聖林寺・南天竹

花の彩りを欠く季節にあって、南天竹が実をつけ、 無彩色の寂れた寺には不似合いな鮮紅色を放っていた。 動脈血のような実の色は、 寺の内に秘めた情熱を露にしているかのようだ。