好き好き大好きっ

2009.3.21.sat アマガミその2

(前回までのあらすじ)

   「仮面優等生の仮面を剥いでやるッ!
    ――行くぞ武道、仮面(マスク)狩りだッ!」


 仮面優等生・絢辻詞の仮面の下を見てみたいッ! そんな思いに駆られた俺は、あたかもマスク狩り大好きネプチューンマンのような気分になって、真っ先に攻略に向かう。そんな俺を待ち受けていたのは……?









ちなみに詞シナリオ中、「嬉ション」という単語は実際に出てきます。




 むしろ、“彼女のほうがよほどネプチューンマンらしかった”という、大変恐ろしい事実でした。
 それも、“サドっ気全開な21世紀版”の。




 ……ええ、仮面の下の第一印象としては、仮面狩りだなんて意気込んでたら、逆にこっちの顔の生皮を剥がされたような気分です。いや、初期状態では猫を被っていたところまで含めて、見事なまでの21世紀版ネプっぷりでした。まさに暴君ッ!
 なるほど、考えてみたら、彼女の設定って基本的に完璧超人でしたしね。これなら納得……ってレベルを遥かに超えてますよあのサドっぷり! まさか、これほどまでにドM専用キャラだったとは……ッ!
 いや、発売前のスタッフコメントを読むと、「メインヒロインにしては珍しい、好みが分かれるタイプ」とは言われてたので、それなりにすごい本性があるんだろうなとは思ってましたが、そこからの想像すら遥かに上回る、実に素晴らしい仮面の下でありました。具体的には、俺を喜ばすために作られたキャラです。ええ、そうとしか思えないぐらいツボ……あまりにもツボすぎる……ッ!

 いやあ、仮面の下が現れるイベントは、ちょうど恋愛レベル2に上がった直後に起きるんですが、あのイベントのゾクゾクっぷりときたら……! 正直、勃起しました。フフ(←吉良吉影の笑い方で)
 なるほどなるほど、高山絵師のサイトにある絢辻絵を今見ると、あの「ジ〜ッ」って視線の意味が、本質的に理解できました。自分のモノにした獲物を、どうしてやろうかって思ってる顔なんですね。……道理であの絵にやたらと惹かれたわけですよ俺。

 いやもう、常に情け容赦のないツッコミと、その裏に滲み出てきている愛情のバランスが絶妙です。ドM専用って言いましたけど、実際にはかなり、普通の嗜好の人にも好感が持てるヒロインかもしれません。それだけ爽快な言動が多いというか。
 たとえば、ときどき絢辻さんからは、「頭腐ってるんじゃないの!?」なんて暴言を吐かれたりしますが、しかしながら、このアマガミの主人公には、実際にそう言われても仕方がない発言が多いわけで。むしろ、あのHENTAIに対して、誰も言ってくれなかったことを見事に言ってくれるという意味においても、そこに痺れる憧れるゥ!的な魅力があるわけですよ。っていうか、主人公がHENTAIだということを逆手にとって、逆にそれをネタに弄んでくるぐらいですしね。そのおかげか、会話モードでの「えっち」ヒットでは良い結果がわりと多い気がします。あの性格のため、会話モードの難易度はかなり高いですけど。
 ……余談ですが、暴言や弄び、直接的暴力といった結果が見えているにも関わらず、果敢にそういうネタを振る主人公もやはり大物としか。

 とにかく、こんなにも「弄ばれるのが快感」って気持ちを味わわせてくれるキャラがメインヒロインという時点で、このアマガミという作品の底知れなさがご理解いただけるかと思います。正直、キッツイ発言や言動も多いわけですが、それを上回るほどの信頼とか愛情みたいなものが、これでもかっていうほど滲み出ているわけですよ。なるほど、「好きだから苛めてやりたい」っていう概念というのは、こういうものなのかと。恋愛レベルアップ直後のヒロインモノローグなど、見ていて身悶えするぐらい恥かしいノリですしね。あれは他人に見られたら死ねるレベルですよwwwwwwまあ、そういう内面を人に見せないからこその仮面優等生なわけですが。


<関係しているといえば関係しているかもリンク>
【ニコニコ動画】 実は『農ドルちゃん』の声?を当てていたのが、絢辻詞役の名塚佳織だった事実。
 意外なところですでにつながり(?)が! ……しかしそれにしてもこれ、今見ても恥かしくてたまらんwwwwwwwww 

2009.3.20.fri アマガミその1



 ……自分がドMとしてこの世に生を受けたことに、今、心からの感謝を父母に……ッ!

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