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"The Lad from CORONATION STREET"
(EMI/GTV1001)*Organist:David Hill, +Treble:David Hill, accompanied by
Simon Wright, P.1970 Side One 1.Trumpet Tune and Air*(Purcell) 2.Where'er You Walk+(Handel) 3.Ave Maria*(Bach-Gounod) 4.On Wing of Song+(Mendelssohn) 5.Traumerei*(Schumann) 6.Holy City+(Weathey) Side Two 1.Handel's Largo* 2.Oh for the Wings of a Dove+(Mendelssohn) 3.To a Wild Rose*(McDowell) 4.Blow the Wind Southerly+ 5.Jesu Joy of Man's Desiring*(Bach) 6.Cradle Song+(Brahms) 今をときめくDavid Hill 氏の、12〜13歳頃のレコーディング。交互に流れてくる、オルガン・歌ともにヒル氏のソロという、珍しい構成になっている。どちらかと言うと、オルガンの方に重点を置いているようで、TV番組("The Lad from CORONATION STREET")でも演奏を披露していたらしい。「オルガンを教えたい。」という希望通り、音楽の道を着実に歩んできたのだろう。オルガンの方は、誰もが知っている落ち着いた雰囲気の曲を6曲弾いているが、チャペルで演奏される本格的な曲の前段階では、こういう曲を練習するのかもしれない。一緒に鼻歌を歌ってしまう気持ちのよい曲ばかりだ。声は細めのノン・ヴィブラートで、正確に音を刻みつつ、トレブルの定番を歌っている。このレコードは、当時のディヴィッドの才能を賞賛しての記録だったのだろうが、私にはヒル氏の過去の歩みを知る手掛かりのひとつである。(by Nao) 2002/05/12 up |