傘立て
青磁花瓶および花台
重文・痰壺
重文・青磁壺

称名寺の見学を終え、壁面に「称名晩鐘」で有名な広重の金沢八景が 描かれた隧道を抜けて、やってきました金沢文庫。今回のDadaちんの目的物は ここにある。

昨年「宋版一切経」と呼ばれる膨大な経典の一群が国の重要文化財に 指定されたとかで、「重要文化財指定記念特別展・唐物と宋版一切経」 が開催されていた。「唐物」とは中国から舶載された文物の総称で、 中世の鎌倉人がこよなく愛した品々のこと。一切経の数々から中国印刷術の 水準の高さを偲び、また鎌倉武士が渇望した青磁や仏画などを観賞して いただきたい、とパンフレットにはある。

強行軍の我々は忙しい。一階で拝んだ釈迦如来像がイミテーションであった こともあって、さっさと二階特別展示室へ。国宝の絵画・実時像や特別展目玉の 一切経には一瞥をくれただけである。途中、青磁花瓶を見ては 「傘立てにいいわ」、「いや、ひっくり返して庭の椅子によかろう」とか、 重文・青磁壺を見ては「痰壺じゃろう」とか、特別公開の重文・弘明寺本尊・ 十一面観音菩薩立像を見ては「こん顔は見たことがある。××君にそっくり やわあ」などと賑やかな道中が続いた。

そして、とうとうその仏様が見えてきた。Dadaちんの顔に緊張が走る。
重文・Dada観音
<特別公開>重文
弘明寺本尊
(十一面観音菩薩立像)

 

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