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『機能性酸化鉄粉とその応用』
堀石七生 著
四六判 148頁 定価 (本体1600円+税)
ISBN4-946553-26-6 C0058
《内容》
酸化鉄粉とは鉄さびの粉(ベンガラ)である。
本書は、この酸化鉄粉の機能性に魅せられて、長年研究開発に携わってきた著者の、いわば「私のベンガラロード」であり、集大成である。
鉄は、華やかで巨大な鉄鋼産業を支えている。一方、酸化鉄粉ベンガラは、生活に密着した機能性の材料であり、情報産業を支える磁性酸化鉄ナノ粒子は産業の米である。
機能性酸化鉄粉の基礎と応用をわかりやすく解説してある。
《主要項目》
第1章 プロローグ
ベンガラとは/地球創生のドラマ/1万7千年前のアート/セラミックスのルーツ/東西文明の交流/羅針盤になったベンガラ
第2章 着色顔料
日本のベンガラ/近代化の中で/人に優しいベンガラ
第3章 酸化鉄粉の化学と工業
水酸化鉄コロイドの化学/無公害製造法/進化するベンガラ/ナノテク工業
第4章 磁性酸化鉄粉
フェライト磁石工業/磁気テープ工業/電子写真工業
第5章 環境産業
エコロジー社会の振興/静脈産業への道/ダイオキシンの発生を抑制
第6章 磁性酸化鉄ナノ粒子
ナノ粒子の磁性/磁性流体/バイオ分野へ/生物磁石に学ぶ/アグリバイオ関連
第7章 ベンガラ点描
古代土器/南部鉄器と鉄さび/お歯黒とナノテク/漆器とベンガラ/ベンガラ格子と膠/泥染めとベンガラ/黄土と土蔵
第8章 エピローグ−未来へとつづくベンガラロード−
米田出版
発行