ＮＯ7

お正月はつい食べ過ぎコレステロールを増やしてしまいます。 心身とも平常に戻りたくて郊外を歩くようになりました。 数年になりますでしょうか。 07年1月3日は奈良街道の暗峠(くらがりとうげ)に行きました。

9時半ごろ南生駒駅から歩き出した頃は霧が深くて このまま山に分け入ってもいいものか不安でした。

道が二手に分かれてどちらに進もうか迷っていると 遠くに人の姿が。生駒の聖天さんに初詣に行くその人と 途中まで一緒に山道を登り楽しく会話を。

堂々としたみごとな柿の梢に見とれる。

歩き出して一時間もするといつの間にか霧も晴れ 振り返ると矢田丘陵も青くかすんで見えてきた。

途中で簡単なスケッチをするのに立ち止まったが ちょうど2時間で暗峠に。 このあたりでお昼にしました。

大阪府と東大阪市の境界を示す案内も立っている。

松尾芭蕉もこの峠を越えた句碑もある。 石地蔵もあちらこちらにみられる。

それにしてもお正月だからか人の姿はほとんどない。

やれやれやっと登りから開放されたとほっとしたが・・ 急坂は下るのがしんどい。

途中から枚岡駅に下りる道標を見た。 獣道のような細い山道に折れる。 奥にはこのように人が歩く道がある。

落ち葉の降り積もる道を行くときれいな赤い実が・・

昨日の雨で粘土質の地面がつるつる滑る。 降り積もった木の葉の道になるとほっとする。

途中の民家の石垣からこぼれていたオレンジ色の実。

いい匂いにふと足を止めると蝋梅が真っ盛りでした。

冷たい冬に向かって可憐でしなやかな舞姫のような花が・・

やっと枚岡の駅に向かって市街の見える場所まで 急坂を下ってきたが 登りよりも下りのほうがずっとキツイのを実感。

（07/1/3）