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〒453-0027 名古屋市中村区大門町19

薬を飲むことに抵抗がある方へ

薬を飲むことに抵抗がある方へ

  当院は、開院以来ずっと、「普通に日常生活を過ごす」を支えることを目標としています。

精神科が対象とする神経症、うつ病、統合失調症等に対する治療はいろいろありますが、最も早く確実につらい症状を改善させ、良い状態を維持できる可能性が高いのは内服薬、つまり飲み薬です。ですが、それぞれの状態に合う薬をみつけるためには若干の試行錯誤が必要です。そしてその方に合った薬を飲み続けることで「普通に日常生活を過ごす」ことが可能となります。

 薬に抵抗がある方は、「副作用に悩まされたことがある」「身体に毒だと聞いた」「飲み始めたら一生飲まなければならないのはいやだ」とおっしゃいます。

  病気が改善し薬の必要がなくなる場合もあります。近年は比較的早期に受診していただく方が増えたことや薬が発達したこともあり、回復して「受診を終了しても良いでしょう」という方も多くなった印象です。しかしながら、一生かどうかは別として普通に日常生活を過ごすためには、ずっと薬を飲み続ける必要がある方もいらっしゃいます。

 このことは、例えばメガネとよく似ています。メガネも調整するのに試行錯誤が必要です。かけ始めたら眼が疲れて頭痛や肩こり、ひどい時はめまいが出現したり。それはメガネが合っていないからですが、だからといって「メガネは身体に毒だからやめたほうがいい」と、かけるのをあきらめると、日常生活が不便なままです。合うメガネに出会えれば、つらい症状は出ないし、できなくなっていた仕事もできるようになるでしょう。

  メガネが合わないことでつらい症状が出たら、ほとんどの人は「メガネが合わないのだから、合うように調整しよう」と考えます。薬を飲み続ける必要がある方にとっては、薬はメガネと同じです。合わないと思ったら、まずは医師に相談し、調整することを考えて下さい。

   このように、合う薬を見つけるためには、医師に「合わない」と言う必要があります。すると医師は「どう合わないの?」と聞くでしょう。その問いは、合わないと言ったことを責めているのではありません。医師は合わない状況を分析して、より合う薬は何かを考えているのです。ですから、どうか遠慮なく、その先を話してください。その言葉の続きを待っています。そして、良い薬の種類や量に出会えるよう、一緒に模索していきましょう。どんな薬も、飲まなければ合うか合わないか分からないのですから。




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