別山(2880m)〜立山(3015m)
・・・2日目・・・
富山県

2011/9/16 晴れ 【歩行時間 8時間20分】 MAP
雷鳥平(90分)別山乗越(35分)別山南峰(15分・北峰を往復)別山南峰(55分)真砂岳(45分)冨士ノ折立
冨士ノ折立(20分)大汝山(30分)雄山(55分)一ノ越(45分)室堂山荘(55分)雷鳥平
雷鳥平(55分)室堂平【バス・ケーブル】立山駅
GPSデータ/13.4km/累積標高+1324m -1181m (総距離 15.1km/総累積標高+.-1365m)
【行程】
1日目 称名滝・室堂〜地獄谷〜雷鳥平(テント泊)
2日目 雷鳥平〜別山乗越〜別山〜雄山〜一ノ越〜雷鳥平〜室堂
早朝3:00頃、テント内の気温は13℃前後、雲はあるが星が輝いている。
4:30になったので起床し朝食とコーヒーを摂り出発の支度をしていると、空が明るくなってきて立山連峰がくっきりと見えてきた。

雷鳥平より夜明けの立山

浄土沢・後方は浄土山
朝のうちに別山に登ることに決めていたので、浄土沢へ下り橋を渡る。
テントは張ったままで不要のものは置いてきたのでザックは軽い。

雷鳥坂

別山乗越・左はトイレ、右は剱御前へ
剱御前への雷鳥坂を登りながら振り返ると遠くに白山、薬師岳、黒部五郎岳などが望めた。雷鳥坂は体力を要すると覚悟していたので、用心してゆっくり登っていくと意外と息も切れずに登ることができた。
登りきったところは剱御前小舎の建つ別山乗越。前方には秀麗な剱岳が聳えていて、その右後方には白馬連峰が連なっていた。

剱岳を背に、その右後方に白馬連峰

別山(奥)へ
目的の別山まで登っても時間は十分にあり天気も良い。当初は剱御前も登れたらと思っていたが、ここは雄山方面へ歩くことにして剱岳などを眺めながら別山へ登り始めた。このコースは逆の雄山から別山へと歩く人が多いようだ。

大きく剱岳、後方に白馬連峰を望む

遠く浮かんで後方左から八ヶ岳連峰、富士山、南アルプスを望む
剱岳の岩峰群に気を取られていると、いつの間にか富士山まで見えていて凄い展望だ。薬師岳、黒部五郎岳、水晶岳、などもよく見えている。

別山(南峰)

別山(北峰)
祠のある別山南峰に着き360度の景色を眺めて北峰をピストンする。
南峰の祠には「別山」とあるが北峰の方が標高が高い。

北峰から白馬岳、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳を望む

北峰から冨士ノ折立、大汝山、雄山、右遠くに笠ヶ岳、手前に浄土山、右後方に薬師岳を望む 右は南峰
北峰からは後立山連峰が一望である。
北峰でも展望を楽しんですぐに南峰へ引き返した。
別山には硯ヶ池があるようだが、この池は雪渓の水溜り?らしく、この時期に池は分からなかった。

北峰から望む剱岳

左端の真砂岳へ、右は雄山へと連なる

3000mの稜線を振り返る 左中央奥に剱岳の頂、その手前は別山、右は真砂岳、その右後方は白馬岳
別山南峰から下り真砂岳へは稜線漫歩。眼下の室堂平も綺麗だ。
真砂岳で小腹を満たし、再び展望を楽しみながら緩やかに歩き始める。

冨士ノ折立への急登

振り返って
雷鳥沢へのエスケープルートの大走り分岐を過ぎて、冨士ノ折立への登りに差し掛かる。見た目はキツそうだが、ここもゆっくりと登り冨士ノ折立に着いた。

大汝休憩所・その先に大汝山

大汝山より眼下に黒部湖 左奥に蓮華岳と針ノ木岳
冨士ノ折立からは岩がゴロゴロした道となり、膝に堪えそうだ。
大汝休憩所を過ぎて左手のほんの短い岩の間を登ると大汝山に到着。
ここからは2度目なので一通り景色を眺めて雄山へ向かった。
眼下には雪渓や黒部湖が見える。

大汝山より左に剱岳、右後方に白馬連峰など

稜線より眼下に室堂平、みくりが池  右に大日三山

前方は雄山

社務所
雄山に着くと登山者や観光客で賑わっていて、今までの雰囲気と一転する。
神社の社務所で小休止、ここからの下りで膝を用心して二人とも膝サポーターを着ける。この下り、眺めは良いが足下が悪くて展望もそこそこに下った。

雄山からの下り

一ノ越
なんとか一ノ越に下山、あとは雷鳥平まで少し頑張るだけなので一ノ越山荘でビール休憩した。雷鳥平までは神の道を下る予定だったが、気が緩んでいて道に入りそびれて遊歩道を下ってしまい、ミドリガ池を経て雷鳥平に戻った。

雷鳥沢キャンプ場

みくりが池と立山
雷鳥平でもう一泊する予定だったが次の日から天候が悪くなるというのでテントを撤収して室堂ターミナルまで歩く。人は多かったがトロリーバスもケーブルもすぐに乗ることができ夕方5:30立山駅に戻った。
帰路の高速は大雨で途中のSAで車中泊して、朝方、帰宅した。


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