映画L'Or des Angesの監督は、指揮者Heinz Hennigが指導に打ち込む姿とその理知的で専門的な仕事に触れ得たことを、最大級に賛辞している。常に第一線級の音を紡ぎだしてきたこの合唱団は、活躍の割には華やかな話題からは意外と遠く、日本でもさほど話題には上らないような気がする。名前に○○○○が付けば、違っていたかもしれない。
1981年に来日。再度の来日が非常に待たれる合唱団だ。(by Hetsuji)1999up
CD 1989 1988 |
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MARC-ANTOINE CHARPENTIER OSTERMESSE / TOTENMESSE (CALIG CAL50874) KNABENCHOR HANNOVER, LEITUNG; HEINZ HENNIG, ORGEL; TON KOOPMAN Aufnahmen; 27./28.2.1988 und 15./16./22./23.4.1989 Grosser Sendesaal des Funkhauses Hannover >>Messe pour le Samedi de Paques (Ostermesse / Mass for Holy Saturday)<< Sopran; Oliver Lork, Patrick O'Farrell, Altus; Julian Pages, Simon Schouten, Tenor; Frank Fritschy, Bass; Harry van der Kamp 1.Plein chant du premier Kyrie, en Taille 2.Kyrie I 3.Resit de Chromhorne 4.Christe 5.Dialogue sur la Trompette et le Chromhorne 6.Kyrie II 7.Plein chant 8.Gloria 9.Premier Couplet de Sanctus 10.Sanctus 11.Resit de Cornet 12.Pleni sunt coeli 13.Elevation 14.Benedictus 15.Aguns Dei 16.Aguns Dei >>Messe des morts (Totenmesse / Requiem Mass)<< Sopran: Felix Pfeiffer, Arnd Onnasch, Jens-Robby Muller, Rafael Rybandt, Altus; Beat Dddeck, Tenor; Achim Kleinlein, Bass; Matthias Gerchen 17.Kyrie 18.Sanctus 19.Elevation(Pie Jesus) 20.Benedictus 21.Agnus Dei 22.De profundis ドイツ系合唱団の1枚まるごとのシャルパンティエのアルバムって聴いたことがありませんでした。どんな風なんだろ?と胸をときめかせていた1枚です。 なかなか手に入れることができず、やっと入手して、はやる気持ちをおさえて流し始めると・・・最初の曲はパイプオルガンだけ。ハノーファーの歌声に期待いっぱいだったのでちょっと拍子抜け。「Messe pour le Samedi de Paques」は、パイプオルガンと合唱が交互に演奏される曲でした。一方「Messe des morts」ではたっぷりと合唱を堪能できます。やっぱりいいなぁ、ハノーファーのシャルパンティエ。想像していたとおり、声の響きが曲によくあっています。男声アルトとマッチする合唱なんですよね。フランス系合唱団のふにゃんとしたシャルパンティエもネコの毛みたいにフワフワで魅力的ですが、ハノーファーの演奏は独特の柔らかさの中にもドイツ系合唱団の芯があり、洗練された清々しさを感じます。できれば真夜中のミサを聞きたかったな。 (by Wing)2014/01/01 wed up |
CD 2000 |
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ALFRED KOERPPEN:ZU WEIHNACHTEN IN DEUTSCHLAND(ARS
MUSICI/AM 1324-2)Live sugenommen:17-18 Dezember 2000,Marktkirche
Hannover/Knabenchor Hannover/Instrumentalensemble aus Mitgliedern der
Radio-Philharmonie Hannover der NDR/Leitung:Heinz
Hennig 1.Alle Welt Springe.....1:53 2.Es kommt ein Schiff geladen.....2:31 3.In einem Kripplein.....1:27 4.Nun komm der Heiden Heiland.....2:42 5.Ein kind geborn zu Bethlehem.....1:49 6.Lesung:Die Reise der Heiligen Drei Konige.....6:01 7.Ich lag in einer Nacht.......2:34 8.Drei Konige aus Mohrenland.....1:51 9.Sprechchor“Dreikonigszug”.....2:47 10.Gelobet seist Du,Jesu Christ.....2:52 11.Lesung“Weihnachtsleid”.......1:30 12.Lesung“Anbetung des Kindes”.......1:09 13.Lobt Gott,ihr Christen.......2:30 14.Uns ist ein kindlein heut geborn.......2:27 15.Lesung“Steffel,du Schlafmutz”.......1:52 16.Jodel Sing.......1:48 17.Frohlich soll mein Herze springen.......1:24 18.Als ich bei meinen Schafen wacht.......1:43 19.Quem pastores.......1:55 20.Der Tag,der ost sp freidenreich.......1:00 21:Wachet auf,ruft uns die Stimme 22:Lesung-Brief:Johann Wolfgang v. Geothe an Georg August Kestner.....2:04 23.Lesung-Brief:Heinrich Heine an Moses Moser.....1:39 24.Lesung:“Die heil'gen drei Konig aus Morgenland”.....0:40 25.Lesung-Brief:Theodor Storm an seine Eltern.....0:51 26.Alle Jahre wieder,O Tannenbaum/O,du frohliche.....3:43 Johannes Schmidt(11)/Simon Schroder(15)/Matthias Spitzbarth(15 und 24) Koerppen(1926年生まれ)さんという人が、古いドイツのクリスマス・キャロルを中心に編纂し、朗読なども交えて一種のクリスマス劇の形にしたもの。ブックレットの冒頭にこのアルバムに寄せた氏の挨拶や解説が載っているので、もしかしたらこのハノーファーに献呈されたものかもしれない(ドイツ語なので今一つ分からず)。15、16世紀の少し哀愁を帯びた(古臭いといっては言い過ぎ)メロディーをベースにしたものが多いことと、ハノーファー自体が低音を重視した歌い方なので、クリスマスではあるものの、ちょっと重たいというか暗めの印象を受けてしまう(そうは言ってもハノーファーの合唱は低音だが整っているのだが)。そんな中で後半の方に割合明るめの曲が集中している。14曲目で少し明るい曲が現われ、17曲目あたりからお馴染みの曲が登場。それぞれシンプルだが品の良いアレンジがなされている。最後26曲目O frohlicheの入り方が厳かで良い。なおソリストのうちJohannes SchmidtがB-Sだが、歌っているのではなく、朗読である。アルバムは2000年降誕節のライブ録音。 (by Emu) 2003/06/08 up |
CD 1993 1992 |
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EUROPAEISCHE WEIHNACHT KNABENCHOR HANNOVER (AM 1090-2) 1992年、1993年録音。 1.Vom Himmel hoch 2.Zwischenspiel 3.Dort zwischen Ochs und Eselein 4.Zwischenspiel 5.Seht, das Kindlein weinet 6.Zwischenspiel 7.Hirten,habt ihr es gesehen 8.Es ist fuer uns eine Zeit 9.Zwischenspiel 10.Zu Bethlehem ueberm Stall 11.Zwischenspiel 12.Auf,lasst nach Bethlehem 13.Wir drei Hirtenjungen sahen 14.Zwischenspiel 15.Sankt Stephan, der reitet 16.Zwischenspiel 17.Gruenet, Felder 18.Kommet, ihr Hirten 19.Zwischenspiel 20.Es kam ein Engel 21.Vorspiel zu"Heute nacht" 22.Heute nacht ist heil'ge Nacht 23.Zwischenspiel 24.Unser heiland ist geborn 25.Zwischenspiel 26.Am Weihnachtstag in der Fruehe 27.Zwischenspiel 28.Stille Nacht, heilige Nacht 29.Sternsingerlied 30.Epiphaniasfest クリスマスのトランペットの華やかな響きに合わせて、B-S声の作りは、ちょっぴり天使の歌声系。一枚岩の見事な男声合唱に明るいアクセントを付ける。ヨーロッパのクリスマスに歌われる曲は本当にバラエティに富んでいる。厳かに始まったかと思うと、アジレンジも明るく「あ、映画のクリスマス・キャロルで、通りで楽しそうに歌っていた曲だ!」になったりする。すごいのは、「歌を構築する実力」が基本にあること。教会系ではないのに、教会系を連想させる音に聞こえる。(by Hetsuji)1999up |
CD 1988 |
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VOM HIMMEL HOCH (deutsche Harmonia Mundi HM 785-2) Weihnachtliche Kantaten und Motetten Norddeutscher Meister KBABENCHOR HANNOVER, LEITUNG; HEINZ HENNIG Aufnahmen; 1.-3.Mai 1987 und 16.-17.April 1988 (Grosser Sendesaal des Landesfunkhauses Niedersachsen), 9.Mai 1987 (St. Ludgeri-Kirche in Norden/Ostfriesland) (SOLISTEN) Sopran: Jens-Robby Muller, Tobias Wilhelm, Jan-Patrick O'Farrell, Michael Emmermann, Wolfram Fette 1.Ihr lieben Christen, freut euch nun (Dietrich Buxtehude) 2.Wie soll ich dich empfangen (Dietrich Buxtehude) 3.Vom Hillem hoch (Michael Praetorius) 4.In dulci jubilo (Michael Praetorius) 5.Resonet in laudibus (Anonymus, 17. Jahrundert) ※オルガン曲 6.Ein Kind geboren zu Bethlehem (Michael Praetorius) 7.Willkommen, susser Brautigam (Vincent Lubeck) 8.Gelobet seist du, Jesu Christ (Georg Bohm) ※オルガン曲 9.Siehe, ich verkundige euch grosse Freude (Philipp Heinrich Erlebach) 10.Der Tag, der ist so freudenreich (vorreformatorisch) 11.Vom Himmel hoch (Georg Bohm) ※オルガン曲 昨年のクリスマス時期に久しぶりに引っ張り出して聞いて、ハノーファーのこの柔らかさ良いわ〜そういばこのアルバム好きだったんだ紹介しよう!と思って結局できず、iPodにいれておいたらなんとなく1年間コンスタントに聞いてきてしまいました。今年もクリスマスが近づき、やっとその気になりましたよ。 どうやら自分はブクステフーデの曲のメロディラインが好きなようです。ここでは2曲ありどちらも好き。1曲目では、途中”So komm doch・・・”というところからアルト・テナー・バスの三重唱になり”komm komm〜♪”のフレーズが印象的。アルトは少年ではなく男性ですが、この曲は男性アルトで軽やかに演奏してくれてOKかな。曲の最後の方では”Amen”のフレーズでソプラノソリストが登場し、スーっと心に沁みてくる声が好感です。同じくブクステフーデの2曲目はしょっぱなからソプラノソリストが大活躍。ソプラノ2名とバス1名のソロで構成されるこの曲は、少年合唱ファンとしては魅力たっぷりですね。こういうのを聞くと、ブクステフーデのカンターテドミノもハノーファーに歌って欲しいなぁと思ってしまいます。 7曲目は2名のソプラノで歌われます。2曲目もそうですがソリスト君たちはほどほどの実力で、出来過ぎ感のないところが素朴さを醸し出し、良い意味でこのアルバムの雰囲気とマッチしています。ヘニッヒ君のような実力派ソリストが歌うのも魅力ですが、上手過ぎない上手さ「流れそうで流れずきわどいところでとどまっている」という危うさが、まさにボーイソプラノの存在そのもののようで惹かれます。 9曲目は明るくて晴れやかな曲で、ソロも楽しめます。”O Botschaft des Lebens, o freudige Kunde♪”とソプラノソロが歌うフレーズがとっても好き。とくに”o freudige Kunde♪”が耳に残るんですよね。 演奏も曲も善良感に満ちていてクリスマスにぴったり。幸せな気持ちになれるアルバムです。 (by Wing) 2014/12/01 MON UP VOM HIMMEL HOCH・KNABENCHOR HANNOVER (harmonia mundi HM 785-2) 1987年、1988年録音。 1.Ihr lieben Christen, freut euch nun 2.Wie soll ich dich empfangen 3.Vom Himmel hoch 4.In dulci jubilo 5.Resonet in laudibus 6.Ein Kind geboren zu Bethelehem 7.Willkommen, suesser Braeutigam 8.Gelobet seist du, Jesu Christ 9.Siehe, ich verkuendige euch grosse Freude 10.Der Tag, der ist so freudenreich 11.Vom Himmel hoch SOLISTEN Sopran:Jens-Robby Mueller, Tobias Wilhelm, Jan-Patrick O'Farrell, Michael Emmermann, Wolfram Fette 聖歌隊ではないのだが、ハノーバー少年合唱団の宗教曲は、指揮者に負うところが大きいのかもしれないが、表現が深い。可はあっても不可はあり得ない。B-Sファンとしての聴きどころは、2.Wie soll ich dich empfangenの8分27秒のソロになるか。CD全体で見ても、B-Sソロに光を当てた作りににはなっていないので、パッと目立つわけではないが、ヘニッヒを連想させる、それでいて心持ち ヘニッヒよりも繊細な感じのソプラノが儚げに歌っている。(by Hetsuji)1999up |
CD 1985 |
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SCHUETS・OPUS ULTIMUM 2CDS (7243 5 61306 2 3)
1985年録音。 Opus ultimum (Der Schwanengesang) Psalm 119 SWV 482-492, Psalm 100 SWV 493, Deutsches Magnificat 119 SWV 494 ハノーバー少年合唱団というところは、相変わらずも、整った合唱を聴かせてくれるCHORである。何度も書くが、B-Sに妙に地にへばりついた人間臭さがないのが、聴きやすい。主体は男声ではあるが、折々のB-Sがビシッと決まっている。ヘニッヒが変声してしまったのはさびしいが。(by Hetsuji)1999up |
CD 1985 1984 |
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J.S.BACH: MOTETS, SCHUTZ: PSALMS 119,100 (Virgin veritas×2 7243 4 82100 2 9) Knabenchor Hannover, The Hilliard Ensemble, LONDON BAROQUE direction: Heinz Hennig, Paul Hillier Recording: Church of St Osdag, Mandelsloh, Hannover, 3-9 July 1984(Bach); 1-6 March 1985(Schutz) CD1 JOHANN SEBASTIAN BACH Motets 1-3.Singet dem Herrn ein neues Lied BWV 225 4-6.Der Geist hilft unsrer Schwachheit auf BWV 226 7-17.Jesus meine Freude BWV 227 18-20.Furchte dich nicht, ich bin bei dir BWV228 21-24.Komm Jesu, komm BWV229 25-27.Lobet den Herrn, alle Heiden BWV 230 HEINRICH SCHUTZ from Opus ultimum (Der Schwanengesang) Psalm 119 SWV 482-492 28-29.Wohl denen, die ohne Wandel leben CD2 1-9.Psalm 119(conclusion) Psalm 100 SWV493 10.Jauchzet dem Herrn, alle Welt! 過去出のバッハのモテットとシュッツの白鳥の歌を、CD2枚にギューギュー詰め込んだ復刻版。いっきに聴くとオナカいっぱいって感じです。バッハをCDで持っていなかったので、こちら目的で購入。それなのに、バッハのモテットはLPで聞いた時よりもイマイチの印象でがっかり。左耳から聞こえてくるソプラノ陣の声がザラザラしていて、ハノーファーのフワフワ感がない。小編成という挑戦的な演奏は好きですが、バッハのモテットでは、やはり迫力に欠けるかな。 CD1を聴いていて予定外に聞き入ってしまったのはシュッツの方。まず男声の響きが良く、少年たちの声はフワフワで、ドイツの他の合唱団では聞けないような柔らかシュッツが魅力的でした。まるでフランスの少年合唱団が歌うシャルパンティエの曲のよう。この独特な雰囲気のシュッツ、好きです。ただし、オリジナルCDに入っていた白鳥の歌の13曲目ドイツ・マニフィカトSWV494が割愛されています。さすがに時間がいっぱいだったんでしょうね。 (by Wing)2013/07/01 mon up |
LP 1984 |
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J.S.BACH: Motetten BWV225-230 (EMI ANGEL
DFO-38241) recording:1984 / choir director:Heinz Hennig, (総指揮:Paul
Hillier) Knabenchor Hannover & The Hilliard Ensemble (Side 1) 1.Singet dem Herrn ein neues Lied BWV 225 2.Jesus meine Freude BWV 227 (Side 2) 3.Der Geist hilft unsrer Schwachheit auf BWV 226 4.Furchte dich nicht BWV228 5.Komm Jesu, komm BWV229 6. Lobet den Herrn, alle Heiden BWV 230 (Soloists) Soprano: Roger Cericius(1), Alto: Detlef Bratschke(4,5), Christhard Liebert(4,5) 一言でまとめると、とっても優雅で上品な演奏のバッハのモテットです。そのように感じる要因はいくつかあるのですが、まず全体的にテンポがゆったりとしていること。しかし1枚のレコードに6曲全部が収まっているということは、速いところは速いのでしょうから、かなりメリハリのある演奏といえるのではないでしょうか。2つ目は、編成が少人数なため迫力がないこと・・と書くと悪いことのようにとられるかもしれませんが、そうではなくまるで弦楽四重奏のように上品に綺麗にまとまっているのです。2組に分かれて歌う曲では、ソプラノは大抵1組4名、アルト、テナー、バスはヒリアードアンサンブルのソリストさん達各組1名ずつという、1組計7名というかなりの小編成です。(パロット版のテルツのアルトソリストを起用したロ短調ミサを思い出しますね〜。)そのためか、一音一音がとってもクリアーで緊張感がみなぎっています。3つめの要因は、アルト以下の男声パートにヒリアードアンサンブルというとびきりのプロ集団を起用しているところでしょう。ゆえに男声パートが非常にマイルドでエレガントに聴こえます。4つ目はハノーファーの声質ですね。ソプラノのふわふわっとした柔らかさがヒリアードchoのマイルドさとよくマッチして、なんだか絶妙な味わい。そして最後に、音の伸ばしや仕舞が美しいこと。BWV229の「du bist der rechte Weg, die Wahrheit und das Leben」のくだりなんか、もう涙ものに美しいですぞ。 私はこういった少人数で演奏するという試みは大歓迎です。大好きなバッハのモテットにまたひとつ楽しめる演奏が加わわりました。ちなみにソリストに団員のアルトも書きましたが、アルトはいわゆる変声後の男声アルトです。(by Wing) 2005/02/18(Friday)up |
CD 1982 |
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WACH AUF, MEINS HERZENS SCHOENE KNABENCHOR HANNOVER
(harmonia mundi HM 596-2) 1982年録音。 1.Und in dem Schneegebirge 2.Auf,auf ihr Wandersleut 3.Wenn ich nach Amorbach geh 4.Ja der Berg'sche Fuhrmann 5.Dort nied'n in jenem Holze 6.Wach auf,mein's herzens Schoene 7.Ein schwarzbraunes Maedchen hat ein' Feldjaeger lieb 8.Zu Strassburg auf der Schanz 9.Nun sich der Tag geendet hat 10.Ade zur guten Nacht 11.Jetzt faengt das schoene Fruehjahr an 12.Nach Sueden nun sich lenken 13.Der Jaeger wollte schiessen geh'n 14.Zwischen Berg und tiefem Tal 15.Freut euch, ihr Schaefersleut 16.Ja, die Holzknechtsbuama 17.Auf einem Baum ein Kuckuck sass 18.Zogen einst fuenf wilde Schwaene 19.Es ist ein Schnee gefallen 20.Verstohlen geht der Mond auf 21.Kein schoener Land 22.Der Mond ist aufgegangen Sebastian Hennig(Sopran) Nr.5,7,8,9,10,12,16,19,22 Michael Jaeckel(Sopran) Nr.5 Eckhard Bartscht(Sopran)Nr.16,22 Detlef Bratschke(Alt)Nr.5,10,12,21,22 Rafael Harten(Alt)Nr.5,7,8,10,12,22 Gerold Schmitt-Ulms(Alt)Nr.16 一番のお気に入りセバスチャン・ヘニッヒのソロが山のようにプログラムに入っている。B-Sだけで歌う5.Dort nied'n in jenem Holzeは、どちらかというと天使の歌声(ちょっぴり金管)系。(Hetsujiは木管系だの金管系だのと感覚的な紹介をしていますが、どんな感じを木管系といい或いは金管系といっているのか、直接、みなさんも聴かれて、その違いをわかって欲しいなあ)かと思うと、テルツ的だったりする。曲のせいか、ここでのヘニッヒは温かい普通の少年B-S。ただ、9.Nun sich der Tag geendet hat で、ヘニッヒのヘニッヒたるソロに近いソロが聴ける。全体にテンポはゆっくり目で丁寧に歌われている。大勢のB-Sの中に埋もれて、ときどき顔を覗かせる、素朴めのヘニッヒもなかなか良い。Hetsujiにとってはヘニッヒなら何でもGood!かもしれないが。B-Sも男声も団員全員が余裕を持って歌っている雰囲気が伝わってくる。実力集団ハノーバー少年合唱団にVolksliederでは物足りないしもったいないと思いながら聴き始めても、じっくり聴いていると味わい深い。(by Hetsuji)1999up |
CD 1984 1982 1981 |
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HEINRICH SCHUTZ : GEISTLICHE CHORMUSIK 1648 (deutsche
harmonia mundi GD
77171)2CD 1981年10月,1982年3月,1984年5月Mandelsloh,St.Osdagにて録音/指揮:HEINZ HENNIG >solo voices< (soprano)Sebastian Hennig, (alto)Betty Vandenberghe, (counter-tenor)Charles Brett, Hendrik Hacobs, (tenor)Thomas Seedorf, Wilfried Jochens >solo voices in the ensemble< ※ソプラノ、アルトのみ記載しました (soprano)Eckhard Bartscht, Sebastian Hennig, Michael Jackel, Ansgar Pfeiffer (alto)Rafael Harten CD1 1.Es wird das Scepter von Juda nicht entwendet SWV369.....3:25 2.Er wird sein Kleid in Wein waschen SWV370.....2:40 3.Es ist erschienen die heilsame Gnade Gottes SWV371.....4:06 4.Verleih uns Frieden genadiglich SWV372.....2:22 5.Gib unsern Fursten SWV373.....2:09 6.Unser keiner lebet ihm selber SWV374.....3:27 7.Viel werden kommen SWV375.....2:46 8.Sammlet zuvor das Unkraut SWV376.....1:37 9.Herr, auf dich traue ich SWV377.....3:10 10.Die mit Tranen saen SWV378.....3:47 11.So fahr ich hin zu Jesu Christ SWV379.....3:12 12.Also hat Gott die Welt geliebt SWV380.....2:42 13.O lieber Herre Gott SWV381.....3:23 14.Trostet, trostet mein Volk SWV382.....3:48 15.Ich bin eine rufende Stimme SWV383.....4:06 16.Ein Kind ist uns geboren SWV384.....3:59 17:Das Wort ward Fleisch SWV385.....4:18 18.Die Himmel erzahlen die Ehre Gottes SWV386.....4:37 19.Herzlich lieb hab ich dich, o Herr SWV387.....8:24 20.Das ist je gewislich wahr SWV388.....5:00 CD2 1.Ich bin ein rechter Weinstock SWV389.....3:36 2.Unser Wandel ist im Himmel SWV390.....3:51 3.Selig sind die Toten SWV391.....4:19 4.Was mein Gott will SWV392.....4:06 5.Ich weis, das mein Erloser lebt SWV393.....2:57 6.Sehet an den Feigenbaum SWV394.....4:56 7.Der Engel sprach zu den Hirten SWV395.....3:00 8:Auf dem Gebirge hat man ein Geschrei gehoret SWV396.....4:42 9.Du Schalksknecht SWV397.....4:20 10.Was mein Got will,das gescheh allzeit SWV392.....3:49 11.Was mein Got will,das gescheh allzeit SWV392.....3:22 12.Sehet an den Feigenbaum SWV394.....3:25 13.Der Engel sprach zu den Hirten SWV395.....2:55 14.Auf dem Gebirge hat man ein Geschrei gehoret SWV396.....4:57 15.Du Schalksknecht SWV397.....4:31 16.Es wird das Scepter von Juda SWV369.....3:17 17.Auf dem Gebirge hat man ein Geschrei gehoret SWV396.....5:01 18.Gib unsern Fursten SWV373.....2:00 曲目を入力するのが大変なため辞めようかとも思いましたが、テルツのところで入力してあったのでそれを使いました。というわけでこの曲はテルツも歌っています。それからまだ紹介はされていないようですがクロイツも歌っています(何せシュッツですから)。ハノーファーとテルツのものはソロばりばりですが、クロイツのはオール合唱だったと思います。 テルツのものは、シュテファン・パングラーツの声はどちらかというと鋭いタイプですし、アルトも少年を起用しているためちょっとツンツン、ザラザラしています。一方ハノーファーのものは、セバスチャン・ヘニッヒのソプラノは柔らかいですし、ほとんどの曲でボーイアルトではなくカウンターテノールを起用しているためかまろやかな口どけの良いチョコレートみたいな味わい。かなり美しいです。私的には甲乙つけがたいのですが、きっと多くの人はハノーファーに軍配を上げるでしょうね・・・。アレンジも微妙に違っていました。すぐにわかるのはCD1の1曲目。テルツはアルトソロから入り、すぐにソプラノがからんでいきますが、ハノーファーはヘニッヒのソプラノから入り、それからしばらくしてテノールが入ります(ちなみにドレスデンは合唱ですがテルツパターン)。 それにしてもヘニッヒは上手ですね〜。惚れ惚れします。CD2の12、13曲目ではヘニッヒのソプラノとデートレフ・ブラチュケのカウンター・テナーのカノンがとってもきれいですし、他にもソロをいっぱい聴くことができます。選曲としてはかなり渋いですが、ヘニッヒファンにはおすすめのアルバムだと思います。 それからこのGEISTLICHE CHORMUSIK 1648は基本的に29のモテットから構成されていますが、ここでは違うバージョンのものも入っているので曲数が増えています。それがCD2の10曲目以降です。いろいろと詳しい説明が解説でなされているようなのですが、英語を読むのを挫折しました。 (by Wing) 2004/08/01 up |
LP 1981 |
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"MOZART/MISSA (SOLEMNIS) KV139 Waisenhausmesse in c-moll"
(harmonia mundi/1c 065-99 910) Sebastian Hennig(Sopran), Rafael Harten(Alt), John Elwes(Tenor), Stephen Varcoe(Bass) KNABENCHOR HANNOVER, COLLEGIUM AUREUM, Leitung:Heinz Hennig, P.1981 SITE 1 Kyrie-Gloria SITE 2 Credo-Sanctus-Benedictus-Agnus Dei ハノーファーは、ドイツ系では初めて生で聴いた合唱団。その充実した内容と厚みのある歌声に魅せられて、レコードを探したものだ。このミサ曲は、キリエの中に4曲、グローリアの中に7曲という風に、小曲が合わさった形で成り立っている。時間にすると約45分という、若いケッフェル番号にしてはかなりの大作だ。なぜかお目にかかるチャンスのない曲で、ハノーファー以外の演奏では聴いたことがない。(ウィーン少年合唱団のコンサートで、この中の短いソロを聴いたことがある程度。) この演奏は、管弦楽団が上手く、コーラスも遜色ない。「ウィーン少年合唱団だよ。」と言われれば、そうなのかと思ってしまいそうだ。ソリストらは来日メンバーだが、ソリストとしての最もいい時期は少し後だったのではなかろうか。もっと上手くなりそうなソリストという印象ではあるが、ストレートな声の美しさが魅力的。この時期のLPを数枚聴いただけだが、ウィーン・テルツと共にバッハのカンタータ全集を担った実績に相応しい合唱団だ。(by Nao) 2001/06/24 up |
LP 1980 |
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J.S.Bach MOTETTEN BWV225-230 (harmonia
mundi/1C57-99901/02) Knabenchor Hannover, Collegium Aureum, Dir:Heinz Hennig, P.1980 SEITE 1 Singet dem Herrn ein neues Lied BWV225 SEITE 2 Jesu, meine Freude BWV227 SEITE 3 Der Geist hilft unser Schwachheit auf BWV226 Komm, Jesu, komm BWV229 SEITE 4 Lobet den Herrn, alle Heiden BWV230 Furchte dich nicht, ich bin bei dir BWV228 ちょうど来日当時の録音になるので聞く前から感慨深くてドキドキ。聞き始めは素っ気無く感じたけれど、淡々と歌われるのが心地良くなってくる。微にわたり細にわたり手をかける事を良しとしないかのような、脚色のにおいがしないスッキリ系。特にアルト・パートの響きが際立っていて、そこだけもっと聞かせて欲しくなる。バランス的にはソプラノが弱く、艶を落としたように聞こえる。声が伸び切っていないわけではないけど、鮮明さに欠けるのが少々物足りないところかな。でも、これはこれで一つの完成品なので、他と聞き比べする事なしにじっくり聞きたい1枚(2枚だけど)。 (by Nao) 2005/02/18(Friday)up |
CD 1980 |
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MOZART EDITION VOL.23(deutsche harmonia mundi
VD77588) 1980年録音。 Missa(solemnis)c-moll/C minor K139"Waisenhausmesse"1.Kyrie 2.Gloria 3.Credo 4.Sanctus-Benedictus 5.Agnus Dei SEBASTIAN HENNIG(Sopran) RAFAEL HARTEN(Alt) いわゆる孤児院ミサ。ウィーン少年合唱団ではLDも出ている。証明はされていないらしいが、少年Wolfgang Amadeus Mozart12歳時の作品。さて、ハノーバー少年合唱団の好きなところは、女声系の(女声を彷彿させる)B-Sではないところにある。ここでの二人のソリストは、洗練から少し遠い分、素朴なやさしさを感じさせる歌いぶりである。男声もおだやかに安定している。後年、セバスチャン・ヘニッヒは、生身の少年とは別な存在(?)的な表現に変化していくが、テクニック的に後年の片鱗を感じるものの、このCDではまだ歌声が幼く可愛らしい。合唱全体が、耳にやさしく心地よい木管系の音質で、モーツァルトに相応しい。(by Hetsuji)1999up |
CD 1979 |
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LASSUS Moduli Quinis Vocibus, 1571 (ASTREE E 8872) Collegium vocale Solistes du Knabenchor Hannover, Philippe Herreweghe Enregistrement realise au Petit Seminarire de Mariakerke, Belgique, en janvier 1979 (soprani) Albrecht Drude, Marcus Klein, Christhard Liebert, Detfeld Bratschke, Peter Frank 1.Multarum hic resonat concors 2.Emendemus in melius 3.Verba mea auribus. Secunda pars. Quoniam ad te orabo 4.Pater Abraham miserere mei. Secunda pars. Fili recordare 5.Si bona suscepimus 6.Angelus Domini locutus est 7.Stabunt iusti in magna constantia. Secunda pars. Hi sunt quos habuimus 8.Veni dilecte mi. Secunda pars. Videamus si floruit 9.Quid prodest homini si mundum. Secunda pars. Futurum est enim 10.Pater Noster (Sex vocum). Secunda pars. Panem nostrum 小編成で歌われ、エレガントで美しく、透明感に溢れている。柔らかく薄曇った休日の昼下がりに流し、安定感のある演奏に心地好く身を任せつつ読書をしたい、そんな演奏。クレジットにはソリスト達の記載があったがソロはない。小編成なのでソリストの集まりとしての記載だと思われる。カウンターテノール、テノール、バスのソリスト名の記載もあるがここでは割愛した。ラッススだから曲の中で迷子になるのはいつものこと。気が付くと、いつのまにかCDが終了している。そして心地好い清澄感が残る。音の中で彷徨うのも悪く無いと思わせてくれるアルバムである。 (by Wing)2013/07/01 mon up |
LP 1979 |
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Ertone Leier zur Festesfeier/(Leuenhagen & Paris/666
973) Knabenchor Hannover, Leitung:Heinz Hennig, Marcus Klein, Detlef Bratschke(Sopran), Jochen Dieselhorst(Alt), Wolf-Andre Sturm(Tenor), Karl Bergemann(Klavier), Ulrich Beck(Gitarre), 1979 Seite 1 Franz Schubert: 1.Ertone Leier zur Festesfeier 2.Der Gondelfahrer 3.Gott ist mein Hirt Johannes Brahms: 4.O schone Nacht 5.Spatherbst 6.Abendlied 7.Warum? Seite 2 Felix Mendelssohn Bartholdy: 1.Jauchzet dem Herrn alle Welt 2.Denn er hat seinen Engeln befohlen 3.Hebe deine Augen auf 4.Lasset uns frohlocken Joseph Haydn: 5.Abendlied zu Gott 6.An den Vetter 7.Warnung 好きそうな内容なのに、あまり聴いた記憶のないレコード。改めて聴いてみると、何となく不完全燃焼なコーラスに原因がありそう。シューベルトの"Ertone Leier zur Festesfeier"はギター伴奏の飾り気のない曲を、ソプラノ2人+アルトのトリオで歌っており、まずまずの出来。パート毎に分かれていくところのハーモニーが、とても美しい。でも、なまじ聴いた事のある曲が多いだけに、他の合唱団のしっかりしたイメージが付いて回る。コーラスがフニャっとしていて芯が感じられない。アルトパートはきれいなのに、ソプラノパートやメンナーの声が響いてこないのが残念。もっとも、この時期の前後にいい演奏もあるので、これがハノーファーの実力ではないと思っている。 (by Nao) 2003/04/27 up |
CD 1979 |
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C.MONTEVERDI・MARIENVESPER 1610 (AM 1000-2)
1979年録音。 COMPACT DISC 1 1.Intonatio:Deus in adiutorium-Domine in adiuvandum 2.Psalmus 109(Dixit Dominus) 3.Concerto:Nigra sum 4.Psalmus 112 (Laudate Pueri) 5.Concerto:pulchra es 6.Psalmus 121 (Laetatus sum) 7.Concerto:Duo Seraphim 8.Psalmus 126 (Nisi Dominus) 9.Concerto:Audi coelum 10.Psalmus 147 (Lauda Jerusalem) COMPACT DISC 2 1.Sonata sopra"Sancta Maria, ora pro nobis" 2.Hymnus(Ave maris stella) 3.−14.Magnificat B-Sファンというよりは、MONTEVERDIの曲そのものを聴きたい方に勧める。男声も女声も張り切って歌っているし、上手ではある。B-S合唱も気持ちいいくらいに上手い。(by Hetsuji)1999up |
LP 1977 |
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Knabenchor Hannover, Kammerorchester Hannover
(schwann/Stereo 90009) Leitung:Heinz Hennig, Detlef Bratschke (Sopran), Peter Sefcik (Tenor), William Reimer (Bass), 1977 Seite A 1.Franz Schubert:Messe in G-Dur fur Solostimmen, Chor und Orchester Seite B 1.Heinrich Schutz:Die Himmel erzahlen die Ehre Gottes, SWV386 2.Johann Ludwig Bach:Unser Trubsal 3.Johann Sebastian Bach:Komm, Jesu, komm, BWV229 当たりが柔らかくて、レコードで再生する方が望ましいレコーディングですな。シューベルトのミサ曲第2番は、少年合唱で存在するものは聞いておきたい曲。ハノーファーらしく飾り気の無いコーラスで、オケも小編成で上手くバランスが取れている。この曲、アルトはソロ・パート無い分、ソプラノの出番が多くて聞きどころでもあるのだけど、しっかり歌えてはいる。素の良さで心地良くきけるけど、声の伸び具合や声量からすると、物足りなさを感じる。でも、コーラス全体の流れでいくと決して悪くないし、2年後のレコーディングでソリストとして登場しているので、発展途上の声と思うとそれも愛おしい。レコード盤は、ソロの掛け合いの「ベネディクトゥス」で数箇所針飛びするのが残念。前に進みながらの針飛びなので、まだいいのでしょうが。裏面はシュッツ・バッハで、スコアをお手本通り素直に歌っている感じ。突出した上手さではないけど、とても聞きやすい。研ぎ澄まされた隙の無い演奏に疲れた時、心が疲れている時は、こういう柔らかな演奏にホッとさせられる。(by Nao) 2008/07/20 up |
LP 1975 |
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EIN KIND IST UNS GEBOREN
(FSM/43511AUL) Knabenchor Hannover, Ltg. Heinz Hennig, Brigitte Langnickel-Kohler (Harfe), Knabensolisten, Kolner Vocal-Consort, musica antiqua-Koln, Aufname:Mai 1975 Seite A A Ceremony of Carols von Benjamin Britten 1. Procession 2. Wolcum Yole! 3. There is no Rose 4a. That yonge child (Sopransolo:Tilman Birschel) 4b. Balulalow (Sopransolo:Peter Frank) 5. As dew in Aprill 6. This little Babe 7. Interlude 8. In Freezing Winter Night (Sopransolo:Amade Strube und Peter Frank) 9. Spring Carol (Sopransolo:Peter Frank und Marcus Becker) 10. Adam lay i-bounden 11. Recession Seite B Neue Weihnachtsliedlein von Leonhard Schroter 1587 1. Freut euch, ihr lieben Christen 2. Allein Gott in der Hoh' 3. Josef lieber Josef mein 4. Ein Kind geboren 5. In dulci jubilo, nun singet 6. Lobt Gott ihr Christen 限りなく透明な英国バージョンの「キャロルの祭典」を聞いた後では、少々くぐもって聞こえる。下手じゃないのだけど、もうちょっと声の伸びや少年の溌剌さがあって欲しい。情景ごとの歌い分けが出来ていないせいか、ちょっとノッペリした感じ。ソロ・デュエットはスッキリと歌えていて気持ちよい。いまいちムードに乗り切れないまま終わってしまった感覚があるが、この曲に挑戦したことに意義があったと考えるべきか。 B面のクリスマスの古典曲の方がやはり彼らの本領。ソロもコーラスも無理なく本来の姿で歌えている安堵感がある。地味な作りだけど素朴なコーラスが古楽伴奏によく合っており、A面と同じ合唱団が歌っていると思えないほど。餅は餅屋って事ですか。 (by Nao) 2005/04/01(Friday)up |
LP 1973 |
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JAUCHZET DEM HERREN (Camerata/CMS
30048LP) Mehrchorige Psalmen und geistliche Konzerte von Heinrich Schutz Ingo Metzmacher, Andreas Kowalewitz, Rene Pfluche, Sopran; Wolf-Andre Sturm, Peer-Martin Sturm, Karsten Bischof, Mezzosopran; Klaus Heider, Rene Jacobs, Altus; Klaus Schneemann, Tenor; KNABENCHOR HANNOVER, Leitung:Heinz Hennig, Januar 1973 SEITE 1 1. Lauchzet gem Herren, alle Welt, singet, ruhmet und lobet 2. Freuet euch des Herren, ihr Gerechten 3. Ist nicht Ephraim mein teuer Sohn SEITE 2 4. Lobe den Herren, meine Seele 5. Wie lieblich sind deine Wohnungen 6. Wie ein Rubin 7. Jauchzet dem Herre, alle Welt ソプラノ3人・メゾソプラノ3人・アルト2人・テノール1人のソリストだけで歌ったり、コーラスが混じったりという構成でシュッツのモテットが歌われている。個々の声がよく響いてくるのが心地良い。コーラスが若干ばらついて聞こえるのに比べると、ソロは安定感がある。特にソプラノパートにきれいな声の子がいて、シュッツ向きにさらりさらりと歌いこなしてる。軽快で力んで歌う事なく仕上がっているのがハノーファーらしい。聞けば聞くほど味の出てくるスルメのようなシュッツとの組み合わせもうれしい。 (by Nao) 2007/01/19(Friday)up |