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ANTHOLOGY MICHAEL JACKSON (POCT-1511/2) これは、モータウン時代の集大成のアルバムなんだそうです。 オズモンド・ブラザースを「幸せそうに輝いている感じ」 ジャクソン5を「強く光っている感じ」と受け止めていた頃、 ダニーやジミーの名前を知っていても、私は、マイケルの名前を知りませんでした。 初めて買ったアルバムが「FAREWELL MY SUMMER LOVE」 変声後だったような気がします。 次にこのCD。そしてクリスマス・アルバムです。 初めて彼の名前を意識したのは 「少年合唱&ボーイ・ソプラノ」ファンとしては 普通だと思うんですが、名唱「ベン」です。 あの声を聴きたいがために、マイケルくんの声が流れるところまで、何度、映画のビデオを巻き戻したことか・・・。 このCDにはミニアルバムが付いていて子ども時代のマイケル君の写真満載です。 意思の強そうな表情。 考え深げで賢そうな表情。 繊細でさびしげな表情。 普通の子ども、っぽい表情。 マイケル君が持っていたたくさんの要素の中で、「普通の子ども」65〜70%をキープしていたら、神さまからいただいた濁流のようにあふれるような才能に自分自身が流されてしまうようなことはなかったかも。 でも、これだけ才能が溢れてしまうと、自分自身でコントロールするのは難しかったんだろうなあ・・・。 名唱「ベン」だけではなくて、GOT TO BE THEREも、MUSIC AND MEも、ONE DAY IN YOUR LIFEも、その他の曲も、彼は子ども時代から真のプロ・シンガーだったんだなあと聴きなおしてみて思います。 歌声が泣いている・・・のですよ。彼は決して泣いていないのに。 ONE DAY IN YOUR LIFEは声が低くなってからの曲ですが、果てしなく伸びていく声が本当に麗しくも、どこかせつない・・・。 神さまが、マイケル君の才能を3%ずつ10人に分け与えていたら 他に10人のスターが生まれ、マイケル君も又、もっともっと創作に専念できたと思いますね。 今は、「普通の子ども」のいたずらっぽい表情のマイケル君の写真に「永遠にね」、と言いたい気分です。(by Hetsuji) 2009/07/04 up |