LP | ![]() |
pergolesi STABAT MATER (STEREO PRS
11669) DONALD HANSON director organ DR.GEORGE BROUGH Treble Soloist: BRAD RICHMOND Alto Soloist: PETER NEFF SIDE 1: 1.STABAT MATER 2.CUJUS ANIMAM 3.O QUAM TRISTIS 4.QUAE MOEREBAT 5.QUIS EST HOMO 6.VIDIT SUUM SIDE 2: 7.EIA MATER 8.FAC UT ARDEAT 9.SANCTA MATER 10.FAC UT PORTEM 11.INFLAMATUS 12.QUANDO CORPUS-AMEN カバー裏の写真の団員君たちは非常に幼い。日本ふうに言えば小学校中・高学年に見える。が、合唱はどこか中性的でファルセットっぽく柔らかくフニャーッと伸び、忍耐強くしかも聴く方に緊張感を強いない声で淡々としている。やわらかくやさしく、テルツをあく抜きした感じだ。曲の進行速度(素直に言えばテンポ?)が遅いような気がして、聴いているとHetsujiの心が不安定になってしまうこともあるが(オルガンがHetsuji耳にはイマイチなのだが、合唱に合わせているのかもしれない)訓練を積んで気持ち良く均された合唱を聴かせている。旋律的にドラマチックな8.FAC UT ARDEATなど聴きどころだ。12.QUANDO CORPUS-AMENソリストたちの協演から合唱に移行していくこの章も良い。合唱がソフトなのでどこか中性的に感じていたが、最後のアーメンは、男の子でなければ出ない声で、キレイきれいだけで終わらない潔さがあって良かった。ソリストはこの盤とほぼ同時期にソロ・アルバムを出したBRAD RICHMOND君と、同じく1980年にソロ・アルバムを出したPETER NEFF君で、声の違いも楽しめる。二人ともSAINT AUGUSTINE の特長にも思えるソフト系だが、ブラッド君の方が声が高く、ピーター君はそれより低い。そして、どちらも高音処理が非常に美しい。現在では、なかなかお目にかかれない声のソリストたちだ。 (by Hetsuji) 2007/12/15 up |