ずっと前から気付いてはいましたが、ここらでそろそろ注意喚起しときましょう。

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@その1です@
ぱっと見、似てるんですよね。H4(左)とHS1(右)。

コネクタの差込形状が一緒で、外周の3個のツメの配置角度が同じだし。
特に右側 HS1 を使う機種はもともと消費電力が35Wの電球なので、気分的に60Wに交換したくなるんでしょうね。
それでも正規のスタンレーを使っていればまだしも(それでもダメはダメですが)、色味が青っぽくなる安い適当なH4電球(しかも四輪車用)を買っちゃったりするんでしょう。
で最近、接続部のコネクタが焼損した事例があったので、黙ってられずコソコソ注意喚起を。
 
その前に、言っておくと、
 基本1.バイクにはバイク用の電球(バイクは振動が多いので耐震設計になってます)
 基本2.消費電力はむやみに上げない。
 基本3.電球ガラス部は素手で触れるな。
 基本4.コネクタや防水ラバーキャップはしっかり付けろ。
 基本5.電球を交換する時は、同時にコネクタ接点部もちゃんと見ろよ。
最後のほうは当たり前のことすぎて、だんだん腹が立ってきた、はぁはぁ。
 
まず、H4とHS1の外周のツメの部分。

電球でH4といってもH4、H4U、H4Rとかの仕様があります。ちな左写真はH4U。
 * H4とH4Uはほぼ同一で左下のツメの幅はちょと違う感じ。
 * H4Rになると外周ツメの配置角度(間隔)が変わるので他との互換はありません。
んなことはどうでもよくて、ここで言いたいのは、HS1とH4のツメの配置が同じように見えるので、HS1からH4に交換する人がいるんです。

ただしよく見ると、上部ツメの幅が違っていて(H4は8mm、HS1は10mm)、上部10mm幅に挿入溝を作ってあるHS1用ランプユニットにH4バルブだったら「嵌るように感じる」んですね。
(その逆の場合はそもそも嵌りません)

「嵌るように感じる」ってのが実は落とし穴で、
  (電球の表側)
表側(ガラス側)の下部にも固定用の小さなツメが立っていて、ここに気付かずに電球を差し込んじゃうとツメで下部が浮いちゃうかランプユニット側を壊しちゃうかして、正常な固定ができなくなります。
ちょっと小細工すれば、正しく固定ができなくもありませんが、
そもそも35Wが60Wだし。
流れる電流も1.5倍ですし。
ちょっとでも接触不良してたらそのうちに配線にもダメージが、、、。ひぃー。

で、純正でいきますか。 となるんですが、スタンレー(ホンダ指定品)にもオチがあって、
箱はスタンレーなのにパッケージに堂々と MAID IN GERMANY と記されていて、
もちろん中身もドイツ製でしかも PHILIPS のメーカー名まで記されています。
で、なにがオチかというと、この指定バルブがとても良く切れるんです。 だめじゃん。
はい、次。
@その2です@
ぱっと見、似てるんですよね。スタンレー(左)とコイト(右)。

ちなみに、従来の原付クラスでは、ホンダ指定品がスタンレーで、ヤマハとスズキがKOITO小糸(すべてではないですよ)です。
写真のふたつはともに PH7 という電球差込形状(口金ともいうかな)で類別されてます。
(差込部の外周が丸いつばで上部に一ヶ所だけ小さな突起がある)
 電球前方
 電球後方(コネクタ側)

Hi、Loの接点の形状が違います。(左スタンレーはその形状から猫目とも言われてます)
これは差込形状も消費電力も同じで「ほぼ」問題なくつきそうですが、、、。
ってか、一般人や用品店ならまだしも、バイクショップですら非互換を知らずにつけていますな。
 

実はね、、、。

ほんのちょっとしたことなんですが、

ガラス側の大きさとか長さが違うとかではありませんよ。



丸いツバから接点までの長さ(高さ)が、微妙に違うのが大問題なのです。
多くの販売店はA0330Vスタンレーで在庫を統一するんでしょうね、ホンダ車比率が多いと特に。
で、KOITOの5026指定車にスタンレーを組み付けると、しばらくの間は問題なく使えるのですが、実はツバ下の長さが僅かに足らず(配線コネクタと電球接点の接触圧力が足らない)、長期の使用中に接点不良が発生しがちです。(誤装着の全車じゃないんですけどね)

接触不良って、甘くみると怖いですよ。見たことあります?
ひどい場合は小さな火花がバチバチしてたり。
電球切れだけならまだしもコネクタが焼け焦げたり、ランプユニット自体(プラ製)が溶融しちゃってたり。ひぃー。 
@教訓@
ま、あれこれ言わんとこ。
やるなら自己責任で。
やってもらうならマトモな店で。(ウチのことな)

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