あおもり湧水サーベイ        鯵ヶ沢町へもどる

      城の下の井戸
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鯵ヶ沢町本町
                        


 ≪ メ モ ≫


     鰺ヶ沢町は、江戸時代、津軽藩の年貢米を大阪に積み出す湊であり年に七万石の米が運ばれたらしい。
     藩の財政を支えるこの湊には町奉行所が置かれており人々は奉行所を「城」と呼んでたそうだ。

     現在、その奉行所のあった丘の下には、滾滾んと清水の湧く井戸があり「城の下の水」と呼ばれている。

     この水はかつて北前船に積まれた飲み水で、大きな湊の条件の一つは、よい水が手に入ることだそうだ。
     鰺ヶ沢は海沿いにありながら結構湧き水が多い所である。昔はここを含めて七箇所ほどあったらしい。

     場所は鯵ヶ沢警察署の真向かいという好条件にあることから、水を汲みに訪れる人が後を立たない。
     釣瓶に下がった桶の中から湧いており、見た目では井戸水というより湧き水に近い。
 
     町は古くから味噌造り、酒造りや糀造りが盛んであり、豊富な水と北前船で伝わった技が残っている。
 
     湧水ではないが、このような古くからの文化と融合した水であることから掲載することとした。 

警察署向かいにある 大変汲みやすい 由来がきちんと書かれている



≪ DATA ≫

指  定  区  分 なし
お  薦  め  度 ◎◎◎
分       類 湧水(井戸水)
飲       用
所   在   地 鯵ヶ沢町本町
G    P    S 北緯 40.46.50  東経 140.12.22
ア  ク  セ  ス 五能線鯵ヶ沢駅から車で5分
問   合   せ 0173-72-2111 鯵ヶ沢町役場
そ   の   他 駐車可
訪   問   日 平成20年11月3日


≪ MAP ≫


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