ISBN:0-671-02143-5
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地球のこの植民地は今や母星からは完全に連絡が途絶え、科学もその独自の 発達をせざるを得なくなった。科学そのものが、この惑星の環境では役に立 たないのだ。やがて住民にはサイキック能力があることが判明。面白いこと にこの能力は一人では役に立たずに、能力者とそれを制御する者とがいて初 めて効力を持つと言うのである。 アマリリスは制御能力つまりプリズム能力の持ち主。ランクは最高の１０。 こうした能力を提供する会社に勤めている。彼女のもとにやってきたのはル ーカスといいサイキック能力が９もしくはそれ以上。自分を裏切った人間が、 なぜ裏切ったのかを知りたいという依頼である。 サイキック能力の設定が面白い。こういうのは初めてです。通常サイキック 能力があると、その能力を不正に使ったり、または暴走したりすることが多 いのですが、それをこういう形で防いでいるのですね。 かなりのお薦め品です 2000.8.5〜2000.8.11: 1回目・Jayne Castle "Zinnia"(Pocket Star Books 1997 P344)
ISBN:0-671-56901-5
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花シリーズ、第2作目。 今回のサイキックパワーはマトリックス。あらゆるものにパターンを見つけ る才能といったらいいだろうか。マトリックス能力の持ち主は、マトリック スの性質から変質的、孤独、細部にこだわるといったやや変人的な人たちと 思われている。 主人公はChastainはカジノのオーナーで、マトリックス能力は測定値を超え る。またその相手となるZinniaはマトリックス専門のプリズムで、こちらも 能力は10だという。 St.Helenという惑星は地球からの支援がなくなり、生存のために考えられた ひとつの方法が家族。そのために考えられた機関が仲人仲介業。原則として は、この仲人仲介を経ずに結婚することは悪徳とすらみなされている。そ して、一旦結婚すれば離婚は一生できないのです(^^; 惑星Helen。マトリックス。しかも悪名高きカジノ経営。人々の偏見が実に 面白い。結婚、及び親類縁者関係は、なぜかしら日本の人間関係を思わせる ところがあり、それも読んでいて面白いところ。 ちなみに、このマトリックスも、自分の決めた行動計画から外れることを嫌 うという点で保守的かつ偏見的なのね(^^; 2000.8.21〜2000.8.25: 1回目・Jayne Castle "Orchid"(Pocket Star Books 1998 P327)
ISBN:0-671-56902-3
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花シリーズ、第３作目。 今回の主人公も変わったサイキック能力の持ち主。strat-talentというの だから戦略能力とでもいうのでしょうか？ハンティングなどが得意という ことです。通常のサイキック能力が進化とみなされているのに対し、この strat-talentは狩の能力ということで退化、野蛮と思われています。便利 だとは思うのですが、嘘もたやすく見抜くと思われているためか、恋人す らできない状況なのですね。寂しい！！ 相手のプリズムがice-prismといってこれまた変わった能力です。 今回は２つの問題、会社相続問題と遺跡に絡んだ殺人事件、これが関連して いるようなしていないような。微妙な展開で読者を悩まします(^o^; 2000.8.31〜2000.9.5: 1回目・Jayne Castle "Charmed"(Berkely Books 1999 P339)
ISBN:0-425-17129-9
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４人の作家によるアンソロジー。 "Bridal Jitters" by Jayne Caste、"Man in the Mirror" by Julie Bedard、 "Tangled Dreams" by Lori Foster、"Pandora's Bottle" by Eileen Wilks "Bridal Jitters" by Jayne Caste 花シリーズ、第４作目というか番外編というべきか。舞台は同じです。 サイキック能力も当然あります。 80ページほどしかないので物足りないですが、サイキックを使った ゴーストハンターと、罠解除の能力をもつ女性とのロマンスはなか なかのものがあります。 "Man in the Mirror" by Julie Bedard これもまた時と空間を超えたロマンスで、非常に面白いです。 "Tangled Dreams" by Lori Foster これはどうもね。ロマンスといっても質が違うね〜 "Pandora's Bottle" by Eileen Wilks 内容はまずまずだけど、謎の部分はちょっと持って回りすぎの感じ がします。読者を引っ張りすぎ。 難易度 ★★ お薦め度★★ 2001.9.5〜2001.9.14: 1回目・Jayne Castle "After Dark"(Jove Books 2000 P332)
ISBN:0-515-12902-X
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地球との連絡が断たれた惑星ハーモニーの話。この惑星がもつ 固有の性質かそれとも異星人が残した何かが原因なのか、 ハーモニーの住人は各自が独特の超能力を有している。 Lydiaもその一人で、彼女はPara-archaeologist。 前回の遺跡調査の事件で大学を首になった彼女は、今は個人と して働いている。漸くにして得た依頼人がEmmettだが、彼の依 頼を引きうけてからおかしなことが周囲で起きる。 花シリーズに続く作品で、第５作目というか、4作目と言えばいい のかな？花シリーズ同様かなりの水準の面白さを維持してますね 難易度 ★★ お薦め度★★★☆ 2001.10.13〜2001.10.21: 1回目・Jayne Castle "After Glow"(Jove Books 2004 P343)
ISBN:0-515-13694-8After Glow(アマゾン)
以前は著名だった教授からLydiaに突然呼び出しがかかる。 落ちぶれた教授の住居にいったものの、待っていたのは 教授の死体。一見薬物中毒死のようにも思えるが、なにか しら不審なところがあるとLydiaは感じる。 一方恋人のEmmettは、ギルドのボスが打たれて入院中の ため、一時的にボス代行に選ばれるのだが。。。 前作 After Dark からの続編。続編とはいえ、本作品だけ でも十分楽しめる。このシリーズは主人公がすべて結婚し て終わっているのだが、前作で結婚しなかったため続編に なったのか？ いずれにせよ、SF＋ロマンス＋ミステリーの構成がうまく いっております。 登場人物 Lydia Smith: Fuzz: Emmett London: Melanie: friend of Lydia Gannon Hepscott: Hepscott Enterprises Lawrence Maltby: professor, killed himself Mercer Wyatt: boss of the Cadence City Guild Tamara: wife of Mercer Lloyd Verwood: in charge of Guild security Sandra Thornton: Foster Dorming: Coucil member Master Herbert Slattery: Troy Burgis: disappeared student Alice Martinez: detective 気になる表現 難易度 ★★ お薦め度★★★☆ 2004.08.31〜2004.09.05: 1回目・Jayne Castle "Ghost Hunter Glow"(Jove Books 2006 P327)
ISBN:0-515-13694-8アマゾンへ
久々のハーモニー惑星の話です。 今回もギルド絡みですね。新しくギルドのボスになった Cooperとその婚約者Elly。婚約はしたものの、ギルドに 仕事ばかりしているCooperに嫌気がさしたEllyは婚約を 解消し、大きな町に引っ越して新しく人生を始めようと する。それから半年あまり経ち、Cooperが待ちきれずに、 Ellyに会おうとするが、逆意Ellyからの連絡が入る。 仕事の依頼だ。友人が行方不明になったらしいので、つい てきて欲しいということだった。 ロマンスとしてはまずまずでした。が、事件の方は、もう 少しストーリー展開があってもよかったね。 登場人物 Cooper Boone: guild Elly St. Clair: Bertha Newell: Grayson DeWitt: detective 難易度 ★★ お薦め度★★★☆ 2006.10.11〜2006.10.14: 1回目・Jayne Castle "Silver Master"(Jove Books 2007 P296)
Silver Master
あらら、というまに読めます。 まあ、それだけ面白いのですが。 しかしどの世界にもおかしな人間はいるんだね。 野望が強すぎるのか？ 難易度 ★★ お薦め度★★★☆ 2008.2.1〜2008.2.9: 1回目