秋の植物園  M6号  水彩

日曜日の植物園には絵を描く
グループがあちこちに点在して
いた。私もグループで絵を描い
ている一人だが最近のグループ
スケッチは電車を降りてバスか
タクシーでという遠方が多い。
寒くなり、体力的にも経済的にも
早起きして描きに行くのも好まし
くない。この日も1時間以上かかる
遠い公園なので近場で一人描くこ
とを選んだ。長居植物園。
手前は青桐、紅葉は南京ハゼで
ある。時々声をかけてくれる人と
一期一会の会話を交わしながら
一人で描いていると楽しい。
この日は相当の絵を描いていた
とお見受けする車椅子の男性。
お孫さんとおぼしい女性が付き添っ
ていた。短いが的確な評をくれた
中年の女性。スケッチブックを持っ
ていたから一人で描きに来たらしい。
妻を亡くしていつも散歩に来ている
「何の趣味も無い」という老年の男性。
後1日で2009年も師走を迎える。