『アグロケミカル入門
-環境保全型農業へのチャレンジ-』
川島和夫
著
四六判 172頁 定価 (本体1600円+税)
ISBN4-946553-14-2 C3061
《内容》
一般にアグロケミカルとは農業を意味します。しかし、農産物の生産及び供給を考える際に、農薬とその他の資材は相互に関連しており、総合的な体系の中で論じる必要があります。
そのため、本書では広義に解釈し、農産物を生産して消費者に供給するまでのプロセスにおいて使用される農業資材ととらえて、農薬以外に肥料、土壌改良材、植物活力剤、鮮度保持剤も含めて、アグロケミカルの役割や方向性をわかりやすく解説してあります。
《主要項目》
第1章 アグロケミカルの開発と安全性
アグロケミカルの開発/病害虫との闘いの歴史/アグロケミカルのリスクとベネフィット
第2章 農薬概論
農薬の分類と出荷実績/農薬の研究・開発・普及・販売
第3章 農薬の製剤設計と界面活性剤
製剤のトレンド/製剤用界面活性剤/界面活性剤の農薬としての応用/界面活性剤の植物に及ぼす薬害と生理作用
第4章 環境保全型農業に貢献するアグロケミカル
日本でのアジュバント普及/アメリカでのアジュバント普及/生物農薬/フェロモンと昆虫成長制御剤
第5章 新規アグロケミカルの開発動向
新農薬の開発動向/新規化学肥料の開発動向/土壌改良材/植物活力剤/ポストハーベスト農薬と鮮度保持剤/将来のアグロケミカル
第6章 グローバル化におけるアグロケミカルの課題
世界の農薬会社/日本の農薬会社/日本農業の生き残り
米田出版 発行