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『ケミカルバイオロジー~入り口? 出口? 回り道!~』
濱崎啓太 著
四六判 158頁 定価(本体1600円+税)
ISBN978-4-946553-58-5 C0045
《内容》
この本は自然科学、特に生命科学に関心を持つ高校生~大学生のために書きました。最先端のケミカルバイオロジー(生物学)研究のみならず、それらが関わる
既存の科学や少々泥臭いかもしれない実験の方法にも時折触れました。この小さな本があなたにとってケミカルバイオロジーの入り口となれば幸いです。あるい
はケミカルバイオロジーに寄り道(回り道)をして物理学、情報科学などに軸足を置き別の化学、生物学に進んでもいいでしょう。そしてここを出口としてあな
た自身が新しい生物学を開拓することを期待します。
いざケミストリーの舟を乗りこなし、ゲノムの大海原を渡り、RNA大陸(ジャングル)に眠る宝を探す旅に出よう。
[まえがきより抜粋]
《主要項目》
第1章 ケミカルバイオロジー?
「内から外」への変遷/こんなところにも? 身近なケミカルバイオロジー
第2章 ケミカルバイオロジーの構成要素―何がケミカルバイオロジーを推し進めるのか?―
プレケミカルバイオロジーとしてのバイオオーガニックケミストリー、バイオミメティックケミストリー/ケミカルバイオロジーの源流をなす天然物化学/合成化学とケミカルバイオロジー/天然物化学から発展したケミカルバイオロジー
第3章 分析化学のケミカルバイオロジーとバイオイメージング
生体分子の観測、計測の歴史/バイオイメージングとケミカルバイオロジー
第4章 生命の起源の理解にケミカルバイオロジーは何を与えるのか?
生命の起源は何か?/生命の起源と進化を担ってきたRNA/リボスイッチ
第5章 薬物探索と医療開発におけるケミカルバイオロジー
ゲノム創薬/ケミカルバイオテクノロジー―ケミカルバイオロジーの医薬への拡張―
第6章 ケミカルバイオロジーの計算化学との融合、そして新たな生物学
データベースによる研究支援/コンピューテーショナルケミストリー(計算化学)との融合/システムバイオロジー/システムスケミストリー/シンセティックバイオロジー(合成生物学)
米田出版 発行