朝5時過ぎ自宅出発。白口岳の沢水登山口に着いたのは、8時。気温8度。天気晴れ。紅葉を見るには最高の登山日和である。山を見上げると中腹は錦の色に染まっている。
最初植林帯の中を歩くので嫌だ嫌だと思っていたが、(フィトンチッド)で身体の雑菌の消毒をすると思えば、それなりに気持ちよく歩けるのである。それに、杉の香も結構鼻腔に心地よいのだ。涸れ沢を渡り水場にはおおよそ1時間弱で着く。ココで大休止。腹が減っていたので、おにぎりを1個食べ、葉っぱの撮影。前回は去年の春新緑を撮影したのを思い出した。1年半ぶりである。体力も回復した所で、再び登山開始。これから先はかなり急な登りで「ヒーヒー、ハーハー、ゼイゼイ」コースとなる。ココも途中の大岩でパチリ休憩。登ってきたコースを振り返る絶好のビューポイントなのだ。
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これから登る白口岳は見えなくて
中央は稲星山である |
絶好の休憩&
ビユーポイントの大岩 |
大岩から振り返ると |
ココから約20分で新ルートの分岐。今までは鳴子山の山頂直下から左に巻いて稲星山の肩に出るコースを採っていたのだが、今回はこれを直登するのだ。キツイ登りをクリヤすると鳴子山山頂。これから稲星山の肩までいくつものピークを越えて約30分。いつものコースの倍の時間がかかった。このコースは6〜7月に登ると「大山れんげ」が見られるらしいのだ。
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このピークを向こうから直登して |
ココにたどり着く |
12時前に白口岳山頂。ココで昼飯。そして昼寝といきたい所だが、あまりにも寒いのだ。気温6度。オマケに風。体感温度は3〜4度位か。身体が冷える前に下山開始。鉾立峠へ一気に降りて一休み。そして佐渡窪へ。鳴子山への途中の紅葉を見て、感動しまくっていたのだが、ココ佐渡窪はそれ以上の景色を見せてくれた。文字通り窪地なので見回す周囲の山肌全て錦の衣をまとっているのだ。中国の映画監督「チャン・イーモウ」に見せたいくらいである。体の芯まで堪能した後、鍋割坂を越へて植林帯を抜け無事登山口に着く。今までだとこのコースは陰気くさくて嫌いだったのだが、紅葉のこの季節はそこかしこ赤や黄色の色模様が目を楽しませてくれた。来年又来よう。
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