地球が他の星系に植民をし始めた頃の話。 Egarという生物と接触し、少ないながらも通商なども 行っていた。 そのEgar星人はテレパス。 通商を始めてから数百年ほど経った後、代表団が地球 にやってきたが、彼らテレパスにとって、何万、何十 万という思考を一気に受け取ることなどあり得なかっ たのだろう。 代表団は全員がテレパス不能者、つまりSilentとなっ てしまった。彼らが自分の星に帰ってから、やがて Silentの子どもが生まれるようになる。 そうこうしているうちに、テレパスであるために、こ れまで犯罪そのものが存在しなかったEgarの星で、殺 人を含むさまざまな犯罪が発生し、対処法を知らない 彼らは、地球の警察に援助を求めた。 テレパスの世界で起きる犯罪を、地球人がどのように して解決するのか? 犯罪の原因は何か? さて、SF特有の問題が生じているように思われる作品 でした。 地球とはかなり異なる世界を描くことになるので、そ の状況設定にかなりのページを割かなくてはなりませ ん。 そのためストーリー展開そのものが、ややお粗末にな りかねないのですね。 犯罪といえばミステリーを考えるのですが、それに比 べると構成は甘いようです。テレパシーをどう捉える かというところが読みどころかもしれません。 登場人物 Steven Kampacalas: Ten, law enforcement officer Raban Adeyanju: law enforcement officer Pol Wasson: law enforcement officer Jael Meadin: from Chicago Devane Brooks: director Jean Broussard: 難易度 ★★☆ お薦め度★★ 2010.06.21〜2010.07.01: 1回目