ベアトリクス・ポターの家。小さな庭からは、今にもピータが飛び出してきそうな、そんな雰囲気がある。
湖水地方を訪れることがあったなら、ぜひぜひ、訪ねてみてください。絶対、お勧めです。
行き方
<電車>ロンドン・ユーストン駅からオクセンホルム(約3時間)でローカル線に乗り換える(20分)。またはマンチェスター空港から直行便で2時間30分。
<バス>ヴィクトリア・コーチステーションから約7時間。
<私の場合>1回目:ロンドン・ユーストン駅からオクセンホルム(約3時間)でローカル線に乗り換えた(20分);2回目:マンチェスター空港から直行電車で。
湖水地方はピーターラビットの村。彼の生みの親、Beatrix Potter(ベアトリクス・ポター)の家は、いつか訪れてみたいと思っていた。ただ、ロンドンからは直通電車がなく、乗り換えなくてはならない不便さがあり、なかなか行けずに何度も過ぎた。初めて行ったのは、イギリス来訪5度目のとき。Oxenholmeで乗り換えたが、乗り継ぎがうまくいかず、思ったよりウインダミアへの到着は遅れてしまった。3時間弱ぐらいで行けるかと思いきや、朝8時半の電車に乗ったのに、結局、B&Bにたどり着いたのは午後の1時ごろ。前の日、予約していたB&Bに「11時ごろ着くと思います」、と電話で告げていた私は、おお焦りで、Oxenholmeから、「着くのが遅れます」と電話を入れたのだった。
それでもまだ時間はあったので、ウインダミア湖まで歩いて行ってフェリーに乗り、ヒルトップまで出掛けることにした。
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ところが、フェリーを降りて、ヒルトップに行く途中、日本人のおばさん2人にでくわした。「あなたたち、何をのんびりしているの? 帰りのフェリーは5時までしかないわよ」と言う。大急ぎでヒルトップまで駆け上り、息をはずませながらポターの家に到着。係りの人に尋ねると、「フェリーは夜まで(10時ごろまで)往復しているわよ」、と笑っている。人騒がせなおばさんたちのせいで、ずいぶん汗をかいてしまった・・。でも、親切心からだから、しかたがないね、と友(Akikoさん)と笑った。
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そのせいもあって、かなり時間が節約できた私たち。ポターの家を見終わっても、まだ十分に早い時間だったので、今度はフェリー乗り場まで、のんびり野原を突っ切って歩いていくことにした。
「あれは何かなぁ?」「教会ですよ」
ちょうど教会まで行き着いたところで、雲行きがあやしくなってきた。雨がぽつぽつ・・。雨宿りを兼ねて、目についたSawrey Hotelに駆け込んだ。ホテルのバー(?)でレモネードを一杯。
飲み終えたころには、もう雨も上がっていた。さぁ、じゃぁ、ウインダミアに戻るとしますか・・。
翌日はまず、アンブルサイドに出かけることにした。10:15ごろウインダミアからバスに乗り、10:30にはアンブルサイドに着いた。アンブルサイドはとてもかわいい街並みで、今でも、私のお気に入りの場所の1つである。ぶらぶらとショッピングをしたあと、パブでランチ。
2時ごろ、バスに乗り、今度はケズイックへと向かった。
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私は、アンブルサイドのとある店で、1枚のエッチングを購入した。女の人が、後姿で海を見ている。海だけが淡いブルーをしているなか、全体のトーンは茶系でまとめられている。お店の人が"very
English"と言った。ほんと、そんな感じ。
。
ウインダミアにあるジョン・カーショーのポタリー。
最後の日の朝、私とAkikoさんは、ウインダミアに着いた日から気になっていた、小さなポタリーへ足を運んだ。
彼女は、彼のつくる土色の陶器をすっかり気に入ってしまった。
翌年もAkikoさんと旅をしたのだが、メインがアイルランドだったにもかかわらず、彼女は、どうしてもまた、このポタリーを訪れたいという。一人でも行くつもりだ、という彼女。なら、私も行くよー、と私。だって、湖水地方はとってもラブリーな場所で素敵なんですもの・・。
というわけで、翌年は強行軍。ダブリンから飛行機でマンチェスターに行き、そこから直通電車でウインダミアにたどり着いた。
2回目の湖水地方へ
(2001.9.29、2003.2.9最終更新)
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