt:Die Schlange, so im Paradies.....1:08   
6.Choral:Schuettle deinen Kopf und sprich.....1:04    
7.Arie Tenor:Christenkinder, freuet euch.....4:08     
8.Choral:Jesu,nimm dish deiner Glieder.....1:15
Nun ist das Heil und die Kraft Kantate BWV 50 Chor:Nun ist das Heil und die Kraft.....4:00

Arleen Auger Sopran/Ortrun Wenked Alt / Peter Schreier Tenor / Siegfried Lorenz Bassbariton

  なんだかいきなり聴きやすい「普通」?の演奏になってしまった。とても耳心地の良い演奏。適度に洗練されて適度に軽く明るい感じがする。といって、俗的ではないが、ガッチリしっかり大聖堂の中、という堅苦しさもない。少年声から疑似女声系趣が薄れたような気がする。合唱が変わった。 Dazu ist erschienen der Sohn Gottes は、ソプラノ+アルトの少年声で歌われるが、なんとも自然でス~ッと聴けてしまう。「馴れた」のかもしれないが、トーマナのバッハは、外部ソリストの女声も男声も含めて、「揺るぎない」演奏に聞こえる。ここでは女声も浮いてはいない。だが、何と言っても、「合唱」そのものの音の色彩が清冽で、受け入れやすい。 (by Hetsuji) 2003/01/26 up
LP

1984
|
1942 
  775 JAHRE THOMANERCHOR LEIPZIG(ETERNA/827 999)録音1942-1984/Thomanerchor Leipzig/Karl Straube(1-1~4)Gunther Ramin(1-5~8)/Kurt Thomas(2-1)/Erhard Mauersberger(2-2~4)/Hans-Joachim Rotzsch(2-5~)

Seite 1
1.Dir, dir, jehova, will ich singen Choralsatz BWV292(Bach)(録音1942)       
2.Alles, was Odem hat, loben den herrn(schlussfuge aus der Motette BWV225)(Bach)(録音1942)       
3.Die Macht der Phyllis(Schein)(録音年不明)       
4.In stiller Nacht(Brahms)(録音年不明)       
5.Geschwinde, geschwinde, ihr wirbelnden Winde BWV201(Bach)(録音1953)       
6.Alta trinita beata(Bach)(録音1949)       
7.Wir eilen mit schwachen, doch emsigen Schritten BWV78(Bach)(録音1950)       
8.Preise, Jerusalem, den Herrn((Bach)(録音1953)

Seite 2
1.Was mein Gott will, das g'scheh'allzeit BWV111(Bach)(録音1960)       
2.Ein feste Burg ist unser Gott Das Wort sie sollen lassen stahn BWV80(Bach)(録音1966)       
3.Das Wort sie sollen lassen stahn(Bach)(録音1966)   
4.Vom Himmel hoch, da komm ich her(録音1967)    
5.Schwingt freudig euch empor BWV36(Bach)(録音1981) 
6.Es ist ein Ros entsprungen(Choral aus der Weihnachtsgeschichte op.10)(Distler)(録音1979)     
7.Die liebe Maienzeit(Volksweise)(録音1984)       
8.Das Lamm, das erwurget ist/Lob und Ehre(Bach)(録音1983)

BWV78でソリスト数名、Thomas Neuman(knabensolo、2-4)

聖トーマス教会合唱団設立775周年を記念して1987年に発売されたアルバム(775という数字に西洋4分の1文化を感じる)。主にバッハのカンタータからの抜粋で、歴代カントルによる演奏を聴けるわけだが、価値は何といってもラミンさんの前の指揮者Straube(シュトロイベ?)さんの演奏が入っていることにある。演奏年が1942年って、戦中ですよ?ナチスドイツ下ですよ?と世界史マニアの血が騒ぐ(大げさ)。あの時代の青少年は違う方向に活動が傾いているものと思っていたけれど、そしてもしかしたらその通りだったのかもしれないけれど、どのような形であれ途絶えずに活動していたその痕跡をこうして手にするのは感慨深い。音としては古さ漂うモノラル録音だが、異質さを感じるほどではない。ただ、やはり音にやや厚みが出て女声に近い響きがある。まあそこは、随所に少年声の硬さが漂って少年合唱と識別できるわけだけれども。そしてStraubeさんの演奏は雄々しい。次のラミンさんも、時代と併せて考えるとすごいなあと思う。戦後ドイツの荒廃(しかも、もうすぐ東独化)の中でこれだけの確固たる録音を残しているのだから。曲もたまたま好みのものが選ばれていて嬉しい。A面5曲目カンタータ201番「急げ、渦巻く風ども (フェーブスとパン)」からの派手派手コラールは、ゲヴァントハウス管付き。もう、仰け反るほど派手派手(大好き)。そしてA面7曲目のカンタータBWV78からの有名な2重唱(「われらは急ぐ、弱けれど弛みなき足どりもて」)。ここでは何人かのB-Sソリストくんたちによる小さなグループでの合唱のようだ。品のいい軽やかな歌声が絶品。B面はクルト・トーマスさん時代からでステレオ録音になって音質がとたんに明瞭になり、ああ、時代が近づいてきたなあと感じる。音質に違いはあれ、それぞれの指揮者さんの特徴と、時代の移り変わりを感じられる一枚。ちょっとタイムスリップ気味。  (by Emu) 2005/03/04(Friday)up 
 CD

1980
  きよしこの夜~ライプツィヒ聖トマス教会のクリスマス(PCD8011) 1980年1月録音

1.ライプツィヒ聖トマス教会の鐘の音   
2.戸を広く開けて   
3.山の上をマリアが行く   
4.王の中の王Volker Arndt(B-S)   
5.マリアの夢 作品138/4   
6.コラール前奏曲「戸を高く開けて」 op.135a/1   
7.つらい苦しみから 作品7a   
8.おお,救い主よ,天の戸を開けて下さい   
9.茨の森のマリア   
10.喜ばしい知らせVolker Arndt(B-S)   
11.バラの花がほころんだ   
12.すべてにまさる喜び   
13.甘い喜びのうちに    
14.喜べ,キリストのともがらよ   
15.わがいとしのヨセフ   
16.パルティータ「歌え,元気にきげんよく」   
17.静かに,静かに   
18.喜べ,地上も星空も   
19.来たれ,羊飼いたち   
20.みなで神をほめ称えようVolker Arndt(B-S)   
21.コラール前奏曲「高き天より」 作品135a/24    
22.きよしこの夜   
23.ライプツィヒ聖トマス教会の鐘の音

フォルカー・アルント(ボーイ・ソプラノ)Volker Arndt (boy soprano). 

心地よい音というのは,支える低音部あってこそのソプラノだと実感する。一つ一つのパートは平凡でも(そのさりげない訓練されきった上での平凡が素晴らしい),パートが合わさった時の「音」が,これぞ合唱!になる。最初,聴いた時は,地味で面白みに欠けると思ってトーマナに走ることなくここまで来てしまったが,さまざまな少年合唱団を聴いた後に,20年近くたって改めて聴き直して,しっくりくるものを感じた。俗的な要素をはぎ取った音,とでもいうべきか,その音は,美しい。(by Hetsuji)1999up 
CD 

1974
  バッハ:カンタータBWV29/BWV119(TKCC-15182) 録音1974年 ライプチィヒ贖罪教会
指揮者 (テノール) :ハンス=ヨアヒム・ロッチェ 作曲:ヨハン・セバスチャン・バッハ 演奏: ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、〔合唱〕ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団

〔ソプラノ〕レギーナ・ヴェルナー〔アルト〕ハイジ・リース〔バス〕ヘルマン・クリスチィアン・ポルスター

1.カンタータ「神よ,われら汝に感謝す」BWV29
第1曲シンフォニア、       
第2曲合唱、       
第3曲アリア(テノール)、       
第4曲レチタティーヴォ(バス)、       
第5曲アリア(ソプラノ)、       
第6曲レチタティーヴォ、       
第7曲アリア(アルト)       
第8曲コラール 

2.カンタータ「エルサレムよ,主を讃えよ」BWV119

第1曲合唱、       
第2曲レチタティーヴォ(テノール)、       
第3曲アリア(テノール)、       
第4曲レチタティーヴォ(バス)、       
第5曲アリア(アルト)、       
第6曲レチタティーヴォ(ソプラノ)       
第7曲合唱、       
第8曲レチタティーヴォ(アルト)、       
第9曲コラール 

今回も団員のソロはありませんが、合唱曲、コラールで出番(?)があり多少許せるかなぁ~と言うところです。前回の合唱があまりにもひどく他の一緒に購入したCDも開いてなかったと言いましたが、今回(やっと)聞いてみるとおや?なかなかと思うところもあり、全体的にはこれはこれで良いのかもという感じ。まずぅ~29番の一曲目シンフォニアtada好みのオルガン協奏曲っちゅう感じで始まりますが、なんとオルガンの演奏者が記載されてない。ムムムっ!sounds'Library には大して関係ない話だがワシには大いに関係あるぞよぉ~(怒)合唱は気高く清潔な感じ、ちょいと能面的な印象を受けますが、表現力と言うより精神的なものに重点を置いている感じですなぁ。3曲目のテノール兼指揮者の方の歌いっぷりは聖職者のような精神的な高潔さを感じますねぇ~。BWV119の1曲目の合唱は前段の長~い演奏を経て寝そう(またまた、これこれぇ)になる頃ようやく出番ちゅう感じで始まりますが、まぁシンプルさは変わらないけど、29番よりは華があるかなぁ~と言うところでしょうか。この曲指揮者兼テノールのロッチェ氏の歌声も表現力も力強さが増してますなぁ。この方指揮者になる以前はトーマスのボイストレーナーをやっていたと言うことでやんすが、曇りのないすっきりさわやか系のお声という感じで声も適度(耳に刺さらない)に響いていいですねぇ。中盤の合唱は宮廷音楽風の優雅な器楽演奏から始まりますが、合唱の方はもっと頑張って歌っても良いんじゃな?ちゅうくらい控えめな歌い方、何か器楽演奏の一部ちゅう感じ。う~んなんと言うか~っ、はっきりとした合唱団のカラーと言うか個性と言うかがあまり感じられなくて、大して取り立てて”すんげぇ~上手い!”とか、”めちゃんこ魅力的!”って感じじゃなくて、早い話“可も無く不可も無く”てぇとこなんですが、なんだかなぁ~それが逆に魅力?っていうわけわかんない感想をいっちゃいますがぁ、基本に忠実もしくは伝統に忠実ってことなのかなぁ??全体的に控えめな印象で、あまり個性を出さないのが個性みたいな感じィワシ受けました。 (by tada) 2004/07/18 up 
CD

1970 
BACH:MATTHAUS PASSION (DENON/COCO-7587~74 3枚組み) 1970年1月ドレスデン・ルカ教会にて録音
バッハ:マタイ伝受難曲 BWV244

福音史家:ペーター・シュライアー(テノール)
イエス:テオ・アダム(バス)
ペテロ:ジークフリート・フォーゲル(バス)
ユダ:ヨハネス・キュンツェル(バス)
ポンテオ・ピラト:ヘルマン・クリスティアン・ポルスター(バス)
大祭司:ハンス・マルティーン(バス)
合唱:ライプツィヒ聖トーマス教会付属トーマス学校合唱隊、ドレスデン・クロイツ教会付属クロイツ学校合唱隊
合唱指導および指揮:エールハルト・マウエルスベルガー、ルードルフ・マウエルスベルガー
合奏:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
総指揮:ルードルフ・マウエルスベルガー

クロイツとトーマスの合作による、悲壮感溢れる、魂をえぐるような鬼気迫るマタイ。各パートが競い合うように林立して演奏しているが、全体は重厚なハーモニーとなって聞き手に押し寄せ、呑み込まれてしまいそうだ。管弦の鄙びた響きも良い。ソプラノは、ソリストは女声だが、合唱は全て少年合唱による。高音部が時々キンキンするが、レコードだったらそれが緩和されてもっと素晴らしかったに違いない。(by Emu) 2002/04/07 up  
CD 

1967
  IN DULCI JUBILO ・ DER THOMANERCHOR SINGT ZUR WEIHNACHT (BERLIN Classics 0010672BC) (P)1967/指揮:Erhard Mauersberger

1.In dulci jubilo.....1:12(オルガン)       2.Hosianna dem Sohne Davids.....1:00       
3.Der Morgenstern ist aufgedrungen.....1:45       
4.Ich weiss ein lieblich Engelspiel.....2:44       
5.Und unser lieben Frauen.....1:57       
6.Es ist ein Ros entsprungen.....3:13       
7.Nun komm, der Heiden Heiland.....1:27(オルガン)
8.Lasst uns das Kindlein wiegen.....2:20
9.Vom Himmel hoch, da komm ich her.....0:52(オルガン)
10.O Vom Himmel hoch, o Englein kommt.....2:20
11.Wie schon singt uns der Engel Schar.....2:28
12.Stille Nacht, heilige Nacht.....3:35       
13.O Jesulein suss, o Jesulein mild.....2:34       
14.Joseph, lieber Joseph mein.....2:12       
15.Lobt Gott, ihr Christen, allzugleich.....0:50(オルガン)
16.In dulci jubilo.....2:33       
17.Lieb'Nachtigall, wach auf.....1:55       
18.Allein Gott in der Hoh sei Ehr.....1:45(オルガン)   
19.Vom Himmel hoch, da komm ich her.....2:26     
20.Gelobet seist du, Jesu Christ.....1:20(オルガン)   
21.Neujahrslied.....3:15       
22.Des Jahres letzte Stunde.....3:03

(ソリスト)
Thomas Neumann, Matthias Nollau

 このアルバムは私の大好きなクリスマス集の1枚です。声の響き、選曲、アレンジとどれをとってもいいのです。さらにすごくお買い得なお値段もグー。
 エアハルト・マウエルスベルガー氏時代のソリストや合唱の声って、まぁるくしすぎない加減が絶妙でツボに入りました。森林浴をしているような心地良さと清々しさを感じます。選曲はドイツでよく歌われるクリスマス曲ばかりで、エアハルト氏の曲もあります。氏の曲である5、17曲目はどちらもソリストを起用しています。この他にも途中にソロが入るようなアレンジが、このアルバムには多くあります。ここでソロが入ってほしいなぁっていうところは必ず入ってきますし、あれ?ここで入るんだ~っていうのもあったりして最後まで楽しめます。トマーナのコンサートでも必ず入るオルガン演奏もしっかり含まれていて、よいアクセントになっています。
 私のおすすめとしては(といってもほんとどこをとってもいいところばかりなのですが)、まずは「Es ist ein Ros entsprungen」。厚みのあるでも透明感を感じさせる合唱に酔いしれていると2曲目はソリスト達が登場します。もしかしたらソログループではなく、小人数グループかもしれませんが、ソプラノは声のよく通る一人の子の声に聞こえます。この曲でソロの入るアレンジはほとんど聞いたことがなかったのでとても新鮮でした。「O Jesulein suss,・・」を3番までアルトソロで歌うのも魅力的。芯はあるけれど、とんがりすぎない発声がいいんですよねー。それから「Joseph, lieber Joseph mein」は、大抵のアレンジではソロが最初にポーンと入ってくるのですが、ここでは合唱から入り途中からその後をソログループがエコーするという洒落たアレンジになっています。「In dulci jubilo」でも「Es ist ein Ros・・」同様に2曲目をソリスト達が歌います。イギリスの合唱団では多くの場合この曲のアレンジが違っていてソロが入ることも多いのですが、ドイツの合唱団ではソロを起用したものをほとんど聞いたことがありませんでした。こんな風にひとつひとつのアレンジに工夫が凝らされていて、次は次は?と思っているうちに聴き終わってしまう・・そんな1枚です。そうそう、ほぼ全曲アカペラで歌われているのも魅力ですね。
 ところでこのエアハルト・マウエルスベルガー氏はドレスデンのルドルフ氏の弟さんらしいです。    (by Wing) 2003/12/14 up 
 LP

1967
  JOHANN SEBASTIAN BACH:KANTATEN BWV 18 UND 62 (ARCHIV PRODUKTION 198 441)Recording: Leipzig, Hans Auensee, 28.-30.(31.)November 1967 Dirigent:Erhard Mauersberger

Side A:Gleichwie der Regen und Schnee vom Himmel faellt (BWV 18)
1.Sinfonia          
2.Recitativo(Basso) Gleichwie der Regen und Schnee vom Himmel faellt          
3.Recitativo (Soprano, Tenore, Basso, Coro) Mein Gott, hier wird mein Herze sein         
4.Aria(Soprano) Mein Seelenschatz ist Gottes Wort    
5.Choral(Coro) Ich bitt, o Herr, aus Herzens Grund

Side B:
Nun komm, der Heiden Heiland (BWV 62)

1.(Coro) Nun komm,der Heiden Heiland         
2.Aria(Tenore) Bewundert, o Menschen, dies grosse Geheimnis          
3.Recitativo(Basso) So geht aus Gottes Herrlichkeit und Thron          
4.Aria(Basso) Streite, siege, starker Held        
5.Recitativo(Soprano/Alto) Wir ehren diese Herrlichkeit 
6.Choral(Coro) Lob sei Gott, dem Vater, g'than

Adele Stolte,SopranGerda Schriever,AltPeter Schreier, TenoreTheo Adam, Bass

ここでは第18番《天より雨くだり雪おちて》BWV18 Gleich wie der Regen und Schnee vom Himmel falltと、第62番《いざ来ませ、異邦人の救い主》ⅡBWV62  Nun komm, der Heiden Heilandが取り上げられている。この二つが何故とりあげられたのかは外国語文盲故に不明。異教徒Hetsujiには計り知れない意味があるのかもしれぬ。バッハのカンタータシリーズの対訳を引っ張り出して聴いた。あの有名なシリーズと比較するとこちらの作品の方が溌剌として威勢がよいような気もする。けれど少年合唱ファンのバイブル(?)でもあるあのシリーズが世に出てしまったからなあ・・・。それから、もう一つ、気が付いたことがある。トーマス教会の合唱は、全体に張りがあって、67年の録音であるが、時代による古さを全く感じさせない。どうしてもソプラノやテノール等大人のソリストが目立ってしまって、どちらかといえば合唱の印象が薄いのだが、私の耳には、少年声の音質が理想的な色彩と温度をもって聞こえた。この録音では、男声部は研鑽の余地有りと感じたが、こと少年声部に関しては魅力を感じた。この時代のドイツの3高峰、レーゲンスのどこか希薄なこの世のものとは思えない木漏れ日のようなやさしさやわらかさ、クロイツの堅固な内にもろさ、もろさの内に強さを秘めた風雅に鄙びた合唱を味わうにはレコードに限る。が、このトーマナの合唱は王道中の王道、いわば枝葉をそぎ落とした幹だけの趣があり、時代に左右されない「合唱」の基本姿勢のようなものを感じる。(by Hetsuji) 2002/02/03 up
LP    BACH:KANTATEN BWV 11/BWV 140(Duette) (ETERNA STEREO 8 25 282)Dirigent: Kurt Thomas

Seite 1:
Lobet Gott in seinen Reichen BWV 11 "Oratorium auf Himmelfahrt" Kantate am Feste der Himmelfahrt Christi (Festo Ascensionis Christi)
1.Chor:Lobet Gott in seinen Reichen          2.Recitativo Evangelium(tenor): Der Herr Jesus hub seine Haende auf           
3.Retitativo(Bass): Auf, Jesus, ist dein Abschied schon so nah?          
4.Aria(Alt): Ach,bleibe doch, mein liebstes Leben     
5.Recitativo Evangelium(tenor): Und ward aufgehoben zusehends          
6.Choral(Chor): Nun lieget alles unter dir         
7.Recitativo Evangelium(Tenor, Bass): Und da sie ihm nachsaben          
8.Recitativo (Alt): Ach ja! so komme bald zuruck    
9.Recitativo Evangelium(tenor): Sie aber beteten ihn an

Seite 2:
10.Aria(Sopran): Jesu, deine Gnadenblicke        11.Choral(Chor): Wann soll es doch geschehen

Elizabeth Gruemmer, sopran/Marga Hoeffgen, Alt/Hans-Joachim Rotzsch, Tenor/Theo Adam, Bass

Aus "Wachet auf, ruft uns die Stimme" BWV 140 Kantate am siebenundzwanzigsten Sonntag nach Trinitatis(Dominica 27 post Triniratis)
3.Aria(Duetto Sopran,Bass):Wann kommst du, mein Heil?  Elizabeth Gruemmer, sopran/Theo Adam, Bass         6.Aria(Duetto Sopran,Bass):Mein Freund ist mein!  Elizabeth Gruemmer, sopran/Theo Adam, Bass

  今回は、11番「神をそのもろもろの国にて頌めよ」。イエス様(愛称キリchan)の肉体はあちらの世界に戻ったけれどキリちゃんが迎えに来るまで神さまを頌えようね、って曲。聖歌隊が歌うのは「頌えなさい」という合唱と「高い所にいるキリちゃんの下に万物があって、み使い(天使だろうなあ)たちが臣従している」「キリちゃんが復活するのが待ち遠しいなあ」というコラール。
  そしてフィリップ・ニコライの超有名なコラールをもとに作られたコラール・カンタータ140番「目覚めよと呼ぶ声あり」からアリア2曲。花婿と花嫁の話の裏で、実はキリストと信仰厚いキリスト者とのことが歌われている。
  録音年月日は、記載がないが、ライナーノーツには1971の文字。そして以前の持ち主らしい文字で Sept.72。71年以前に録音され(クルト・トマス指揮だし)プレスが71年以後か?
  最近、トマス・トーマナの印象が変わった。合唱が情感に訴える、というよりは理性的。とても聴きやすいことに気が付いた。声が自然で伸びやかなのも良いし。
  ただ特に140番を収録していながら、外部の女声ソリストなのがトーマナらしい。ソプラノソリストを、BSでまかなうのは難しいんだろう。でも、どうなんだろう? 合唱団と違って、聖歌隊は究極の合唱美を目指す、のとは方向が違うとは思うんだけれど、もちろん、「奉仕」ということを考えたときでも、隊員だけで声部をまかなう方が「奉仕」になるんじゃないのかなあ。140番のソプラノとバスの二重唱のアリアは、魂とキリストとの会話なので、魂にはほど遠い肉感的な女声で歌われてもなあ。カンタータ大全集ではキリちゃんがテノールになっている。でも、大抵キリちゃんの役はバスじゃなかったっけ?どちらが正しいのだ?どっちも間違いじゃないのかな?(by Hetsuji) 2003/01/19 up 
CD 

1963
  J.S.BACH. Motetten BWV 225-230 THOMANERCHOR LEIPZIG. KURT THOMAS (BERLIN Classics 0091032BC) (P)1963 KURT THOMAS(たぶんDATUM: 21.1.1959/19.u.20.5.1958)

1.Singet dem Herrn ein neues Lied BWV 225 ..........15:40
2.Der Geist hift unsrer Schwachheit auf BWV 226 ..........8:43          
3.Jesu,meine Freude BWV 227 ..........22:46       
4.Fuerchte dich nicht BWV 228 ..........9:31        
5.Komm, Jesu, komm BWV 229 ..........9:36       
6.Lobet den Herrn, alle Heiden BWV 230 ..........7:26

プレスの年代から見て、下のDES MUSIKHISTORISCHEN STUDIOS DER DEUTSCHEN GRAMMOPHON GESELLSCHAFT IX. FORSCHUNGSBEREICHの復刻版かもしれない。当時の音をCDで聴くと、音がどうしても貧しい感じがする。レコードでは聴けてもCDでは聞き難い音になる、ということだ。当時の録音技術の問題だろうとは思う。歌う方の意識も、40年後の再生に関してはノータッチだったかもしれない。今、聴くと、CDで再生された音は、非常に散漫としたバッハに聞こえる。アルトに地声が残っていることも気になる。当時のスピードに関する時代感覚からしたら、こんな感じだったのかもしれないが、合唱に切れがないようにも聞こえる。アルト以外のパートにも地声が聞き取れる箇所があるので、粗野な感じは否めない。が、その分、凛々しい合唱と言うべきか。ただどんな場合であっても、クリアな精神状態は感じ取れる。そこがよい。単旋律を全パートで歌うところなどは、流石バッハの合唱団、迫力がある。切実で誠実でもある。(by Hetsuji) 2002/01/06 up 
LP

1959
1958 
  Thomaner Chor Leipzig /JOHANN SEBASTIAN BACH (ETERNA E-8-31)
Thomanerchor und Gewondhausorchester Leipzig / Dirigent: Kurt Thomas(たぶんDATUM: 21.1.1959/19.u.20.5.1958)

1.Singet dem Herrn ein neues Lied BWV 225..... (Motette fuer achtstimmigen Chor)
「主に新しき歌を」
2.Komm, Jesu, komm BWV 229..... (Motette fuer achtstimmigen Chor)
「来れ、イエス、来れ」
3.Lobet den Herrn, alle Heiden BWV 230.....(Motette fuer vierstimmigen Chor)
「もろもろの国よ、主をほめたたえよ」

このレコードの音源は上のCD(BERLIN Classics 0091032BC)・下のレコード(ARCHIV PRODUKTIN LAM-47 日本グラモフォン株式会社 \1800)と音源が同じ可能性がある。3枚とも、BWV 225だけは共通して収録しているところを見ると、モーツァルトが聴いて感激したというこの曲は、たぶん、何処かが特別なんだろう。ただ、意味もわからず聴く分には、Komm, komm, komm・・・と歌い出す「Komm, Jesu, komm BWV 229」の方が相当に切実で印象的。(死者にとって、というよりは生きて聴いている者にとって・・・だと思うけれど) バッハの神髄を基調にしていると推測されるこの合唱団のこのときのバッハは「堅固」。がっしりした骨組みが感じられる。逆に言えば、家として住まうための、板を張ったり壁を塗ったりの、装飾以前の最低限の作業がこれから、という、楽しみを未来に残した途上の合唱にも思える。(by Hetsuji) 2002/08/18 up
 LP

1959
1958
  Thomaner Chor Leipzig /JOHANN SEBASTIAN BACH (8 20 078 ETERNA E-8-31)
Thomanerchor und Gewondhausorchester Leipzig / Dirigent: Kurt Thomas (たぶんDATUM: 21.1.1959/19.u.20.5.1958)

Side 1
1.Jesu,meine Freude BWV 227 ..... (Motette fuer fuenfstimmigen Chor)
「イエスよ、わが喜び」
Side 2:
1.Der Geist hift unsrer Schwachheit auf BWV 226..... (Motette fuer achtstimmigen Chor)
「御霊はわれらが弱きを助け給う」
2.Fuerchte dich nicht BWV 228.....(Motette fuer achtstimmigen Chor)
「おそるるなかれ」

  同じ写真をアルバムカバーに使い、結局バッハのモテット225から300番までを2枚のレコードに納めた盤。だった。 (BERLIN Classics 0091032BC)のオリジナルレコード盤?で、当時、2枚に収録しきるために曲の順番を変える等の工夫が必要だったことを思うと、後年、CD1枚に同じ情報量を入れることが出来る技術は素晴らしい。このアルバムカバーの見分け方であるが、右側最後列の団員の目の横にさりげなくレコード番号が小さく入っているだけである。制作者の遊び心もGood!!!ではあるが、注意力のないHetsujiは、同じレコードが2枚あると勘違いして聞き落とすところであった。
  さて、レーゲンス、クロイツ、トーマナと聴いてきて、トーマナの魅力はなんなのだろう? わずかにラミン様とトーマス様を聴いただけであるが、曲の構築力というか設計力というか、基本的な部分で、合唱が破綻しないという安心感を常に与えてくれているのだ。録音技術の所為で、全ての音に伸びやかさが無いのは惜しまれるが、聖堂で聴くことが出来たらいかばかりか・・・と想像が膨らむ合唱と言える。それにしてもお葬式にこのようなモテットを演奏するとは、経費等考えると莫大だなあと、相変わらず○ビの発想をしてしまった。厳粛な場で、このような音楽に接することが出来るとしたらどんなだろう? 言葉を聴いているだけで、気持ちが挫けそうになるのを助けてくれたり、イエスに来て下さいと呼びかけたり、天国の片鱗を感じたり、(死者にとってはどんな効用があるのかはわからないが、)生きている者にとっては、立ち止まって人生を考えるきっかけにはなるんだろうな。(by Hetsuji) 2002/08/25 up

 
 LP

1959
1958
  DES MUSIKHISTORISCHEN STUDIOS DER DEUTSCHEN GRAMMOPHON GESELLSCHAFT IX. FORSCHUNGSBEREICH
Das Schaffen Johann Sebastian Bachs:SERIE B:MOTETTEN(ARCHIV PRODUKTIN 198 019 SAPM)Dirigent:Kurt Thomas DATUM: 21.1.1959/19.u.20.5.1958

SIDE A: DATUM: 21.1.1959/19.u.20.5.1958
1.Singet dem Herrn ein neues Lied Motette fuer zwei Choere zu vier Stimmen, BMV 225
2.Der Geist hilft unsrer Schwachheit auf Motette fuer zwei Choere zu vier Stimmen, BMV 226
SIDE B:DATUM: 21.u.22.5.1958
1.Jesu, meine Freude Motette fuer fuenfstimmigen Chor, BMW 227

  バッハ=苦手、クルト・トーマス=数学的で苦手、で苦手の×2・・・と久しく思い込んでいて針を落とすのも億劫なあんばいだったが、又改めて聴き直してみて、理詰めで冷たいだけのバッハと何故か思い込んでいたのが、実は、不器用なほど不揃いで情感に溢れた演奏だったことに愕然とした。一糸乱れず感の全くない、バッハが好きでただ歌いたいからその気持ちのままに歌っている、そういう気持ちを指揮しているクルト・トマス様を見直してしまった。アンチ・スマートな合唱。ハートフルな合唱。世の中の評論家をあっと言わせるような合唱を目指しているのではないかもしれないけれど、「売り」を目指しているのではないかもしれないけれど、野放図なほど気持ちを歌声に乗せているように聞こえる彼らの合唱からは、バッハを愛し誇りに思い、そしてバッハとの縁によるプライドが聞こえてきた。作為のない情熱的なバッハがここにある。情熱、といっても、精神的に澄んでいるので、汚れた感じは一切しない。自然に歌っている感じが、バッハ入門者向き、なのかもしれない。バッハが苦手な人も、トーマス教会の合唱なら、ゆっくり聴けるかもしれない。
 BMV 225、BMV 226以上に、BMW 227が合唱における少年声の分量が多いように聞こえるためか、「情感」よりもむしろ誠実感を漂わせ、「端正」な演奏に聞こえる。曲が好みだからか演奏の音の色彩の具合なのかはかりかねているが、BMW 227の演奏は特に好み。tadaさんの感想を聞いてみたいものだ。(by Hetsuji) 2002/11/10 up
 
 LP

1959
1958
  DES MUSIKHISTORISCHEN STUDIOS DER DEUTSCHEN GRAMMOPHON GESELLSCHAFT IX. FORSCHUNGSBEREICH
Das Schaffen Johann Sebastian Bachs:SERIE B:MOTETTEN(ARCHIV PRODUKTIN LAM-47 日本グラモフォン株式会社 \1800)Dirigent:Kurt Thomas DATUM: 21.1.1959/19.u.20.5.1958

SIDE A: DATUM: 21.1.1959/19.u.20.5.1958
1.Singet dem Herrn ein neues Lied Motette fuer zwei Choere zu vier Stimmen, BMV 225 モテット「歌えや新しき歌を、主のみ前に」
2.Der Geist hilft unsrer Schwachheit auf Motette fuer zwei Choere zu vier Stimmen, BMV 226 モテット「神はわが弱きを励ましたもう」
SIDE B:DATUM: 21.u.22.5.1958
1.Jesu, meine Freude Motette fuer fuenfstimmigen Chor, BMW 227 モテット「イエスはわが喜び」

バッハの時代、ライプチヒ市当局が十分な経費を支出せず市民も感心を持たなくなったために聖トマス教会聖歌隊員は30人に減少し、バッハは聖歌隊の歌唱能力の低下に不満だったが、それでもなおこの聖歌隊は、日曜毎に歌うカンタータを約4時間程度の練習で歌うことが出来る技能を持っていたそうである。
だが、1959年録音のこのレコードに針を落として、聞こえてきたのは混声合唱で、トマス教会聖歌隊は少年声ではなくて女声を擁していたのかと錯覚してしまった。それほどSinget dem Herrn ein neues Liedのソプラノは女声的というよりも女声そのものに聞こえた。それだけ安定した合唱だったのかもしれない。しかしJesu, meine Freudeではソプラノが少年の声に聞こえるから私の感性はあてにはならない。ここで取り上げられているモテットは3曲とも大曲で全体のイメージをつかみにくい。ベスト1曲でkomotoさんがレーゲンス演奏のDer Geist hilft unsrer Schwachheit aufを取り上げていたので複数回聴いていて全体の印象は大まかに残っていたが、別な曲に聞こえるほど聖トマス教会聖歌隊の演奏ははかなげな感じがした。或る意味コンサート的な要素の薄い、信徒さんのみを対象にしたような、装飾をそぎ落とした演奏にも思えた。(by Hetsuji) 2001/10/07 up
 
LP    DES MUSIKHISTORISCHEN STUDIOS DER DEUTSCHEN GRAMMOPHON GESELLSCHAFT IX. FORSCHUNGSBEREICH
Das Schaffen Johann Sebastian Bachs
SERIES B: MOTETTEN(ARCHIV PRODUKTION 日本グラモフォン株式会社 LA-12)

Dirigent: Kurt Thomas クルト・トーマス指揮
SIDE 1:
1.Furchte dich nicht, ich bin bei dir モテット「恐れてはならない」
SIDE 2:
1.Komm, Jesu, komm モテット「来たりませ、イエスきみよ」   
2.Lobet den Herrn, alle Heiden モテット「主よほめたたえよ、もろもろの異邦の民よ」 
 LP   J.S.BACH Gott ist mein Koenig (ORBIS HI-FI 77 551)
Der Thomanerchor Leipzig/Leitung:THOMASKANTOR KURT THOMAS

Gottnist mein Koenig Kantate bei der Ratswahl zu Muehlhausen am 4.2.1708, BWV 71

AGNUS GIEBEL, Sopran/MARGA HOEFFGEN, Alt/HANS-JOACHIM ROTZSCH, Tenor/THEO ADAM, Bass/DER THOMANERCHOR

Ich will den Kreuzstab gerne tragen Kantate am 19. Sonntag nach Trinitatis (Leipzig 1731 oder 1732), BWV 56

HERMANN PREY, Bass/DER THOMANERCHOR

  解説集を見ても探せなかったので、思わず、tadaさんのバッハのページを読みながら聴いてしまった。実は、バッハもクルト・トーマスさんも苦手。なのだが、この録音は、聴きやすい。少年声の切れが良く、かつ音の伸び膨らみ具合もまことに麗しい。女声に傾いているような気はするが、クリアさは少年声ならでは。大全集とは違って大人のソリストを採用しているのはトーマナならではだが、合唱そのものは敬虔で精神が洗われる。(どちらかというと、大全集は技巧で聴かせるもんね。)というか、今回の合唱を聴いていると、何かから解放され、何処かへス~ッと行きそうな気がする。大人のソロで現実に引き戻されるけれど。
  第56番の「喜びて十字架を担わん」はバスが主役。別名「十字架カンタータ」。バス歌手の重要なレパートリーなんだそうです。全人間の罪を負って、キリちゃんが(あ、ごめん。なれなれしすぎて)磔にされる十字架を運んでいるんですかね?ソリスト名を見ると71番もかなりの有名人。ですが、56番は更に「格が違う」感じ。私は偏見持ちだけれど、HERMANN PREYさんは大人のソリストに感じる嫌みな自信が聞こえません。それで聴いていて疲れない。オーケストラもうるさくないし、ソロも、程良い上質な情感に溢れています。逆に56番での合唱は、叙事に徹しているのに、事態そのものの悲劇が見えてくる感じです。クルト・トーマスさんを見直してしまった。(余計な世話じゃと言われそうだけれど) (by Hetsuji) 2003/01/12 up
 LP   WeihnachtsSingen des Thomanerchores (ETERNA Bestell-Nr.8 20 361) Dirigent: Guenter Ramin Historische Aufnahme

A-Seite:
1.Schwingt freudig euch empor JOHANN SEBASTIAN BACH          
2.Nun komm, der Heiden Heiden Heiland JOHANN SEBASTIAN BACH         
3.Es ist ein Ros'entsprungen Michael Praetorius     
4.In dulci jubilo Michael Praetorius und Leonhard Schroeter          
5.Wie schoen singt uns der Engel Schar Cornelius Freundt
6.In natali Domini Michael Praetorius          
7.O Freude ueber Freud! Johann Eccard

B-Seite:
1.O Jesulein zart JOHANN SEBASTIAN BACH      
2.Ubers Gebbirg Maria geht Johann Eccard        
3.Freu dich, Erd und Sternenzelt Karl Riedel       
4.Kommet, ihr Hirten Karl Riedel           
5.Lasst alle Gott uns loben Karl Riedel          
6.Stille Nacht, heilige Nacht Joseph Mohr        
7.Jesu, nun sei gepreiset JOHANN SEBASTIAN BACH

聖トーマス教会合唱団による厳かなクリスマス。バッハだけでは殺伐としてしまうので(ごめんね。私はバッハが苦手なのだ)アクセントに親しみやすい「3.Es ist ein Ros'entsprungen Michael Praetorius」や「6.Stille Nacht, heilige Nacht Joseph Mohr」を選曲してクリスマスの雰囲気を出している。家族が揃ったクリスマスのひととき、レコードをかけてこの聖歌隊の歌声を聴けば、たちまち居間が聖堂に変わってしまうかの如くの敬虔かつ清らかな空気に満たされる。しかも、このラミン氏の創る合唱には、厳しい威圧感がなく、瑞々しくもどこか温かく、ふっと心やさしい。最近の私は指揮者の「人柄」が音楽に現れているのかなあ・・・などと思いつつラミン氏を聴いている。(by Hetsuji) 2002/10/13 up
 
LP    Johann Sebastian Bach 1685-1750 (ETERNA Bestell-Nr.8 20 452) Dirigent:Guenther Ramin

Side A:
Sie werden aus Saba alle kommen (Epiphaniasfest) Kantate Nr.65
GERT LUTZE, Tenor/JOHANNES OETTEL, Bass/HANNES KAERSTNER, Orgel

Side B:
Preise, Jerusalem, den Herrn (Ratswahl)Kantate Nr.119
Marianna Blederbeck-Schuster, Alt/GERT LUTZE, Tenor/JOHANNES OETTEL, Bass/HANNES KAERSTNER, Orgel

  《人々シバよりみな来たりて》と≪エルサレムよ、主を頌めまつれ≫の2曲が収録されている。アルトが女声だが、ビブラートが甘く、いかにも女声・・的ではないので、(とりあえずは)宗教曲でも違和感がない。
  かつて実際に大バッハ自身が指導していた、常にバッハの名前が根底にある合唱団・・・歴代の指揮者は、順不同(に思える)に幾度と無くバッハを取り上げて演奏してきた。でも、本当は、系統的にバッハ作品の録音を残したかったのではないだろうか・・・とこのごろ思う。管弦楽、合唱、全てに決して作られたものではない勢いがある。そしてずっとラミン氏指揮の合唱で、合唱団の子どもたちの力一杯の合唱(まるで咽の奥まで見えてきそうな歌いぶりなのだ)を聴いていて、とってもとっても感傷的になってしまった。きっとトーマナは自前でカンタータ大全集を作りたいと思ったことがあるはずなんだ。そしてそれはレオンハルトやアーノンクールほど派手ではないかもしれないけれど、そこにはトーマナだからこそのバッハがあるはず・・・。それが出来ないなんて無念だろうな・・・と浸っていたら、突然、子どもの高い声が聞こえてきて耳が醒めた。客演の大人ではないので、名前が無いが、119番の「6.レチタティーヴォ(ソプラノ)」を団員に歌わせた模様である。実際に大全集を演奏するとすればソプラノを調達できないのが弱みかなとは思う。が、今までとは違う女声の客演なしで演奏してもらいたいのだ。
  なんてこれは私の勝手な思いこみで実際には全集みたいなものを見たことがあるし、そこでは女声が起用されていたが音楽的にその方がよいと思っているならそれはそれでそうなんだろうし、ラミン氏を聴いて感傷的になっているのは、単に失われた時間を愛おしんでいるだけだったりして。 (by Hetsuji) 2002/11/03 up 
 LP   BACH Kantaten (ORBIS HiFi 76750)
Der Thomanerchor Leipzig/Leitung:Guenther Ramin

Schwingt freudig euch empor....Kantate am ersten Advent BWV 36
「喜び勇みて羽ばたき昇れ」

ELISABETH MEINEL-ASBAHR, Sopran/ROLF APRECK, Tenor/JOHANNES OETTEL, Bass/HANNES KAERSTNER, Orgel

Was mein Gott will, das g'schrh' allzeit.....Kantate am dritten Sonntag nach Epiphanias BWV 111

AGNES GIEBEL, Sopran/ANNEGRET HAEUSSLER, Alt/GERT LUTZE, Tenor/JOHANNES OETTEL, Bass/HANNES KAERSTNER, Orgel

  この原稿はtadaさんあたりが書いてくれると良いのだけれど・・・と弱きの紹介なり。まず驚いたのは、トーマス様より古い時代のラミン様のこの録音の盤の方が音が出ているような気がすること。tadaさんの管轄のカンタータ大全集では、この盤と比較すると細部に気を配って繊細な仕上がりになっているとは思う。やはりこれはかなり前の盤なので、たぶん録音技術の所為で、音楽が雑に聞こえたりするから。大全集では、コラールをウィーン少のソプラノと大人のアルトのデュエットで演奏している。それはそれで、ソプラノのソリスト君が歌えているから良いのだけれど、今、ぽっと聴いたら、大全集のは大人のアルトが私の耳には馴染まなかった。その点、指定通り、少年たちだけの渾身の合唱で聴くコラールの真摯なこと。ここの合唱団の合唱は音楽以上に信仰だから。ただ、36は大全集でも持っていたのでついつい比較してしまうけれど、この盤の女声の腹筋が弱いのは聞き苦しい。その点、大全集が録音された時代の名前のないウィーン少のソリスト君たちは相当に立派。だから、欲を言えば、女声の起用を見合わせて欲しかった。同じメロディラインを歌っても、何故か今回の女声はそれが高い音であればあるほどヒステリックに聞こえる。トーマス教会自体は相変わらず立体的な設計が見えるような素の合唱で全体的には聴きやすい。「雑」と書いてしまったのを誤解されると困るので説明を加えると、逆に言えばそれだけ、全てのパート特にソプラノアルトくんたちが、(力一杯それこそ喜び勇んで?)、全力で歌っているのが伝わってくるのだ。そこが良い1枚だと思う。どうも私はカンタータと言えば=大全集、世代のリスナーで、あのような少年ソロを重視したようなものがどちらかといえば=バッハなのだが(だからそこあの大全集に魅力を感じているファンは多いんだろうが)、今回、テルデックとはまるで違う曲みたいに聞こえるこの盤を聴いて、もしかしてこっちが正統バッハ?とも思った。どうなんだろう? (by Hetsuji) 2002/09/01 up
 LP JOH.SEB.BACH, /LOBE DEN HERREN/GOTT DER HERR IST SONN UND SCHILD (CANTATE Dokumentation 640 226)

Gernot Schwickert, Knaben-Alt; Gert Lutze, Tenor; Hans Haupmann, Bass; Hanns Kaestner, Ekkehardt Tietze, Orgel; Karl Richter, Cembalo; Stadt-und Gewandhausorchester Leipzig; Thomanerchor Leipzig; LEITUNG:Guenther Ramin

Side 1:
Lobe den Herren, den maechtigen Koenig der Ehren....Kantate BWV 137/(第137番《主よ頌めまつれ》BWV137)
CHOR-ARIE(Alt)-DUETT(Sopran, Bass)-ARIE(Tenor)-CHORAL
Side 2:
Gott der Herr ist Sonn und Schild.....Kantate BWV 79/第79番《主なる神は日なり、盾なり》BWV79
CHOR-ARIE(Alt)-CHORAL-REZITATIV(Bass)-DUETT(Sopran, Bass)-CHORAL

  非常に端正な演奏。いわゆる技巧的に上手という次元とは別のところで精神が完成しているように聞こえる。137ではソプラノ・アルトのアリアやデュエットを、一人の少年合唱団員ではなくて複数で補って?いるが、私の耳にはそれはそれで曲として違和感無く聞こえる。素朴で真摯。それでいて曲そのものの持つ「艶」もちらり。聖堂内での録音なのか、咳入り。アルバム・カバーでみると手前がバッハのお墓。合唱団員がバッハに彼のカンタータを捧げている、の図。順番で言えば、先にラミン様他のバッハがあって、後でレオンハルト様アーノンクール様のカンタータが現れたんだろうけれど、実際には新しい方を聴いてしまっていたためにそちらが基準で、今頃聴いている古い時代のラミン様のバッハが逆に何とも言えず新鮮! 作為のない直球が清々しい。当然といえば当然の、伝統に培われた正統派バッハ。コラールには質実剛健かつ敬虔、そして団員たちには(カバー写真で見る限りにおいて)清純の文字が似合いそうな世界がある。
  79番のアルト・アリア(及びソプラノ・デュエット?)を歌うGernot Schwickert(Knaben-Alt)君は、合唱団員として典型的な優等生ソリスト。少年声の価値(偏ったHetsuji基準)でもある過度のビブラートのかからない声が、豊かに出て、安定感抜群。
  もしかして79番と137番は、曲そのものの旋律が美しいんじゃない? この辺りは是非にtadaさんにお尋ねしたい。(by Hetsuji) 2002/09/08 up
 LP    DES MUSIKHISTORISCHEN STUDIOS DER DEUTSCHEN GRAMMOPHON GESELLSCHAFT IX. FORSCHUNGSBEREICH
Das Schaffen Johann Sebastian Bachs:Lobet den Herrn, alle Heiden Motette fuer vierstimmigen Chor und Continuo, BWV 230(ARCHIV PRODUKTIN EPA-30 日本グラモフォン株式会社 \850)Dirigent:Guenther Ramin DATUM: 1955/11/29

もろもろの国よ、汝ら主をほめまつれ "Lobet den Herrn, alle Heiden" Motette BWV 230
SIDE A:
1.Lobet den Herrn, alle Heiden

SIDE B:
1.Lobet den Herrn, alle Heiden       
2.Denn seine Gnade       
3.Alleluja

盤について:
<M-Collection>キューキューという異音が激しく再生はしかねました。が、合唱はソフトで聞こえてきたソプラノたちはソフトで大人びた落ちついた声のようでした。(by Hetsuji) 2001/09/30 up
 LP   DES MUSIKHISTORISCHEN STUDIOS DER DEUTSCHEN GRAMMOPHON GESELLSCHAFT IX. FORSCHUNGSBEREICH
Das Schaffen Johann Sebastian Bachs:JESU, MEINE FROUDE Motette fuer fuenfstimmigen Chor, BWV 227/DER GEIST HILFT UNSRER SCHWACHHEIT AUF Motette fuer zwei Choere zu je vier Stimmen, BWV 226(ARCHIV PRODUKTIN 13008 AP)Dirigent:Guenther Ramin DATUM: 5.11.1951

side a:
1."Jesu, meine Freude" Motette, BWV 227(I.Teil)
side b:
1."Jesu, meine Freude" Motette, BWV 227(II.Teil)
2."Der Geist hilff unsrer Schwachheif auf" Motette, BWV 226

  私は、トーマナやクロイツに対してその名前が持つ堂々とした堅固な歌声というイメージの圧力を常に感じていたので、聴くことを敬遠し続けてきていた。実際に聴いてみると、前述のイメージをレコード時代からは必ずしも聞き取れなかったが、実は隠れ?ラミン氏ファンが多いらしい、と思うのは、たぶん、このレコードのような合唱が残されているからではないかと思うのだ。
  ラミン盤は、非常に情感溢れるバッハなのだ。当然訓練されてはいるのだが個性を均さず、上品な範囲で個の声を活かす地声的な声の作り方が、特に少年声で効いていて、清々しい。葬送モテット「イエスはわが喜び」、トマス学校長エルネスティの葬儀のために書かれたモテット「御霊はわれらが弱きを助け給う」、私の耳には無味乾燥な数学的なバッハが(この一言で私が如何にバッハを苦手としているか、わかってしまうだろ~な~)、ラミン氏の盤からは、合唱の向かう未来の豊穣さがかいま見える。それは聴く人の心を潤し、幸せにしてくれそうな期待を抱かせてしまう合唱なのだ。(by Hetsuji) 2002/10/27 up
 
 LP    WEIHNACHTSSINGEN DER THOMANER(PARNASS 77909)

Side 1:
1.Glockengelaut      
2.Es ist ein Ros entsprungen      
3.In dulci jubilo      
4.Wie schon singt uns der Engel Schar      
5.Pastorale F-dur      
6.In natali Domini      
7.O Freude uber Freud

Side 2:
1.O Jesulein zart      
2.Ubers Gebirg'Maria geht      
3.Pastorale F-dur      
4.Freu dich, Erd' und Sternenzelt      
5.Kommet,ihr Hirten      
6.Lasst alle Gott uns loben      
7.Stille Nacht, heilige Nacht      
8.Glockengelaut

石畳みの街を彷彿するような塔の鐘の音がすばらしい。これは日本ではまねが出来ない。日本は空気も湿っているので、空の色とか鐘の音の伝わり方とか、ヨーロッパとは違うから。(日本の除夜の鐘も好きですが)ここでの合唱がどうこういうのは難しい。精神的なクリアさは伝わっては来るが、音そのものはおおざっぱで、合唱団を特定できるほど鮮明な録音技術ではなかったので。ウィ-ン少年合唱団でいえば、1930年代に残っているような音にも雰囲気が似ている。(by Hetsuji) 2001/06/17 up
LP    WEIHNACHTSSINGEN DER THOMANER (Cantate/656 006)Thomanerchor Leipzig/Leitung:Gunther Ramin

Side 1:
1.Glockengelaut      
2.Es ist ein Ros entsprungen      
3.In dulci jubilo      
4.Wie schon singt uns der Engel Schar      
5.Pastorale F-dur      
6.In natali Domini      
7.O Freude uber Freud

Side 2
:
1.O Jesulein zart      
2.Ubers Gebirg'Maria geht      
3.Pastorale F-dur      
4.Freu dich, Erd' und Sternenzelt      
5.Kommet,ihr Hirten      
6.Lasst alle Gott uns loben      
7.Stille Nacht, heilige Nacht      
8.Glockengelaut


同題の(PARNASS 77909)盤に同じ。本レコードの方がオリジナルか?録音年等は明記されていないが、ラミン在任中なので1940~1956年の間だと思われる。(by Emu) 2002/05/05 up

クロイツとトーマナも似ているようで違う。(当然じゃ!) トーマナの合唱はなんというか自然訓練系。個々人の特徴を均している。合唱全体にドイツ的なおおらかさを残していてかつ、英国系のように声を均している、ように聞こえる。(by Hetsuji) 2003/01/05 up

 
 LP   Weihnachtssingen des Thomanerchores (ETERNA 7 20 151)Leitung:Gunther Ramin

1.Es ist ein Ros entsprungen      
2.In dulci jubilo      
3.Wie schon singt uns der Engel Schar      
4.In natali Domini      
5.O Freude uber Freud      
6.O Jesulein zart      
7.Ubers Gebirg'Maria geht      
8.Freu dich, Erd' und Sternenzelt      
9.Kommet,ihr Hirten      
10.Lasst alle Gott uns loben      
11.Stille Nacht, heilige Nacht

下の(Cantate/642 222)の別レーベル盤みたいだ。
トーマナはクロイツとはやはり違うなあ。(当たり前じゃ) ソプラノたちの声は幼いんだけれど、「鄙びた味わい」はない。非常に人間的で血と肉の通った合唱に聞こえる。地上的、というか・・・。洗練のされ方が芸術的、なのではなくて、神への捧げものとしての「男の子(名前を忘れた)」あるいは「子羊」。切り裂いた咽からトクトクと血が流れ出すような・・・生命あるものの温かさへ向かっているような音である。「10.Lasst alle Gott uns loben」で一瞬のソロがあるが、その声に「生け贄の子羊」の命の温かさを感じてしまった。(by Hetsuji) 2002/12/22 up

 
LP    Weihnachts=Singen des Thomanerchores zu Leipzig (Cantate/642 222)Thomanerchor Leipzig/Leitung:Gunther Ramin

1.Es ist ein Ros entsprungen      
2.In dulci jubilo      
3.Wie schon singt uns der Engel Schar      
4.In natali Domini      
5.O Freude uber Freud      
6.O Jesulein zart      
7.Ubers Gebirg'Maria geht      
8.Freu dich, Erd' und Sternenzelt      
9.Kommet,ihr Hirten      
10.Lasst alle Gott uns loben      
11.Stille Nacht, heilige Nacht

  盤のアルバムカバーに Dokumentaraufnahme 1955 aus der Thomaskirche の記載有り。1955年トーマス教会での録音ということ? カラーカバーなのでそのようには見えないが、(PARNASS 77909) (Cantate/642 222)よりは一回り小さい盤で、しかもレコード番号が若いので、2枚よりも早くに出た盤かもしれない。ラミン氏の音楽は、クロイツとは又違った素朴さではあるが鄙びた感じはしない。繊細で壊れそうな感じとも違う。レコードはCDとは違って、「生」の息遣いが聞こえてくるような気がするので、余計に思い込んでしまうのかもしれないけれど、ラミン氏の時代、私はトーマナの歌声から穏やかさや温かさが伝わってくるような気がするのだ。決して理論や数値で切り捨ててしまうことのないむしろ理由のつかない曖昧さを大切にしているかのようなおおらかさや大きさを聴いてしまう。ラミン氏ィ・・・トーマス教会や聖歌隊を丸ごと愛していたんでしょ? これは世俗相手のコンサートの音じゃないんですよね。(by Hetsuji) 2002/10/20 up 
CD 

1955
1954
1951
  J.S.バッハ:モテット集 BWV225~230(ARCHIV/UCCA-3007)録音:1951.11,1954.7,1955.11/ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団・ギュンター・ラミン指揮

1.主に向かいて新しき歌をうたえ BWV225.....17:37    
2. み霊はわれらの弱きを助けたもう BWV226.....9:42   
3. イエスよ、わが喜び BWV227.....22:41       
4. 恐るるなかれ、われ汝とともにあり BWV228.....9:44  
5. 来ませ、イエスよ来ませ BWV229.....9:31       
6.主を頌めまつれ、もろもろの異邦人よ BWV230.....8:56

最新技術でデジタルリマスターされたラミンさんのバッハ。LPの方が音が柔らかく味わい深いのかもしれないが、それはここでは別の話として、ノイズが全くない。素晴らしい。カラーでリメイクされた年代ものの白黒映画を見るような感動だ。演奏は超ゆったりモード。BWV225などは、演奏時間が例えばシュナイト/レーゲンスの同曲に比べて5分も長い。スピーディーな演奏に慣れた耳には少々もったりと聞こえなくもないが、規則正しく刻まれる重厚な合唱はやはり他の追随を許さないトマナーのもの。ゆっくりなのはラミンさんの特徴もあるが、あの時代は現代に比べ時間がもっとゆっくり流れていたのだろうか、などとも思う。(by Emu 2003/10/19 up) 
CD 

1954
  Johannes Brahms/Ein Deutsches Requiem(Archipel/ARPCD0289)1954/Thomanerchor Leipzig/Gunther Ramin

ラミン指揮トーマス教会によるブラームスのドイツ・レクイエム。初CD化と書いてあるが、同時期発売のヨハネは既存のものにもあったので、どういう意図か分からない。真偽はともかく、ドイツ・レクイエムは、今までレコードでも見たことがなかったので、貴重なことには変わりない。ただ、演奏の方は、ほかのラミンの演奏と同じく超スロースピードで(もしかして録音技術のせいなのか??)、鑑賞用としてはちょっと眠たくなる。コレクション向き。(by Emu) 2008/03/23 up 
 
 CD   STILLE NACHT...DIE SCHOENSTEN DEUTSCHEN WEIHNACHTSLIEDER(LASERLIGHT 15 275)

DRESDNER KREUZCHOR Martin Flaemig(1.9.10.16.23.24.25)
THOMANERCHOR LEIPZIG Hans-Joachim Rotzsch(2.4.7.12.13.14.18.19.21.22)
KINDERCHOR PUERI CANTORES Luigi Quaresima(3.5.6.8.11.15)
CHOR UND ORCHESTER KONRAD PLAICKNER(17.20)

1.Froehlich soll mein Herze springen          2.Auf, Tochter Zion, schmuecke dich          3.Freu dich,Erd' und Sternenzelt          4.Maria durch ein' Dornwald ging          
5.Es ist ein Ros entsprungen          
6.Ihr Kinderlein,Kommet          
7.O freudenreicher Tag          
8.Zu Bethlehem geboren          
9.Uebers Gebirg' Maria geht          
10.Enatus est Emanuel          
11.Es wird scho glei dumpa          
12.Inmitten der Nacht          
13.Gegruesset seist, Maria          
14.Stille Nacht,heilige Nacht          
15.Still. still, still          
16.Lasst uns lauschen          
17.Andachtsjodler          
18.Auf, auf, ihr Hirten, nit schlaft          
19.Schlaf,mein Kindelein          
20.In dulci jubilo          
21.Kindelein zart, von guter Art          
22.Ich steh' an deiner Krippen hier          
23.Freut euch, ihr lieben Christen          
24.Lasst alle Gott uns loben          
25.Alleluja! Freut euch, ihr Christen alle

Hans-Joachim Rotzsch時代のトーマナ。もはや、宗派だけではなく宗教を越えて、「音楽」を聴かせている。ただ、こういうタイプのCDは聞こうと思えば思うほど物足りない思いを抱かせるものなので、本当に聞きたい一つのCHOIRだけのCDを選んで聞いた方がよいかもしれない。(by Hetsuji) 2002/01/06 up 
 EP Aus unserem ETERNA-Reportoire:(ETERNA 5 20 031)

SIDE A
1.Es ist ein Ros' entsprungen (Solistenvereinig des Berliner Rundfunks/Leitung:Helmut Koch)          2.Gespraech der Hirten (Solistenvereinig des Berliner Rundfunks/Leitung:Helmut Koch)          3.Die Hirten an der Krippe (Solistenvereinig des Berliner Rundfunks/Leitung:Helmut Koch)
SIDE B
1.Frohe Botschaft (Thomanerchor Leipzig/Leitung: Guenter Ramin)          
2.Kommet, Ihr Hirten (Thomanerchor Leipzig/Leitung: Guenter Ramin)          
3.Jesulein zart (Thomanerchor Leipzig/Leitung: Guenter Ramin)

アルバムカバーは(ETERNA 5 20 032)のものだが実際に入っていたのは(ETERNA 5 20 031)という幸運な偶然によって手に入った盤。真のアルバムカバーがどんなものなのかは不明。聖歌隊員ならではの雰囲気を醸し出しているトーマナの少年団員のソロで始まる1.Frohe Botschaft の1曲を聴くだけでも価値がある1枚。合唱としてはどこか雑然としているような採録も素人っぽいような・・・でも、それでも退屈な感のある現CD時代の録音よりも、ずっとずっと聴いていたいこの頃の清浄かつ鄙びた味わいと、耳元で歌われて居るかのようなストレートな音を是非、お聴かせしたい。(by Hetsuji) 2002/01/06 up
 

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(お返事は出来ないと思います)