大船山  雪山登山        晴れほぼ無風      2005/02/28
岳麓寺登山口駐車場 〜0:55〜 牧場道終点 〜0:25〜 黒岳分岐 〜0:55〜 鳥居窪 〜
1:50〜 大船山山頂 〜1:20〜 鳥居窪 〜0:35〜 黒岳分岐 〜0:15〜 牧場道終点 〜
〜0:50〜 登山口 

 朝4時半家を出て待ち合わせの場所 九州自動車道基山PAへと向かう。早めに着いて車の中で朝飯をすまし、6時にやってきた山友達と九重へと向かう。天気は良いし、しかもここ最近の寒波で山は真っ白だろうと期待していたのだが・・・。

 今回登る大船山へは最短の岳麓寺登山口コースを選ぶ。山頂までは3時間半は充分掛ると見て早めに登山口へと向かう。九州自動車道から大分自動車道へ。そして段々九重の山々が見えてくると真っ白の雪を被った山頂が・・・見えない。白と茶色のダンダラ模様じゃないか。寒波は何度かやって来たが、雪はあまり降らなかったらしい。
 8時に岳麓寺登山口に到着。ここは積雪ゼロ。牧場道のゲートをくぐり抜け舗装された車道を歩く。春や秋ならそこかしこ花が見えるのだが、今の季節枯れた放牧場の中をただだらだらと歩くだけである。
1時間ほど歩くとようやく牧場道終点の柵に着く。牛は一匹も居ない。放牧の季節だと時々路の真ん中に座り込んで口をもぐもぐしながらじろっとこちらを睨み付ける牛が時々いるのだ。そんなときは「すんません。チョット通らせて貰います」と こちらの方が牧草地へ回り込んで通らせて貰うのである。    
                                                             
登山口の
広い
駐車場
最初は
こんな道を
歩く
牧場道から
見上げる
大船山

 牧場道終点からようやく本当の登山道となる。黒岳分岐を過ぎた頃から残雪が所々見えだした。ここから鳥居窪までは小灌木とススキの原の気持ちよい道を上っていく。天気は良いし、風もなく最高の登山日和である。やっぱり日頃の行いが良いのだ。自分の素行に感謝???。

 鳥居窪に着いたのは11時。ここは昔竹田の殿様が幕府に隠れて鉄砲の訓練をした所で、広い草原状の盆地となっている。大船山はこのコースから何度も登っているが、そのうち半分はこの鳥居窪で昼寝をして帰っている。それ程僕にとっては心地よい場所なのだ。 この鳥居窪から山頂までおおよそ1時間と思っていたのだが・・・。此処まで来ると雪も深くなり登山道は2〜30センチの積雪となっていた。日頃の運動不足がたたって脚が重くなり、山友達に先に歩いて貰い道を付けて貰う。本来ならコースを知っている僕が先導すべきなのだが・・・。ヘタに足を下ろすとズボット埋ってしまうのだ。友人の足跡をゆっくりゆっくりなぞっていく。おまけに梢に残っている雪の固まりが日差しで解けて落ちてくるのだ。しかも運が悪いのか下を向いている時に限ってボトッと襟首に落ちてくるのである。先導の友人が「まだね〜」と聞いてくる。「モウチョットで着くよ」 ヒイヒイ ハアハア ゼイゼイ 言いながら答える。これを何度か繰り返して、ようやく山頂直下に到着。山頂に人影がたった一つ。月曜日のせいなのだろうか、このコースも我々だけだし。
 1時大船山山頂到着。鳥居窪から2時間もかかってしまった。
 
  鳥居窪から
見上げる大船山
山頂はこの向こう
この雪が
落ちてくるのだ
大船山の肩
から山頂を
仰ぐ

 くたびれた。久しぶりにくたびれた山登になった。 が 山頂からの風景は疲れをホンの一瞬ではあるが忘れさせてくれる。青空の下 風のない山頂でようやく昼飯。到着が遅くなったので、30分過した後下山開始。時間があれば1時間でも2時間でものんびりしたいような山頂だったのだが・・・。
 下山後 登山口近くの七里田温泉へ。露天の打たせ湯で疲れを揉みほぐした後、帰路につく。

山頂で 久住山
中岳
白口岳
を見る
段原も正月は
真っ白だったのに
縁は
雪が無くなっている
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