≪ メ モ ≫
一戸と二戸の境にある浪打峠は、古代は海底であったそうで江戸時代にはここで貝が拾えたそうだ。
地層の姿が波に砕かれた海岸に似ていることからこの名がついたらしい。
明治9年に明治天皇が東北御巡幸の際、この峠で行われた野立てに山下水が用いられ大変喜ばれた
ことから、その後、この山下水は御膳水と呼ばれる名水となったそうだ。
その時に水樋に添えて差し出された和歌が次の通り石碑に刻まれている。
「足曳の山下水をくみあげてわが大君にお茶をたてまつる」(現地説明板より)
この水は水質検査の結果、一度沸かしてからお飲むよう現地に注意書きがあるが、柄杓もあるもの
の、写真のように落ち葉で一杯で汲む気にはなれなかった。
|
|