CD 2009.5 |
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CANTO ERGO SUM (LWC 1004) 1. Air - How beautiful are the feet, from “Messiah” (Handel) 2. Ich halte treulich still, BWV 466, from Geistliche Lieder (JS Bach) 3. Ave Maria (JS Bach - Gounod) 4. Pie Jesu ~ from “Requiem“ (Fauré) 5. Cantilena ~ from ”Jeremia” (Kverno) 6. Benedictus ~ from “Missa Brevis Sti. Joannis de Deo” (Joseph Haydn) 7. Ave Maria (Schubert) 8. Og Natta ror sin lette båt (Kjell Mørk Karlsen) 9. Nunc Dimittis (Geoffrey Burgon) 10. O For The Wings Of A Dove (Mendelssohn) 11. Bist du bei mir, BWV 508 (JS Bach) 12. I himmelen, i himmelen (Folktune from Heddal) 13. Nun ruhen alle Wälder (Sigfrid Karg-Elert) 収録曲のタイトルを見ていただきたいのですが、続いてバリバリのクラシック系です。でもちょっと親切な選曲もありますね。合唱団でこの系統の曲を歌ってきたトレブルくんなんだな~と思いました。 かつて教会が女声のかわりにボーイソプラノを欲した、その用途にまさに合うような声質です。天から降りそそぐ声というよりは、大気のように周囲に満ち溢れる声です。やわらかく人間的で。聖母マリアって感じでしょうか。声に慈しみを感じさせてくれます。ジブリのもののけ姫とかの主題歌も似合いそうな声です。 2枚のCD、カバー写真もデザインが目を引き、オシャレですが、中のCDも3月のは黒、今回のは白で意識して作られていると思いました。最後の曲なんかは約15分。堂々とソロの役割を果たしています。実力もあり、大切に扱われたボーイソプラノなのでしょう。 曲もロングバージョンで歌ってくれているのもあって、満足して聴くことができました。 (by Hetsuji)2016/7/01 FRI UP |
CD 2010.3 |
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SOLI DEO GLORIA (LWC 1010) 1. Solrenning Saele 2. Altar 3. Pastorale, Opus 150 no.4 4. Eg Veit I himmerik ei borg 5. Jesu Bleibet meine freude BWV147 6. Aria from ''Paulus'' 7. O Jesulein Süs, O Jesulein Mildt BWV493 8. Laudate Dominum K339 CONCERTO DEL SIGR, TOMASO ALBINONI F-DUR 9. Allegro 10. Adagio 11. Allegro 12. Herrens Moder, Opus 50 13. Dir, Dir Jehova, Will ich singen BWV452 14. Ing er sa Trygg I fare 15. Naermere deg min Gud 16. Aben lied, Opus 150 no.2 17. Jeg vet meg en Soun I Jesu Navn 18. Evening Hymn このアルバムカバー写真、なんかカッコイイなあと思って眺めています。カメラマンさんのこの感性がステキ。 肝心の声は、というと、女声度というかカストラード度が増したような気もします。彼は少年ですが、もしかして内面的にも熟成しているのかもしれません。演奏は熟成していますねえ。それでいて繊細で毀れそうな危うさが雰囲気にあります。選曲はこちらの方がちょこっとメジャーかもしれません。なんて私が聴いたことがある曲がポツポツあっただけですけれど。が、全体のコンセプトは前作からぶれていません。立派です。数十年後に聴いても価値は変わらないでしょう。弦との相性も良い声ですしね。神さまのことを歌っているのかな。女声の響きに近くても女声にはない哀愁が、切なく声から聴こえてきたりします。(by Hetsuji)2016/7/01 FRI UP |