昨年の7月以来、久しぶりの山歩きである。それがこの元旦登山となった。正月に登るのは2年ぶりで有る。明け方まだ暗い内に家を出て、背振山系の広域林道へ。ここまで来ると道は真っ白である。古場岳の別荘地に車を止めた。
 6時ちょい過ぎヘッドランプを付けて5cm程積もった雪の登山道を歩き始める。杉の植林帯を抜け送電塔の所で6時半を過ぎていた。真っ暗で、雪の植林帯はルートが解りづらいのだ。目をこらして多分ここら辺だろうと目星を付けて歩くのだが、二度ルートを間違えてしまった。送電塔から先は笹が生い茂っているが、はっきりした直路で有る。少しずつ明るくなり始めた空を眺めながら1時間程で山頂へ。時間は7時半過ぎ。とうに日の出の時間は過ぎているのだが、どんよりとした鈍色の空で、時折風が吹き付ける。誰もいない山頂を期待していたのだが、何とテントが一張り。雪で日の出は望めないと言う予報にもかかわらず、ヤッパリ物好きがいるものである。
 山頂にある半分こ割れかけた温度計を見るとマイナス6度位。風が当たらない岩陰に避難し、コッヘルでお湯を沸かし熱いインスタントスープをすすっていると、単独行の登山者が二人。この井原山山頂にテント泊の親子3人と自分を入れて計6人。風がなければ静かな山頂である。時間もたっぷりあるし、もっとのんびりしていたかったのだが、段々と風も強まり吹雪いて持っているカップに雪が降り込むようになったので帰り支度を始める。吹雪の中、数枚の写真を撮り1時間程で下山。帰りの林道は10p程の積雪となっていた。
私の前に道はない 私の後ろに道は出来る

 新雪にトレースを付けるのは、二本脚でも車のタイヤでも、ワクワクするのは精神年齢がまだ幼いからかな?。

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井原山 元旦登山       曇りのち吹雪               2009−01/01