狂歌asukaの里

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今日風の狂歌を考察したいと思います。


ャラは一日にして立たず

(2007.9.22)

橋柳杉太郎

HASHAGI Sugitarou

 

キャラ立つと目にはさやかに見えませんあなた一人の勘違いです

キャラメルをなめるようには行きませんキャラをナメたら笑われますよ

営営とひとり静かに泣いてこそ男のキャラは立ちあがるんだよ

強面も愛想笑いも皮一重、白足袋穿いて腹据えてみな

じいちゃんはキャラ立っていたへなちょこのへなとちょこじゃあカラでしかねえ

「ああそう?」と謙虚素直になりたまえ恐らく負ける祭りの後で


Cさんの単純な質問に美しかるべきABさんは絶対に答えなかった

(2007.7.12)

橋柳杉太郎

HASHAGI Sugitarou

 

消費税あげるのあげないのと問われればあぶぶあぶぶと回り込むばかり

昔から云わぬが花というけれどあぶぶあぶぶじゃ花にもならねぇ

あぶぶさん成り行きでなく方針を述べないままじゃあんべ悪かろ

人ならば意志も思いもあるだろう正正堂堂どんと受けなよ

「美しい日本」の前に「美しいオイラ」を作って見せてくれなきゃ


馬鹿を言う機械

(2007.2.11)

橋柳杉太郎

HASHAGI Sugitarou

休み休み馬鹿をいう人おりまして恥の上塗り種の蒔きなおし

またしても馬鹿の上塗りそれを見てハエたたき持ち一糸乱れず

馬鹿をいう機械であれば馬鹿をいう機会逃さぬ精度健全

吾人また尻馬に乗るお人好しさようハエたたきはペンより強し(言論<謗り)

ハエたたきにも風に柳のひとやすみ期待してるよ次の上塗り


競作・大勢集まる一人去る

 

一人去る・伊達が身上

土井中丑之助

DOINAKA Ushinosuke

(2006.9.28)

 

洒落臭(しゃらくさ)と見栄がSHINJO逆泳(さかおよ)ぎ好漢去りて印象つよし

不器用でイヤミがイヤミにならぬ奴一陣去ってそれもよかばい

終わりよしどこでお気づきあったやら昔は細いヤローだったが

その昔ツバメにこてんにやられたる虎に芽吹いた反骨の風

 

★★★

 

大勢集まる・補佐だらけどうすんだ

(2006.9.28)

橋柳杉太郎

HASHAGI Sugitarou

 

あーさんの人事の冴えの第一歩チームという名のその他大勢

ボサ官になりませぬよう頼みます発作琢磨も楽しいだろう

亀裂には至りますまいホサマグナ無論ホサれた訳ではないので

船頭も数多ければ何とやら方向違えばこれぞソーサイ


 

法廷でネクタイするのをあんなにもコテンパンに叩く必要がありますかねえ

 (2006.9.5)

結城淋太郎

UKI Rintarou

 

「さあみんな一緒に石をぶつけましょうネクタイつけたとった卑怯に」
 
凄いねえ各紙各局もろびとこぞり「箸上げ下ろし」一斉指弾
 
その昔よってたかって「亀」いじめジャーナリストは悪ガキ程度
 
記者さんは「裏と表の専門家」 じゃなきゃあ『取った着けた』たぁいうめぇ
 
どうでもいいことをぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃと言い募るのが嫌いなだけよ
 
亀さんもどうやら暗いしたり顔 ヒラメの舞でもご覧になれば?

 


 

「プロ中のプロ」

 (2006.6.7)

結城淋太郎

UKI Rintarou

 

プロ中の村上プロを彩るは「指南」「紹介」そして「黒幕」(本日讀賣に)
 
もひとりの「プロ中のプロ」ゴーンさんよ左《ウチワ》は日本文化よ(本日讀賣から)
 
附録;文法的疑問
にしてもサ、変なことばじゃないですか「売り抜ける」とは自動詞?他動詞?
 

これ以上腐れないほど腐り切った鎖だが切れそうにない

(2006.5.27)

橋柳杉太郎

HASHAGI Sugitarou

 

 

情けねえアタマの方はからっきしワル智恵サル智恵率の小細工(分子)

 

名に恥じぬさすがは保険事務所さん規則ブン投げ弱きを助ける(分母)

 

隠蔽で隠蔽隠すもの凄さ天網恢恢村瀬()らせよ(茨城弁)


惣菜(そうさい)メニューに新種あり

(2006.5.12)

橋柳杉太郎

HASHAGI Sugitarou

 

 

いたのかや何であなたが出てくるのどうのこうのと不自然たろう

 

誤認衆なんの成果も白浪が押し寄せるこそめでたかりけれ

 


千葉補選even

(2006.4.28)

橋柳杉太郎

HASHAGI Sugitarou

 

面白うてやがてむなしき邪険かな企画goodにて帰結ぱあなる

 

こわもての桃太郎なり軽装にはたを背負いて笑みの押勝

 


首班決定

(2006.4.8)

橋柳杉太郎

HASHAGI Sugitarou

 

大方の期待の時をむざむざと三年寝太郎または一浪

「EXCEL」か?「表」と「行」との違いだけ勝って代「表」負けて代「行」

結束の三矢のヤジリ錆びがちで駄々っ子坊やの懐かしきかな(永田クン)

駄々っ子はわかりやすくていいじゃない人には罵倒自己にはBUT

扇子腹で消えた坊やの泣き顔と落差千丈老老獪獪

 

狭辞苑;扇子腹=自ら切腹できない臆病な者の名誉を保つために、小刀がわりに扇子を持たせて首を刎ね切腹に見立てたあげる温情的な便法。


金の亡者になぁられたぁ

 (2006.1.7)

結城淋太郎

UKI Rintarou

 

万損(MANSION)は持たぬ手抜きの骨算用姉歯イモートコントロールされ
責任に強度はあるぞ人命に重みはあるぞ似非建築士(コンチキショ)
頭には金しかねえたぁ情けねえ悲しかねぇか刑罪窃計
 
附録;審査無答流道歌
剣さなどなにも竹刀わ からっぽよ 突き出されたらちょい見切るのよ

センセイ質問

(2005.10.26)

橋柳杉太郎

HASHAGI Sugitarou

 

国語;活用は恥じない恥じます橋龍よ恥じる時には恥じれば?恥じろ!

 

 

算数;日歯が恥 因業が業や金まみれ散々我求で私禄二重守

 


 

田尾さん急に倒された

土井中丑之助

DOINAKA Ushinosuke

(2005.10.2)

 

契約のお利巧なさず一念で(たお)をつぶして見切る三木谷

ネット裏ドッグイヤーの眼でみりゃあこれで三年ご苦労残念

《苦節》などオーナーさんの辞書にないやろ?《お月見草》は《ひまわり》やないで

もうすこしオプチミスチックになれへんかね、ホリエの方がロマンチックやで

勝負など一陽来復わからへん消える克也も浮かぶ克也も

 


改選後開戦前

(2005.9.24)

橋柳杉太郎

HASHAGI Sugitarou

初登院身が引き締まるとの異口同音よほどたるんでいたのですねえ

初仕事は新人マニュアルまる暗記とても自由で民主的です

逆らって見たけど今度は怖いだと?雉は鳴いたら開き直れよ

何にでもケチつけたがる狂歌師は対案欠実(たいあんきちじつ)野党エゴ七


選挙速報;資格取ったり取られたり

(2005.9.11)

橋柳杉太郎

HASHAGI Sugitarou

サービスホール「こうき」とばかり振り抜くも小池にぽちゃと落ちにけるかも

亀の甲 とてもライブじゃ食えへんとほうり出すのはええもんやない

ゆかりなき見知らぬ町にさっと来て不せいこうにて比例に行くのだ

新党は浸透せずに影ひそめ堀派亀派の波しずかなり


手ばなし身びいきTX(つくばエクスプレス)快走

(2005.8.24)

結城淋太郎

UKI Rintarou

 

HITACHIテク速さも速しまた強し筑波の山を引き寄せました

目が速ぇシートが固ぇ音しねぇちとも揺れねぇ⇒少し身びいき

継ぎ目なき鉄路を滑る夢滑りふたむかし経てやっと着く場や

 


ブルペン党首&暴投党首&トレード党首

(2005.8.24)

橋柳杉太郎

HASHAGI Sugitarou

 

知事はそも首相ならねば《しなやか》に首鼠を決めこむぴくんぶるぶる

《何となく》口は出したい地位惜しい頭いいねえ《クリスタル》ラット

政策には先ず置いといて声高に「《あんな()》が出る」と叫ぶ《へんなの》

スキーなら初手はボーゲン演説は暴言自在おお直滑口

おいひとり余裕が出たぜありがとう麩よりも軽い二本(にっほん)男子

凄いねえ三日で変わる身のかるさ「滅相もない?」節操だろう

 

狭辞苑;首鼠=臆病な鼠が壁の穴から鼻ッ先だけを出してびくびく様子を窺うこと。


コップ嵐に水入らず

(2005.8.18)

橋柳杉太郎

HASHAGI Sugitarou

 

狂歌師の眠りを覚ます衆議選電波支配で夜もねられず

産院で生まれなかった赤ちゃんをコップの中で哺育するとや

「抜いて見ろ!あれれほんとに抜きゃがつた?」「多寡くくるなら腹もくくれよ」

あついぜえ消し炭小泉(おこ)るのよ「綿抜き」不要は織り込み済みさ

選挙には互角刺客があるそうなせめてまともに参画しなよ

大事だよ売った喧嘩で負けたとき怒り心頭犬も食わねえ

あいつら逃げた!愚直ダヌキの見るバカをすこしゃあ判るおれも同類

 


 

 

巷説・button道路

橋柳杉太郎

HASHIYAGI Sugitarou

 (2003.10.18)

埒もなし柳に風や「藤」に「石」のらりにくらりにぎらりに恫喝

 

膝詰の五時間に継ぐ九時間に担架ありしや教化ありしや短詩形万歳

 

椅子の手に日に日に募る脂じみ晩節の握 万般の灰汁

 

おや玉の椅子はくるくるよく回る開き直りに球きゅうの病に

 

「聞かせてよぼくちゃんどこが悪いのよ?」「そこを坊やがよく考えるのね」

 

釘を刺す藤の鼻息荒ければ石畳の上意は届かざりけり

 

頁主の蛇足

「権力という語の大好きなおにいちゃま」VS「老獪無比のおじいちゃま」

なんて冷やかすちゃあいけねえ。

五時間ものやりとりなんざ狂歌師にゃあ、できねえこった。

 

 

王者異議あり

土井中丑之助

DOINAKA Ushinosuke

(2003.1.26)

 

「裏返し」そうかあれでも勝ったかの?花散る際の糊塗は何ごと

 

お抱えの審判団の「ゴジライク」ゴジライクとは「打ちごろ」の球

 

頁主の蛇足

両虚像いや失礼、マツイ・タカノハナなる両巨象共に去る。

誉められすぎながら。

だが、彼らはむしろ被害者なのだ。

マジョリティに媚びるためか、親玉に睨まれない保身からか

何ともプロと思えない、気弱な審判システムによって

結果的に、負け仕合の数々を勝ち扱いにしてもらったり、三振の数々を四球扱いにしてもらったのだから。

でも多くの人たちは虚像に酔いしれ大騒ぎしている。

畏友・丑之助氏は怒るよりもこれを悲しんでいる。

 

 

国が統一されました

土井中丑之助

DOINAKA Ushinosuke

 (2002.6.29)

 

信長以来国がひとつになりました顔の絵の具と中寄せ髪で

 

繰り返す秘術かもめの水平三にせばめられたるわが視界かも

 

おもしろうてやがてずきずき擦過傷横浜の夢巫山の夢や

 

頁主の解説

サッカーによらなければ国の心がひとつにならないそうな

なるのも考えものだけれど

 

 

 

外務副大臣どのがこともあろうに「武士の情」だと

 

橋柳杉太郎

HASHIYAGI Sugitarou

 

その昔「武士は食わねど高楊枝」今は「食い逃げひた隠れ」だナ

偉そうに武士の積りかそれならば刀抜けるか?腹さばけるか?

日本刀を抜くには修練が要る。いや正しく腰に帯びるのさえ「腰抜け」にはできないだろう。

武士ならば腹を切らせてやるべきだ?どうせキミらは扇子腹だろ

扇子腹とは幼少のもの、卑怯未練の者の切腹の際に、脇差でなく扇子を持たせて首を切るいわば切腹の様式を借りた打ち首。

武士というは大臣どのへのツラアテか?ふくふく面で武士を騙るな

やめやがれ武士の僭称 キミなどに清廉武士の節せつがわかるか

 

 

 

 

 

総理殿やっとその気になられましたなあ

(2001.3.11)

杉太郎

 

 

挟まれて逃げおおせるかに見えたれど三尺ルールに嵌るあさはか

 

大根を混ぜてしまった咎によるおろし蕎麦さえ身から出たサビ

 

もりじゃねえ ざるだとろだよ いざおろし さらに仕上げは「かけ」ときてらあ

 

表明は京かあすかという記者にやたらやたらにいかるがの里

 

 

 

 

「最近は?」新聞を読まないようにしています

(200.3.10)

橋柳杉太郎

HASHIYAGI Sugitarou

 

新聞も本の少しも読んでないもともと遊びが好きなだけだろ

 

やっぱりね。不快なことは見ずにおく、語るに落ちるこの横着さ

 

 

 

 

永久に御貸し下されたく候

(200.2.16)

橋柳杉太郎

HASHIYAGI Sugitarou

 

人様のマワシで一人相撲かなゴルフよしろう殊勝よしろう

 

アプローチもウッドだろうねWood君カネをつかわぬさすがの手練

 

 

 

 

無関心一代男

(200.2.11)

橋柳杉太郎

HASHIYAGI Sugitarou

 

海難の飛報そこのけ大切はわがゴルフ道ホールアウトだ

 

宇和島水産高海難の飛報にも平然とゴルフだけをまっとうする。

 

 

 

悲怒杉

(200.1.2)

橋柳杉太郎

HASHIYAGI Sugitarou

 

民間の機密は叡智そのもので国の機密はHそのもの

国中のアケミに詫びよ ひひおやじ不潔なアケミはたったひとりだ

血税の血染めなるかや たこおやじアケミボタンが背中で泣くぞよ

 

ついでにまたあの人だ。毎日毎日笑えますね。

 

しゃしゃり出るだけが取り柄のお人柄ねじり恥蒔き「駄ボス」と言うも

 

 

 

不妊娠案可決

(2000.11.22)

橋柳杉太郎

HASHIYAGI Sugitarou

 

モリ一丁あがらざしよ猪口中(ちょこなか)(くろ) 黒々(くろぐろ)出汁(だし)はもつれて

お座興に水撒くちょんまげのあさはかさおっと撒くのは塩とちゃうのかい

ああなんと無様が無様を繰り返す「勝とう勝とうは負けのはじまり」

 

 

 

 

 

 

意識が低いおとうさん

(2000.10.27)

杉太郎

 

森の字のその木なんの木三つの木のんき

とんちきのうてんき危機

 

 

 

 

 

今度は寝ちまった

(2000.9.23)

杉太郎

大中(デヂュン)氏の隣にのたりのたりとて眠れる森のVISION危うし

 

 

 

 

祝儀incentive

橋柳杉太郎

(2000.6.29)

 

つゆ寒や打つ手なきままでれでれとモリ伸び伸びてまずさ極まる

 

殊勝なる陳謝いうのはお人好し「sorry 悪りな」「ほんとわりなし」

 

親玉は皮の厚さで選ぶべし つらしりの皮 ままよ頭皮も

 

 

 

17歳異聞

(2000.5.20)

橋柳杉太郎

 

そのかみの山口二矢憑依してそうりに神の国と言わせる

 

何番のトライかなしもラガーマン点脳怪々過疎なれば 洩り!

 

たらればを詫びの頭にくっつける論旨不明が雄弁部だと

 

モリとノリ掛け合わせればザルになる失言詭弁遁辞へいちゃら

 

 


わたくしの第一歌集を見た親友が「狂歌集」と呼んで恐らくは誉めてくれたのだが、当時は不快だった。

それは別として歌集でも「結城淋太郎」で10首書いてみている。

 

悪戯翼第一升 第五合 内なる狂歌師結城淋太郎君

 

黒月の紋柄かすむ有明や古来どんがら三十一文字

 

どんがらはぬくぬく肥えていたりけりぽえじいまこと処置なきままに

 

《三千大三千世界》みちおおち神備わざる人の道勿体無さに涙こぼれる

 

悖逆ばいぎやくは悲しきかなや青空下せいくうか泣けよ中飛車七嶋髭雄

 

すすきかるかやいとも雄々しく立ち枯れぬ《剛毅木訥近仁ちゃらちゃらするのはろくでなし》だぜ

 

ふつふつと鍋煮えてくる馬鹿未定みてえ《人生感意気あんたのためにやろうじゃないの

 

黒と白 心遅れるものあれば烏鷺烏鷺烏鷺と烏鷺つきにけり

 

遺憾かな大手振りつつ歌の路地暗喩は上手酔うて蹌踉

 

手力ぞ 俺の没倒もっとうその上に美への狂倒わあ一辺倒

 

力竹矛竹箆竹のだけ女子竹卜部季武うらべのすえたけわれなべの妻

 


結城淋太郎その後の作(2000.3.3)

 

如月は梅花幻花のあや衣これぞ底冷え再三の雨(決算)