映画の中で俳優が身につける衣装は、登場人物の性格を表したり、 流行ファッションの発信源となったりします。 ワイルダー作品で印象深い衣装を担当したデザイナーと、その衣装を 見事に着こなしたオードリー・ヘプバーンの紹介です。
(1907-1981)
ハリウッドが誇る、パラマウントの衣装デザイナー。 (67年、ユニバーサルに移籍)
『女相続人』(49)『イヴの総て』(50)『サムソンとデリラ』(50) 『陽のあたる場所』(51)『ローマの休日』(52)『麗しのサブリナ』(53) 『よろめき珍道中』(60)『スティング』(73)で8度アカデミー賞に輝く。
(1927-)
デザイナー。 シンプルかつエレガントなデザインで、 パリ・モード界での 地位を確立。独立・初コレクションを行った51年から、95年の 引退まで活躍を続ける。 『麗しのサブリナ』でパリから帰ったサブリナの衣装を担当。 以後、オードリーは公私ともジバンシーの服を愛用し、 二人の交友は生涯にわたる。 57年にはオードリーのために作った香水「ランテルディ」が 発表された。