LP | ![]() |
GEORGE PHILIPP TELEMANN / Die deuche Vorklassik
(Archiv/14025 APM) Siete A : Horst Gunter (Bariton), George Goebel (Cembalo), Knabenchor der Lubecker Kantorei, Kammerorchester, Dirigent:Fritz Stein, 1953年9月3-4日 Seite B : Bruno Bruchmann (knabensopran, Lubecker Kantorei), George Goebel (Cembalo), Rolf Ermeler (Querflote), Heinrich Haferland (Cello), 1953年9月1-2日 Siete A 1. DER SCHULMEISTER (19'50) Seite B 1. DAS GLUCK (8'00) 2. DIE LANDLUST (9'31) 50年以上前のものとは思えないくらいきれいなレコードで、B面がブルーノ・ブリュックマンのソロ。シンプルな古楽の伴奏とBSにモノラルのひなびた雰囲気が合っている。ブルーノはA面でコーラスに参加しているリューベック・カントライ所属の少年らしい。sounds'Libraryを見てもドイツのBSソロのLPは少ない。どんな声だろうとワクワクしながら針を落とし、流れてきた声に「あ、このタイプは好き」と安心して残りを聞く。ブルーノは全体に軽くヴィブラートを使いながら丁寧に歌っている。昔の録音物で聞くちょっと古めかしい歌い方だけど、当時はこれが主流だったのかも。熟練しているけど清々しさと柔らかさががあって、これが品のよいテレマンによく合うんだ。女声用のソロカンタータを歌っているが、2曲とも途中のレチタティーヴォなんぞ本当に優美。声は少年で気持ちは大人に成りかけという微妙さにくすぐられる。レコード・ファン冥利に尽きる録音。 この他に「ヘンゼルとグレーテル」で眠りの精のソロの録音が残っており、子供らしい歌も聞いてみたいところだが、数分の為に出費するのをためらっている。 (by Nao) 2005/03/11(Friday)up |