![]() 特徴的なのはこのフロントビューで、普通は距離計の窓やファインダーの四角い窓、採光窓など窓のたぐいがならんでいるのですが、これにはそれらは無くて、代わりにケプラー式ファインダーの小さな穴がちょこんと付いています。それも富士山みたいな円錐のてっぺんに穴が開いているんです。 レンズはコーワ28ミリF3.2。まぁまぁ悪くはないレンズで、もちろん現在でも十分以上に実用に耐えます。ついつい手の出るカメラです。 |
![]() 絞りとシャッタの調整は、鏡胴部のリングで行いますが、28ミリレンズ故に鏡胴が短くてリングの幅も狭く、決して使いやすいものではありません。 距離リングには1mと3mにクリックがあり、3mの数字はオレンジに塗られています、また絞りリングのF8にもオレンジ色が塗られておりスナップマークを意味するようです。 |
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![]() 専用のフードは今ではすごい値段が付いています。でもフードの無いのはどうにも気分的によろしくないのでいろいろさがしていたところ「hama」製の広角レンズ用フードが見つかりました。早速付けてみますと、これがなかなか悪くはない。ケラレもありませんし、作例に出ていたような妙なゴーストも無くなったようです。 しかし・・・ |
![]() これがファインダー像なのですが、ご覧の通り画面の下の方、全体の20パーセント近くがケラレてしまいます。フードの上面がきっちり写っていて、ロゴまで読めるのですがこのデジカメ写真ではわかりにくいかも知れません。 専用フードは非常に浅いもので、効果のほどは疑問ですがファインダー視野の邪魔になることはなさそうなものです。 ファインダー像は多少ゆがみますが明るくすっきりとしています。大変明快なファインダーと言えるでしょう。 |
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