8歳から14歳までの少年35名から成るモントリオールの合唱団。2001年11月8日から18日まで日本各地で公演(東京は11月17日)。演目は、クラシック、宗教音楽、ポピュラー、ゴスペル。1981年12月にケベック州のノートルダム・ドゥ・ポンメで結成されたこの合唱団は、今年20周年を迎え、この記念に日本公演を行い、京都、広島、福島、東京を訪れた。この合唱団は1年に30回ものコンサートを開き、頻繁に各種イベントへも招待されている。また、テレビやラジオのコマーシャルにも出演し、セリーヌ・ディオンをはじめ有名なケベック出身のアーティスト達や、バーバラ・ストライサンド、ルチアーノ・パバロッティと共に歌ったり、オーケストラやアンサンブルとも共演している。「ラバル少年合唱団」は多くの国際交流プロジェクトに参加し、年に一度海外公演を行っている。つい最近では、フランス、ベルギー、スイス、英国、香港、中国を訪れ、そして今回、来日した。(by Hetsuji) 2001/12/02 up
CD 1999 |
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Les Petits Chanteurs de Laval(PCL-95) Direction Musicale:Gregory Charles 1.Oni Holayo/Afrique 2.So bo/Afrique 3.Say(wella)/Afrique 4.Vela/Afrique 5.Aesa/Afrique 6.Ketondera/Afrique 7.FaFa/Afrique 8.Afrika/Afrique 9.Oni Holayo/musique/Afrique 10.Tonight-America 11.Ronde 12.Le chant des saisons 13.Ain't got time to die 14.Ezekiel saw the wheel 15.Shalim 16.Chanson a Boire 17.Modie Christus Natus est 18.Bel Astre que j'adore 19.Charol of the Bells 20.Bataille de Marigan 21.Priere de St-Franssois d'Assise, no.3 22.Let my People Go 23.I Wanna Be Ready 録音年はないがタイトルの「1999」が録音年を物語っているのか? にしても「2000」や「2001」ではなく「1999」なのが西洋文明的なような。つまりは、もしかして地球滅亡でも考えていたのかな? 冗談はさておき、1995年から時間を経て、「1999」はコンサート系の合唱団のCDに変貌した。ドラケンスバーグを彷彿する(パリ木だのドラケンスだのというのは単に彼らの方が先に来日していたから、だが)アフリカンソングに魅力がある。ドラケンスとの違いは、ソロテノールの野性的なところは一緒だが、ラバルのトレブルたちがより合唱団的な演奏だということ。ドラケンスの場合はどちらかというとソリスト的な演奏の合唱(合唱というより歌の集合声)に聞こえるので。だから、あくまでも合唱で、合唱なんだけれどどこか合唱プラスαの魅力になっている。野趣に傾きすぎず上品な演奏といえる。(by Hetsuji) 2001/12/02 up |
CD 1995 |
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LA VOIX DES PATRIOTES/Les Petits Chanteurs de
Laval(PCL-95) Direction Musicale:Gregory Charles
les 30 avril, 1 et 2 mai 1995 1.La querre 2.Estote fortes in bello 3.La nuit treble solo 4.Le cantique de Jean Racine 5.Priere de St-Franssois d'Assise, no.3 6.Ubi Caritas treble solo 7.The Blind Man 8.I Wanna Be Ready 9.Let my People Go 10.Patriotic Festival 11.Jardins de France 12.J'ai quitte mon ile 13.La petite suite quebecoise treble solo 今年 2001年に初来日した合唱団。実際に聴いた人の話では<<パリ木とドラケンスを足して5を掛けたようなステージだった>>そうです。ライヴ向きの合唱団なのかもしれません。ただこのCDは6年も前の録音で、発展途上的な印象を受けました。素材としては良いけれど訓練され尽くされてはない、みたいな。パリ木の十八番「3.La nuit treble solo」にしてもパリ木ならもっと上手に処理するでしょう。ですが、じゃあパリ木の方を取るか?といえばそうでもない。変声後の声もあるために音域の巾が広く、聴いていて安定感があります。洗練と言うよりは自然。ただし変声後の声がイギリスの聖歌隊とは違ってたった14歳であることを考慮すると日本的に言えば中2くらいなわけですから、ちょっとくらい音の表面に起伏があったとしても訓練されていないとは言えないかもしれません。変声直後ともいえる状態なのでしょうから。フランス的でありながらも、もっともっと広大な感じ。本当に10代前半の少年たちだけ?「7.The Blind Man」は大人の声だったけれど。表現も。言語の違いかもしれませんが、フランス語の曲は素朴で温かく、英語の曲の方が洗練されてシャープに聞こえます。ソロ・テノールはどう聴いても子どもじゃないなあ。ゲストなのかな?変声が近づいているのか心持ち声が低くなりかけた少年のソロも「あまりに普通」っぽく聞こえる歌に非常に魅力を感じた。のでした。 (by Hetsuji) 2001/12/02 up |