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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

ロベルティーノRobertino





CD    ROBERTINO LORETI "JAMAICA" (PRIVATE AREA) (P)&(C) 1999

1.Santa Lucia       
2.Jamaica        
3.Pappagallo        
4.'O Sole Mio       
5.Ave Maria       
6.Mama       
7.Anima e Cuore       
8.Tpy6oynct(ロシア?文字っぽくて表記不能)        
9.Rony6ka(ロシア?文字っぽくて表記不能)        
10.Papavery e Papere       
11.Signora Fortuna       
12.Turna a Surriento       
13.Wiegenlied        
14.Lettera a Pinocchio       
15.Les Gitans       
16.Silenzio Cantatore       
17.Francesina        
18.Guaglione        
19.Luna Rossa        
20.Standchen(Serenade)        
21.'O Sole Mio(Modern Version)       
22.Per Un Bacio(Modern Record)       
23.Turna a Surriento(Modern Version)

(P)&(C) 1999 なので、その頃にCD化されたものらしい。アルバムカバーの裏写真がENCORE ROBERTINOと同じ。21〜23までが変声後の若々しい声で、まとまった録音を入手出来たのは幸運だったと思うが、内容は、音源がたぶん同じでも、レコードで聞いたときとは印象に雲泥の差がある。このCDの音、2ミリくらいの厚さの透明プラスチック越しにでも聞いているかの なんとなく他人行儀な音。そのため、レコードで聞いたときには「魅力」だったものが、CDでは全て媚びて聞こえ、いやらしく鼻につく。「3.Pappagallo」「10.Papavery e Papere」では媚びた歌い方に、聞いていて具合が悪くなった。
 単語はわからなくても曲が流れると昔、「過ぎゆく時と友だち」で聞いたメロディーが・・・。竹宮さんはずいぶんこの子から影響を受けたんだなあと確認したりして。
 個人的にはメロディラインが自然な「7.Anima e Cuore」が好きだけれど、「14.Lettera a Pinocchio」もビクター少以降、お気に入り。でもこのCDの代表曲は、録音状態をものともせず、ガ〜ッと力で押しまくった「2.Jamaica」に限る。タイトルにもなっているけれど、タイトルになるだけの「声」が収録されている。「2.Jamaica」における、力こそ正義なり、の歌声は圧巻でもある。「2.Jamaica」が収録されているが故に手放せないCD、とも言える。他の曲の音はレコードに限ると思うので。     (by Hetsuji) 2004/03/21 up 
CD    Robertino Loreti: Golden Hits

1.O solo mio
2.Torna a surriento
3.Santa Lucia
4.Mamma
5.Jamaica
6.Oh, mein papa
7.Luna rossa
8.Romantica
9.Guaglione
10.Anema e core
11.Parlami d'amone mariu
12.Pappagallo
13.Spazzacamino
14.Papere
15.Buona notte
16.Signora futura
17.Serenade
18.La paloma
19.Rondo la nudo
20.Les gitans
21.Cerasella
22.Silenzo cantatore
23.Francesina
24.Lettera a Pinocchio
25.Ave Maria

声だけはまぎれもなく変声前の子どもなのですが、「媚」ありありの歌い方が、全くの大人です。なんというか、「清純」ではなく、既に声のテイストやハートに大人の男の本質みたいなものが感じられ、どちらかというと「セクシー」です。なので、声のトーンと歌い方とのギャップが魅力なのだと思います。大人だったら普通程度の歌唱力でしょうが、この声が突出していると思います。果てしなく凄まじく出る声で、ぐいぐい押してきますね。中でも、ジャマイカは、もっとも迫力があり、要チェック曲で大好きです。売れたのは、サンタルチアとかマンマとかアヴェ・マリアとか子どもが歌ってぶりっ子できる無難路線の曲だと思いますが。ついでに言うと、このカバー写真は年齢が進んでからのものですね。変声前を強調するなら、もっと若い時代の写真でも良かったかも。私には歌う時の「媚」がきつ過ぎて、日常的に聴き続けるのは厳しいですが、たま〜に思い出して聴いたりします。私の好みは、24番のピノキオへの手紙です。お子ちゃま好みなので。でも、巻き舌が艶っぽくて、(実際には子どもですが)大人になってから思い出してうたっている演技力もバッチリ!です。こちらはベスト盤なので、彼の魅力が余すところなく詰まっていて、これ1枚があればOKの、おすすめの盤です。
(by Hetsuji)2016/10/26 WED UP 
LP     ENCORE ROBERTINO - Copenhagen Rroduction (Marble Arch records MALS 1171) 1969 年

Side 1.
1.Wiegenlied        
2.Letter A Pinocchio        
3.Les Gitans        
4.Silenzio cantatore        
5.Francesina

Side 2.
1.Papaveri E Papere        
2.Standchen(Serenade)        
3.Luna Rossa        
4.Papagallo        
5.Guaglione
LP    O SOLE MIO . ROBERTINO . The Great Songs of Italy . Orchestra Directed by Otto Francker (KAPP KL1252) (C)1961 Kapp Printed in U.S.A.

SIDE ONE:
1.O Sole Mio        
2.La Nina Nana       
3.Romantica        
4.Santa Lucia       
5.Londine Al Nido (Homing Swallows)       
6.Papaveri E Papere

SIDE TWO
:
1.Mama        
2.Lettera A Pinocchio       
3.Ave Maria       
4.Non Ti Scordar Di Me       
5.Torna A Surriento       
6.Arrivederci (Goodbye My Angel)

歌い方は美空ひばりなんだけれど、きらきらと金粉をまぶした声が果てしなく出るのだ・・・。華やかさ40%そして不思議な哀愁60%。「哀愁」=「声に感じる湿度」かな。歌声からは、表現力と媚びが微妙に危ういバランスで聞こえてくる。さりげないrの巻き舌?がオシャレかも。声は子どもだけれど歌い方はいっぱしの「大人の歌手」。「ピノキオの手紙」も、この子は大人になってから子どもだった時代の自分を振り返って歌っているその演技力! 歌うとき、彼は決してただの子どもではないのだ。そこが子どものままで演技無しに同じ曲を歌っていたVBCのソリストたち(それはそれで良かったが)とは全く違う。とにもかくにも、増山さんや竹宮さんが当時、大切に聞いた声。避けては通れない少年の声であることには間違いないと思う。一度は聴いた方が良い声だとは思うなあ。続けて聞くとある種の臭さ(媚び)を感じるのが、気になるんだけれど。CDよりもレコードの方が良さが伝わる歌い手です。   (by Hetsuji) 2004/06/27 up 
EP    ROBERTINO(Triola RECORDS TD 45-128)

SIDE ONE: MAMA
SIDE TWO: SANTA LUCIA

  情報の少なかった時代、合唱団やソリストについて、私は「竹宮恵子」「増山のりえ」「たらさわみち」諸氏から実に多くのことを学んだと思う。その中の演奏者でも、忘れることが出来なかった名前があって、それが竹宮氏の文章で読んだ「ROBERTINO」「Heintje」「Simon Woolf」だった。時間はかかったが、Simon Woolf、Heintje・・・と彼らのオリジナル・アルバムに巡り会えて、幸いにも今回、最後の未知の1人であるROBERTINOのレコードにたどり着いた。そして、聴いてみて、魅力がある(味があるなあ)と思った。
  彼の魅力は、歌い方はいっぱしの?大人なのに、変声前の声が、歌い方とアンバランスで刺激的なのだ。しかも、「少年の声」という言葉で片付けてしまうには、彼の声には、色艶があって、反対にどこか渋くて、でも張り上げる声に「子どもっぽさ」が残っていて、なんだか不思議でずっと聴いていたい・・・そんな感じ。聴くことが出来たのはわずかに2曲だけだが、選曲的にも、これらは彼の個性に合っていて1枚しか手に入らないとしたら、届いたのがこれで良かったんじゃないかと思う。(by Hetsuji) 2002/01/13 up 

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(お返事は出来ないと思います)