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 久住 御池 久しぶりの雪山    曇り                2007−03/16
牧ノ戸峠登山口(8:30) 〜0:50〜 沓掛山 〜1:30〜 扇ヶ鼻分岐 〜0:40〜
久住避難小屋 〜0:50〜 久住御池(昼飯&休憩) 〜0:30〜 久住避難小屋 〜0:40〜
扇ヶ鼻分岐 〜0:50〜 沓掛山 〜0:30〜 牧ノ戸峠登山口
        「登りは休憩やらパチリやらで時間はかなり好い加減である」
 
 前日のニュースを聞いていたら、大分自動車道は雪で通行止めと言っている。これは九重に行かなくてはと、急に決定。帰宅後登山準備。
 16日朝4時起床。いつもより早めに目が覚めた。ザックの荷物を再点検。途中コンビニで食料を買い込み出発。太宰府インターを抜けたのは6時前。九重インターで降り四季彩ロードを通り長者原へ向かう。此処まで来ると道路の積雪にくっきりと轍の跡が3本。
 
轍が3本しかない四季彩道路 無人の駐車場

ん!、3本?。こっちから向こうに行く車は左の2本を使い、向こうから来る車は右の2本を使い・・・。対向車が来るとお互いにどちらが優位か推察し合い負けた方が、ひょいと右側の車輪を浮かし相手に中央の1本を譲る。これがお互いダンプ同士だったら凄い迫力だろうな〜。片車輪浮かしたダンプカー一度見てみたいもんだと、下らない想像をしている内に牧ノ戸峠駐車場に着いた。8時である。車は1台も駐車していない。こんな事は初めてだ。この時間に誰も来ていないのは。
 登山準備をし、軽く準備運動で筋肉を伸ばし、8時半出発。当然の事ながらこの新雪の最初の登山者なのだ。
  
まっさらの新雪 私の前に路はない 私の後ろに路は出来る
 
 新雪に最初に靴跡を付けるのは実に気持ちの良いもんである。登り初めて20分程の展望台に付けてある温度計を見ると「−2℃」結構寒いようだ。登山口から沓掛山にかけてマンサクが花を付けているのだが、雪の中で寒そうだ。本来なら雪が終わって春の訪れを知らせる予定だったのだろう。風情はあるが少々可哀想だ。

登り初め 表面が凍ってよく見えないが −2℃ 下山してみると −1℃ 殆ど気温は上がってない

 扇ヶ鼻分岐を過ぎ星生山直下の崖下で一人の登山者が追いついてこられた。話を伺うと同じ福岡の方だった。これから先下山までご一緒することに。新雪の上を歩くのは気持ちが良いが、結構くたびれ時間がかかるのだ。一歩一歩を考えながら楽な場所、深みにはまらないポイントを探し、斜面はステップを切りながら歩くのである。帰宅して登山靴を見ると、つま先の皮がぼろぼろになっていた。雪がザラメ状に堅くなっていたせいだろう。
 久住避難小屋からは先を譲って後ろを付いていく事にした。先陣を切って道を付けていくよりも、後ろを付いていく事の何と楽なことか。人生と同じだな〜。

人一人いない静かな久住避難小屋 同行者の踏み跡をたどる お疲れ様です
 
 御池に付いたのは12時20分。8時半に出発してココまで4時間近くもかかってしまった。最初の予定では天狗ヶ城から中岳そして御池へ降りて昼食の予定だったが変更。このまま御池で昼食。
 1時間半程だらりと御池で過ごし下山開始。下りは福岡から来た方に先頭を切って貰い、後ろから付いていくと2時間半で登山口に着いてしまった。この間山中で見かけた登山者はわずか10名程。雪山でこの人数。昨日思いがけなく降雪があったため皆さん登山の予定を立ててなかったのだろうか。  この冬 最初で最後の雪山に登れた事に感謝である。


登山口からすぐ見える斜面 霧氷の灌木に混じってマンサクの花が 




元もと縮れている花だが凍り付いた雪でもっと縮こまってしまった



凍り付いた灌木 




静寂の山上湖 御池



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