あおもり湧水サーベイ        五所川原市へもどる

   春日内観音堂の水
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五所川原市相内
                        


 ≪ メ モ ≫


     飛び地合併して五所川原市となった旧市浦村は、鎌倉時代は十三氏が支配していたが、後に蝦夷官僚と
     なった藤原安東氏が十三氏を討って一帯を支配し、福島城の改築や出城の唐川城を築くなど大繁栄をも
     たらしたが、その後大津波により壊滅したという記録が残っている。

     春日内観音堂はこの唐川城址の真下に建っており、津軽三十三霊場の十七番霊場となっている。

     駐車場から急坂を10mほど昇ると朱色に塗られた橋とともに本堂が見え、その右側には昔の流し台に載せら
     た青いバケツに水がチョロチョロと流れている。
     引き込まれた塩ビパイプを伝って行くと、奥院の鞘堂に5mほどの滝があって、水はそこから引かれている。
     良く見ると、滝の岩肌からも水が滲みだしているので、この滝の水も沢水ではなく湧水なのかも知れない。

     観音堂から唐川城址への道は舗装されているが、車のローギヤでないと昇れない急坂である。
     城址からは、日本海や十三湖、岩木山など、津軽地方が一望され、穴場的スポットとなっているので訪れて
     みる価値は十分ある。


観音堂 水は奥から引き込まれている 岩から滲みだす程度



≪ DATA ≫

指  定  区  分 なし
お  薦  め  度 ◎◎◎
分       類 河川水?
飲       用
所   在   地 五所川原市相内字岩井81
G    P    S 北緯 41.04.16  東経 140.21.20
ア  ク  セ  ス R339「相内バイパス」に看板がある
問   合   せ -
そ   の   他 お堂は無人堂である
訪  問  日(水温) 平成24年9月2日(-)


≪ MAP ≫


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