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古寺建築物についてのDadaちん博士の有り難い講釈を聴くが、無学の 生徒4名はただ首を垂れてひたすら頷き、唸るのみ。 三重塔の屋根の四隅に吊り下げられているものは、「風鐸(ふうたく)」 といって、奈良の法隆寺金堂にも見られるものだが、この三重塔の 風鐸ほど大きなものは他ではそう見られない。 塔の先端には心柱(しんばしら)からつながる青銅製の相輪 (そうりん)が聳え、九輪(くりん)、竜車(りゅうしゃ)、 宝珠とつながり、天空に向かって伸びている。 また、塔は吹き抜けになっており、中心の心柱は地下の大礎石 (心礎)で支えられている。心礎の丸穴の中には舎利(しゃり)容器が 納められているのだという。 さらに、地震や風で塔に横からの応力が加わっても、巧妙に心柱と結ばれた 桁や梁が力を緩和して倒壊を防止するという、実に驚くべき古人の知恵が 込められているのだ。 すべてこのときにDada教授より教わったこと。いい勉強をさせてもろた。 それにしても、意味不明の極端なポーズを取っちょるしが一人おるが? |