スイス-ドイツ越年2019-2020 |
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1日目(12月28日) |
1.日本脱出 |
今回は成田出発だが、昼過ぎのフライトなので、自宅で朝食を摂ってからゆったりと出発
京王線で空港に向かうが、小田急線で人身事故があったらしく、途中から大混雑。やはり年末は、こういった確率が少し高くなる。
もし偶発的なアクシデントで、傷ついたり命を落とした方がいるのなら、とても気の毒なことではあると思うが、傷ついた本人を含め、
誰かの意思による事故だとしたら、それはとても迷惑なことだと思う。
電車自体は遅延することなく、予定通りに京成線に乗り換えて昼前に成田空港第2ターミナル。
ゲートには早くつきすぎたようで誰もいない。
しかし飛行機は既に待機中。思いのほか小さい。
それは良いのだが、エンジンから部品を取り出して何かしている。飛ぶ直前だというのに見たくはない作業だ。
しかし乗客から見えるところで、どうどうと仕事をしているのだから、重大でもなくリスクのない作業なのだろう。
飛行機は成田空港を13:50に出発するはずだったのだが、準備遅延と上海混雑と急病人という三重苦で15:00頃にやっと出発。 |
2.上海 |
離陸は15:22。
日系キャリアにしては珍しく、フライトマップが機能しなかった。
窓から富士山、琵琶湖、瀬戸内海を視認。
定刻から一時間近く遅れて17:30に上海浦東に到着。
機外に出られたのは18時までずれ込んでしまったが、イミグレはスムースで18:15に入国。
時間的にホテルに着いたら真っ暗だろうし、機内食の時刻も遅かったので、空港で晩飯用にオニギリをゲット。
地鉄2号線で川沙駅から徒歩5分のホテルに19時に到着。
浦東空港で翌朝トランジットをするときのための、近くてコスパの良い宿として前から目をつけていたのだがまずまず正解だった。 |
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2日目(12月29日) |
1.上海からスイスへ |
翌朝は日常での出勤時間と同じ時刻にホテルを出発し浦東空港のエリア内で牛肉麺に手羽先とコーラをつけた朝食。68元。
中国は春節が重要なので新暦の年末年始は大したイベントではないのだが、長期休暇なのかスイスに向かう中国人乗客も多い。 |
2.チューリッヒ |
我がLX189便は定刻の09:50に出発し、40分前倒しの14:50に1年半ぶりのチューリッヒに到着。
イミグレも、鉄道駅への移動もスムースで、着陸から30分も経ずして電車に乗れ、15時半にはホテルチェックイン。 |
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初めての場所より二度目の方が勝手がわかって良いが、
わくわく感は減少する。
ホテルでは、「ここでの宿泊はは初めて?」と聞かれ、
「2度目だよ」と答えると、一瞬でチェックイン。
部屋に荷物を投げ込んだらリマト川を散策。
一回りして中央駅付近を歩いていると、いい感じで黄昏てくる。 |
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3日目(12月30日) |
1.チューリッヒから初ドイツ |
前回もそうだったが、今回もチューリッヒでの滞在時間が短い。
とても美しい街なのでもったいない話だが、今回はドイツメインだし、ドイツへの移動は指定席を押さえているのでやむを得ない。
一時間だけ、チューリッヒの街歩きを楽しんでからホテルに戻って、9時20分にはチェックアウト。
チューリッヒからフランクフルトに向かう国際列車は、10時出発予定だったが10時に入線。 しかも案内と逆編成。
フランスでも同じことがあったが、日本や中国でこんな目にあうことはまずはない。
さらなる悲劇で指定の88列のみ窓もない。
とりあえず84列が空いているので、そちらに座る。
10分遅れで出発。
予想に反して電車は北ではなくフランス国境に近づくように西に向かい、スイス側国境のBaselで停車。 ここから進行方向が逆になる。
動き出したら再びすぐに停車して、ドイツ側Basel-bad。
ドイツはトランジットで何度も通りかかり、ドイツで入国(入域)手続きまでもしていたが、空港から出たことはなく実質的な初ドイツ。
フランス国境に沿って北上する電車は、最初は空いていたのだが途中から混み出し、フランクフルトには10分程度の遅れのままで到着。 |
2.フランクフルト |
駅から至近の東横インに直行したが、部屋に入れるのは1600以降とのこと。 日本語が堪能なドイツ人スタッフにチェックインしてもらう。
日系のホテルに泊まりたかったわけではないのだが(どちらかと言うと海外で日本の影は敬遠したいのだが)、コスパがとても優れているので選択。
チェックインだけ済ませ、フロントに荷物を預けて徒歩でレーマー往復。
人が多い。
ホテルに戻る途中でフランクフルト駅のDBカウンターに寄ってバリデーション。
20時前に不本意な寝落ち。 時差ぼけか? |
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4日目(12月31日) |
1.フランクフルトの朝 |
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そのまま5時まで爆睡し、すっきり目覚めて朝シャワー。
窓の外は真っ暗。
朝食は冬のヨーロッパとしては珍しいくらいにサラダが充実。
やはり日系。
緯度が高いので8時まで待っても夜が明けきらないが、
川沿いで夜明けを楽しみながら再びのレーマーを往復。
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2.ドイツ鉄道 |
今日は今回の越年地に選んだRothenburg o d tauberを目指す。
乗り放題のドイツパスを使って自由席での出たとこ勝負だが、タイトな乗り継ぎがあるし、ドイツ鉄道も時刻の信頼性が今一つな上に、
本数が多くない区間もあるので、午前中から移動を開始する。
時刻の信頼性が高ければ、いったんケルンまで北上して大聖堂を見たいところだったが、トラブったら自力で解決できない様な冒険はできない。
Rothenburg o d tauberまでは二回の乗り換えがあり、まずは幹線のWuerzburg駅。
ここでは13分の乗り継ぎ間があったが、電車の遅延により3分で隣のホームまで駆け抜ける。
もし、もう少し遅れていたら、二番目の電車は発車を遅らせていたのだろうか?
まぁ、ここWuerzburgなら、2時間待たされることになったとしても街に出れば見どころもカフェもあるので、その時はその時なのだが。
次の路線もドイツを南北に貫く幹線だが、列車本数から推測するに、最初の路線ほど主要ではなさそうだ。
40分少々でSteinach駅
ここからはローカル線に移ることになり、この乗り換え駅は街も小さく、ここで取り残されたら時間を持て余すことになるだろう。
目的地のRothenburg o d tauber行きは、15分待って15分の乗車時間。
ちなみにドイツには、もっとメジャーなRothenburg駅(というか街)があり、位置はまったく別。
そこで区別するために、駅名にも街名にも「o d tauber」と付けられているが、これは「タウパー川の上の(ローテンブルグ)」という意味になる。 |
3.Rothenburg o d tauber |
結果論としてRothenburg o d taubeには極めてスムースに到着し、そこから徒歩10分の越年宿に13時に投宿できた。
これならケルン大聖堂も落とせていたことになるが、フランクフルトの出発が(ケルン往復+αで)3時間遅れていたら、どうだったかはわからない。
Rothenburg o d taubeは評判通り、中世ドイツをそのまま冷凍保存していたような街並みで、ホテルもとてもかわいい。
13時に到着したというのに、部屋にもすぐに通してくれたが、今日はレストランが14時までだと言う。
ニューイヤーイヴだしな。 |
外を歩いたが、菓子屋にすら行列で、ハンバーガー屋くらいしか選択肢がない。
何度か様子を伺い、三度目の正直で宿泊ホテルのレストランに空席。
良く判らないままテキトーにコースを組み立てたが、まずまず正解。
前菜とスープとステーキで33.3ユーロ+チップ3ユーロ。
夜になってから、広場で越年セレモニー。 |
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5日目(1月01日) |
Rothenburg o d tauber的元 |
8時過ぎに朝食に行ったら一番乗り。外はまだ薄暗い。
思っていたほど悪くはないが、パンが固いのと野菜が少ないのが冬のヨーロッパ。 やはり昨日の東横インは特別。
時々部屋に戻りながらも、ほぼ1日街歩き。
駅に戻って時刻表もチェックしたが、事前調査通りで毎時06分発。 すべてスタインナッハ往復のみのローカル線。 |
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ここの街歩きは本当に楽しい。
街の周囲を城壁が取り囲み、その半周くらいは城壁を歩くことができる。
城壁の上でもなく下でもなく、屋根もあるのだが地面からは8mくらいの高さで街を眺めながら散策。
城壁の外側は、小さくくりぬいた(矢を射るための?)窓から展望できる。
本日もホテルのレストランは大混雑。
店員の計らいで一席を空けてもらったが、この街のレストランのリソースは不足。 |
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6日目(1月02日) |
1.Rothenburg o d tauber脱出 |
本日は昨日よりもさらに早い7時半にレストランに下りたが、誰もいないし来ない。(一応、開いている)
静かな朝食をエンジョイ。 最後にもう一度街歩き。
チェックアウトしてから昨日も開いていた売店でガスウォータを買って駅。
ローカル電車は定刻で出発し、予定通りにsteinachに到着。
駅は小さく、空調が不十分な待合室以外に何もないし、外に出ても小さな町に人影はない。 |
2.南下 |
40分ほどの乗り換え時間で、ドイツの中央部を南下する電車が到着。
この電車は途中で分岐することになっているのだが、前方に乗るべきか後方に乗るべきかの案内がない。
とりあえずテキトーに乗って、座席予約の表示を見たら、この車両は別方面行っぽい。
ちょうど車掌が来たので尋ねたら、やはり後方車両が、次の目的地(乗り換え地)であるkaufbeurenに向かう車両だという。
車両は分離されておらず、中から行けるというので、通路をひたすらに移動。
さっきより少し良い座席シートになった。
少し大きいkaufbeuren駅では20分ほどの乗り換え時間で、本日の目的地のfuessen行きに乗車。
今日の三本目はちょうど一時間の行程。 途中から前方に白いアルプスが見えてきて、少しテンションが上がる。
北斜面なので雪も多めなのだろう。 |
3.fuessen |
fuessen駅には、ほぼ時刻通りに着いたが、ホームに大勢の人がいる。
そして彼らは、電車のドアが空いたとたんに降車客を無視して、どんどん乗車してくるので降りられない。
降車客の一人が怒鳴ったが、それも無視して押し寄せてくる。
この列車は、この駅で折り返してミュンヘン行きとなるのだが、座席指定がないことから、ミュンヘンからの日帰り観光客が先を争っているのだろう。
駅の出口でもバスが着いたら、大量の乗客が駅に駆け込んできた。
本日の宿は駅から徒歩5分くらいの算段。 ストリートビューで予習しているので不安はない。
HOTEL Ludwigs。
英語読みでは読めないが、ルートヴィヒと発音する。
ノイシュバンシュタイン城をぶっ立てたルートヴィヒ二世から取っているのだろう。 |
チェックインをするのはフロントではなく、外来客がレストランに行く通路の途中なので落ち着かない。
問われて朝食を頼む。
チェックイン後にホーエス城。
夕食はホテルのレストランで取ったが、スイス料理のコルドンブルーがあったので迷わずオーダー。
実は昨日の夕食がシュニッツェルで、少し被ったが、これは外せない。
ドイツでは食事に期待していなかったのだが、今回の旅ではなんだか恵まれている。 |
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7日目(1月03日) |
1.ノイシュバンシュタイン城襲撃 |
8時に朝食を摂って、食後はすぐにチェックアウト。 ホテルに荷物を預かってもらって城に向かう。
徒歩50分でノイシュバンのインフォメーションセンターに着いたが、チケットセンターには長蛇の列。 |
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ノイシュバンシュタイン城の内部観覧は諦めて、城の入り口を眺めてからマリエン橋に。
これだけでも十分にフォトジェニック。
ノイシュバンシュタイン城を眼下に見下ろすマリエン橋も、近くまで来る観光バスまであるらしく、
人だかりが凄かったが、収拾がつかないほどではない。
再び城を経由して、インフォメーションセンターまで下りたが、fuessen行きのバス停や
時刻が分かりにくい。 |
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時間もあるので帰りも徒歩。
ホーエンシュヴァンガウの街を眺めながらホテルに戻り、預けていた荷物を引き取ってfuessen駅。
昨日、到着した時の修羅場も頭によぎったが、まったく平穏にミュンヘン行き電車に乗車。
昨日は16時の電車だったので日帰り観光客の帰還ラッシュだったのだが、今はまだ12時なので、彼らはノイシュバンで自撮りの真っ最中なのだろう。 |
2.ミュンヘンに生還 |
fuessenからMuenchen HBF駅はちょうど二時間で到着。
この駅付近に見どころはなさそうなので、Sバーンでマリエン広場に移動。 Sバーンもドイツパスが有効の様なのでフル活用。
マリエン広場から見る市庁舎は非常にフォトジェニックだが、大きすぎて標準の画角に入りきらない。
近くのデパートなどでバラマキ系の土産を物色したが、めぼしいものはなく、だんだんと薄暗くなってきたので、再びSバーンに乗って空港へ。
冬のヨーロッパの夕暮れはとても早い。 |
3.ヨーロッパ脱出 |
上海行はA380-800。
成田からバンコクに飛んで以来だが、こういった巨大機は、今後は減っていくのだろう。
ミュンヘン空港は他のヨーロッパ空港とは異なり、シェンゲン外に出ても多少のショップはあった。
この便は夜行なので、席に着いたらすぐに熟睡モード。 |
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8日目(1月04日)
帰国日(1月05日) |
1.中国 |
上海浦東空港には定刻よりも少し早く着いたが、機外に出るのに時間がかかり、地下鉄乗り場に着いたら17時。
地鉄2号線はX線待ちで混んでいたので磁浮へ。
ロンヤンルーで地鉄2号線に戻り、世紀大道から定番にしている五つ星ホテル。
このホテルは96広場に隣接しているので食事には非常に便利。
家有好麺に入るが、支払いの基本は微信。レジで現金払いができるので、妥協範囲の夕食に49元でありつく。
食後に近くの85℃で、明日の朝食をゲットして帰還。 |
2.帰国 |
まったくいつものペースで5時半に起床
朝散歩で運河の両岸を歩くが、上海は中国人の団体旅行客が多い。
少し早めに虹橋空港に行くも、長蛇の列でチェックインに約30分。
夕刻せまる羽田空港に帰還し、今回のミッション完了。 |
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