≪ メ モ ≫
仏教が日本に入ってきて以来、奈良時代から日本古来の神々との融合が考えられ神仏習合が進んだ
が、平安時代になると、神は仏が仮に形を変えて現れたものとの考えが出現し、これが「権現様」
となったらしい。
「権」は仮に、「現」はあらわれるということで「仏が民衆を救うために仮に神の姿となって現れ
たもの」だそうである。
徳川家康が死亡した時、大明神として祭るか権現として祭るかの論争があったが、結局、天海の
「秀吉を豊国大明神とした結果、豊臣家は滅んだ!」との一言で「東照大権現」に決まったそうだ。
ここの権現様が家康と関わりがあるかどうかは定かでないが、梵珠山一帯が仏教との繋がりが深い
地域であることを考えれば、その信仰には共通したものがあるのであろう。
いづれ機会があればもう少し詳しく調べて見たい。
中山大権現周辺は、人の手が加えられ綺麗に保存されている。湧水は獅子の口から流れ出ておりか
なりおいしい部類に入る。
頭痛や眼病、皮膚病に効くとされ、岩手県九戸郡山形村の久保定蔵さんが建てた「水神塔」がある
など、遠く県外からも訪れる人がいることをうかがわせる。
場所は、津軽道を五所川原東インターで降り、野里部落を過ぎ長橋溜池を左に見て林道を真っ直ぐ
進むと、右手に赤い鳥居が見えてくるのでわかり易い。
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