薬師岳(2926m)
・・・2日目・・・
岐阜県・富山県

2012/7/24 曇りのち晴れ 【歩行時間 4時間55分】 MAP
薬師峠キャンプ場(85分)薬師岳山荘(65分)薬師岳(60分)薬師岳山荘(85分)薬師峠キャンプ場
GPSデータ/6.9km/累積標高+.-697m (総距離 32.3km/総累積標高+.-2477)
【行程】
1日目 折立〜太郎平小屋〜薬師峠(テント泊)
2日目 薬師峠〜薬師岳〜薬師峠(テント泊)
3日目 薬師峠〜太郎平小屋〜北ノ俣岳〜太郎平小屋〜薬師峠〜太郎平小屋〜折立
今日は不要なものは置いて薬師岳をピストンする。これだけでは時間が余ってしまう・・・かといって次のキャンプ場まで歩く自信もない。

薬師峠キャンプ場

沢沿い
早朝4:30頃に目覚め、テント内の整頓や朝食を摂り出発準備をするが、ゆっくりしすぎて7:00前の出発となった。天気は曇り。
キャンプ場からはいきなり沢沿いの急登となる。

キヌガサソウ

シナノキンバイ

沢沿い

開けてきた
沢沿いではシナノキンバイが咲き誇る中、キヌガサソウの小さな群生が数ヶ所あり、今が盛りでとても綺麗だった。
沢は思ったより水量が多いが、そのうち涸れてきてゴロゴロした岩の中を登っていく。ハクサンイチゲなどの高山植物が見られた。

薬師平・前方は北ノ俣岳

展望・ワリモ岳、鷲羽岳、祖父岳、三俣蓮華岳、双六岳、黒部五郎岳、赤木岳、北ノ俣岳 
登りが終わると木道歩きとなり、ここが平坦な広い薬師平だ。
薬師平のベンチやケルンを過ぎて木道を進むと、曇り空だが展望ができ鷲羽岳や黒部五郎岳などを望むことができた。

展望・水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳、祖父岳、槍ヶ岳、三俣蓮華岳、双六岳
再び緩やかな登りになり、小さな雪渓を登るとハクサンイチゲなどのお花畑がある。前方の薬師岳方面はガスがかかって展望は良くない。
ふと三俣蓮華岳方面を見ると槍ヶ岳を見ることができた。

薬師岳山荘

ハクサンイチゲ
ミヤマダイコンソウやクモマスミレなど写真を撮りながら薬師岳山荘に到着。
天気が回復することを願ってゆっくり登ったが、ここではガス一面となる。
ガスが取れるまで山荘でビール休憩などをして時間を潰した。風が冷たくて低体温を気にして雨合羽の上着を防寒として着た。

ガスの中を薬師岳へ

雷鳥
ガスはなかなか取れそうになくシビレを切らして頂上を目指す。
避難小屋(廃小屋)のあるニセピークのガレ場からトラバースしていくと雷鳥を見つけた。全く逃げないので少しの間、写真を撮ったりして小休止。

薬師岳

大休止
ニセピークからはすぐに頂上に到着したがガスに包まれて展望は無し。
時折、ガスが流れて期待をさせる。
まだ頭の片隅で今後の予定を迷っていたが今日は薬師岳のみを歩くことにして天候の回復を待つこと1時間、退屈して下山する。
愛知大生が遭難したニセピークまで戻り、時間はたっぷりあることなので大休止してコーヒータイム。他の人も来られて会話も弾んだ。

一番左に薬師岳頂上、右には赤牛岳と稜線

愛知大生が遭難した東南稜と右に黒部五郎岳
ニセピークでいつの間にか1時間半も過ごしているうちに、少し天候が回復してきて、やっと薬師岳の姿を見ることができた。

雷鳥

チングルマ
雷鳥の親子連れが2グループ遊んでいる。ヒナがちょこちょこして可愛い。
このニセピークは雷鳥の遊び場のようだ。
山荘の人が毎日ゴミ拾いに歩いておられるのに出合う。大変なことである。

薬師岳山荘へ下山・左に黒部五郎岳
薬師岳山荘まで下って食堂で遅めの昼食やドリンクで再び休憩し、下山開始とする。薬師岳山荘は改築され木の香りがして綺麗だった。トイレは中にあり宿泊者以外は300円なので借りずに下山した。

ミネズオウ

薬師峠キャンプ場・前方後が太郎山
下山する頃、頂上付近は結構展望ができそうな空となる。
沢沿いの急坂で花の写真を撮りながらゆっくりと下山、テン場に戻ると、かなり陽が射しているが風は爽やかで過ごしやすかった。
夕方「やまめ」の差し入れで夕食を摂り17:00頃就寝するが、その頃隣にテントを張った単独者が遅くまで物音をさせて寝つけなかった。

リュウキンカ

ヒメクワガタ

キバナノコマノツメ

イワウメ

タカネヤハズハハコ

クモマスミレ
他に見かけた花たち
スダヤクシュ、ヨツバシオガマ、コケモモ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマキンバイ、タカネツメクサ、ベニバナイチゴ
アオノツガザクラ、コイワカガミ、コシジオウレン、ミヤマコゴメグサ、ツマトリソウ、イワイチョウ、サンカヨウ、など


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