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We will go unto the house of the
Lord/(BNFL)/The Choir, Organ & Bells of Carlisle Cathedral, Conducted by Jeremy Suter, Anthony Gowing, organ, Recorded
in Carlisle Cathedral July 3rd., 4th. & 5th. 2000 1.Bells 2.Parry:I was glad 3.Seivewright Invocation 4.Dering:Duo Seraphim(Joseph Bolger and Nicholas Brown, trebles) 5.Foster:Magnificat from BVM Service(Joseph Bolger, treble solo) 6.S.S.Wesley:Holsworthy Church Bells(Jeremy Suter, organ) 7.Stanford:Te Deum in B flat 8.Mozart:Laudate Dominum(Nicholas Brown, treble solo) 9.Somervell:Summertime on Bredon 10.Psalm 111 11.Wandely:Gloria from F minor Communion Service 12.Murrill:Carillon(Anthony Gowing, organ) 13.McKie:We wait for thy loving kindness O Lord(Alan Wilcock, tenor) 14.Palestrina:Exsultate Deo 15.Monteverdi:Cantate Domino 16.Travers:Ascribe unto the Lord 17.Vaughan Williams:Let all the world 18.Mulet:Carillon-Sortie(Anthony Gowing, organ) 19.Bells 可愛らしい声に混じって、ビビ〜ンと突出して響く声が聞こえてくる。個々のレベルにはバラツキがある中、上手い子が何人かいる印象だ。ちょっと声量に物足りなさを感じるが、それもそのはず。カーライルは、コリスター12人にレイ・クラーク8人のこじんまりしたクワイアなのだ。でも、500年近い歴史のあるクワイアで、当初はこの半分の構成だったそう。ソコソコに歌えるクワイアは、いくらでも存在する事を実感する。4番のモテットは同じレベルのトレブルによるデュエットで、ちょっと艶っぽくて美しい。少々、ニコラス・ブラウンの方がまろ味があって勝ってる。モーツァルトの「ラウダーテ・ドミヌム」も、声そのものの良さと確かな技術で理屈抜きに上手い。ニコラス・ブラウンは、1994年から2001年6月までの間クワイアに在籍しており、この後 BBC Young Chorister of the Year 2000 の覇者になっているので、それも当然だろう。カールソンびいきである私は、彼を抑えて優勝したニコラス・ブラウンを聞いてみたかったのだけど、主観や諸事情のあるコンペティションの結果にこだわる事はないわと、やっと吹っ切れた感じ。6番のウェズリーのオルガン・ソロは、歌詞を付けて聖歌にして欲しいような清楚なメロディだ。最近チャペルに追加されたご自慢の鐘は、最後の締めを飾り延々4分間も鳴り続ける。カーライルゆかりの作曲家の曲を取り入れたり、このクワイアならではの創りが施されている。(by Nao) 2003/03/23 up |