デジカメ散歩
NO12 大宇陀08/4/11
 大宇陀の又兵衛桜が今満開と朝刊で読んで
それっと、とりあえず行ってみた。
予測はしていたが大勢の見物客。 樹齢300年
というしだれ桜で大樹のかたちが美しい。
又兵衛桜のバックは一面の桃の樹。濃いピンク
の花が満開で、薄ピンクの又兵衛桜を引き立てる。
前日まで降り続いた雨で丘の上は
少しぬかるんでいたが・・・
 カメラマンが多いが絵を描く人も夫を含めて4,5人
いた。 畳2畳ほどのブルーシートをひろげ対岸に
どっかと座り又兵衛桜に向かい合ってパステルと
岩彩で描いている
本格派の画家がいた。 一人で来て描く
人だけに本格的ないい絵に仕上がっていった。
周辺は川辺の土手なので対岸からも丘上の
桃畑からも広い眺望がある。桃の樹の奥は又兵衛桜。
桜見物客の足元の雑草に混じってあちこちに咲いてい
た小さな6片の花びら。これは又何と愛らしい花だ
ろう。後日調べたら 「アイフェイオン ユニフローラ
アルバ」という覚えられない花名。私は「星花」と呼
ぶことにする。
 ハイキングしながら道の駅まで歩く途中
   「ひむがしの野に  かぎろいの立つみえて
     かえりみすれば  月かたぶきぬ」

 柿本人麻呂がこの場所で詠んだという歌碑のある通称
「かぎろいの丘」に登る。
 大和まほろばは 「霞か雲かにおいぞ出ずる・・・」
の童謡の詩歌のごとく一面の桜花であった。
 幸せな日を感謝しつつ 道の駅で
新鮮な野菜を買い、リックにつめて帰る。
  08/4/12