2007年
12月31日
★今年は激しく過ぎゆく時をなすすべもなく呆然と見送る一年だった。慌ただしさにまったく付いていけなかったそんな一年だった。★朝は冷え込んだ。水たまりには薄氷が張っていた。こちらで氷をみるのはしばらくぶりのような気がする。良く晴れたけれど風は強く冷たい。★さすがにきょうは正月料理を作った。料理の合間に今年最後のトレーニングに出る。途中で妙に咽が詰まる感じがして息苦しくなってきたので、アレルギーかもしかしてアナフィラキシー・ショックになって窒息したりして?と思うとちょとパニックになって途中で切り上げてしまった。結局よくわからないのだが、ウェアの首が結構キツく閉っていたこと、ヘルメットのストラップが少しキツく、普段から腫れ気味の扁桃腺を圧迫していて苦しくなったようなようにも思える。何れにしても帰ってしばらくしたら軽快した。今月後半から鼻炎薬を殆ど飲んでいないのでここ数日の花粉の飛散なんかも重なっての事かも知れない。★で、料理とトレーニングの合間にフィルム現像を。今朝の時点で120が残り16本、午後9時にやっと全部片付けた。今年のネガは今年のうちに。8月に撮影したネガも混じっていた。なんとまぁ情けない。★一年間ここを読んで下さった皆さん。それから、個展や写真月間やHow Are Youを見て下さった皆さん。ありがとうございました。今年は殊勝にお礼を申し上げます。なんだかそんな気分です。もしあなたが今年一年息災であったり幸福であったりしたのなら、それはあなたの力です。お互いに褒め称え合おうではありませんか。上手く行かなかった人、それはあなたの状況判断ミスです。来年は捲土重来、逆転してやろうじゃありませんか。そしてそんな事も面倒じゃん?って人。それもそのとーりです。ゆる〜く行きましょう。運命なんてそんなものありません。未来は自分のてのひらのなかにあります。自由にやっていきましょう。それでは皆さん、良いお歳を!
2007年
12月30日
★くずくずと朝寝。のろのろと朝食。くずくずと動き始める。まずは昨日到着したドライマウントプレス34kg。こいつをどうやって三階の暗室まで運び上げるかと考えていていたが、パッケージを「歩かせて」運ぶことにした。イチニ、イチニと左右を前に出して、そのまま階段も登らせてなんとか運び上げた。★すぐに試してみたが「何故速いとこ購入しなかったのか」と悔むことになった。素晴らしい威力だ。来年はドライマウントで作品を仕上げよう。★懸案になっていたことを幾つか解決させるために、その資材をホームセンターで求める。これだけでもう午前中を費やし午後に至ってしまう。午後からはまず暗室へLANを引いた。これも数年来の懸案だったが、ルータのある一階から二階への配管が混み合っていてLANケーブルを引き通す隙間がなかったのだが、配線を整理して死んでいる線を引き抜いてしまってLANケーブルをやっと通せた。暗室のある三階にはすでに二階から引き込んである。これで二階にハブを設置し、二階でもネットにつながるようにした。★暗室でのネットワークの最大の目的は、実はネットラジオである。今までFMを聞いていたけれど、つまらない番組が多くなったこと。FMなのになんとパチスロのCMまで入るようになってしまったこと。FMなのに通販の番組をやっていること。★そんなことに目くじらを立てる必要なんか無いのかも知れないけれど、FMというのは音楽中心のステーションで、CMまでも格調高くとにかく「カッコイイ」ラジオであるという刷り込みがなされているアタマには、今の在阪FMの状態は少々辛いものがある。★心地よいステーションと言えば以前には衛星放送のst.GIGAがあったのだが、うまくいかず消滅してしまった。今、ネットラジオにst.GIGAまでとはとても言えないものの、あのように心地よいステーションが幾つかある。友人が好きで店でかけっぱなしにしているsmoothjazz.comなんてのも気持ちがよい。これからはiPodの曲を繰り返すのではなく、シームレスに流れてくる音楽を聴きながら暗室作業が出来る。無論、普通にネットも使えるし、スキャナで読んだデータもすぐに共有出来る状態になるし、フィルム整理のデータにもアクセスしやすい。メリットは大きい。音楽を流しながら引伸機台の補強工事もした。網棚もつけてなんだか具合が良くなった。今日は上手く事の運ぶ日だ。★高価な機材を買った時にいつも思うことは写真なんか相当のレベルまでは機材次第の部分が多いんじゃないかと思う事だ。創意工夫なんかもアメリカ式物量の前には無力だと思うことも多い。創意工夫はお金がない時ではなくて望むものがない時にこそするべきものなのかも知れない。腕が同じなら機材の良い方が良いものが出来るというのは事実だろうし。だから機材にはかけられるだけかけた方が良い。
2007年
12月29日
★お気楽な休暇の始まり。天気が良ければ走りに出るのだけれど雨になったのでじたばたせずに大人しくフィルム現像を始める。まだ未現像フィルムが残っているのだ。これでどれだけ今年写真撮影への意欲が減退しているか解ろうと言うものだ。案の定4本現像したところで倦んでしまい、洗濯をしてしまう。外は雨、洗濯物を乾燥機に放り込み、あふれた分は浴室にぶら下げて浴乾機で乾かす。ぼけ〜っと乾き上がりを待っているのもばかばかしいし、電車に乗る。梅田へ出て中古屋をパトロール。Lマウントのニッコール50/2をゲット。約45cmまで接写出来るレンズだが、すんごいパララックスでフレーミングが難しいだろうな。他にも高級洋食器やなんやをウインドウショッピングし、気分が良くなって阪神の地下で正月用の食品と「肉まつり」の幟に引かれて牛肉を買って帰る。ヨドバシへ行ってちょこちょこ細かいものを買おうかと思ったが、どうせ凄い人混みだろうと思って止めた。★帰ってくるとドライマウントプレスが到着していた。びっくり。注文したのは確か26日の夜。速い!しかしこれって一人で三階まで持ってあがれるかなぁ。とにかく重い。明日ゆっくりと引っ張り上げよう。連休初日はそれでも好き勝手に過ごせた。楽しかった。
2007年
12月28日
★仕事納めで掃除。古いコンピュータ機器を始め昔の図面など大量に捨てた。手書き時代の図面は、捨てるには忍びないものがあるが、手元に残っているのは控えだし、作ったオリジナルはちゃんとお客のところにあるのだし、いいんじゃないのもう?って事で社長と番頭さんの手で捨ててもらった。母は大量に作った紙人形を捨てた。図面も人形も作品は作者以外の者には捨てにくいから助かる。かくしてものすごい量のゴミが出た。可燃ゴミだけでこれだけ出ているので、次の粗大ゴミと不燃ゴミの時にはどれだけ出る事やら。
2007年
12月27日
★「門松は冥土の旅の一里塚芽出度くもあり芽出度くも無し」と一休さんが言ったが一休さんのように信念も持って正月をちゃんとやらないのならともかく、ただただ面倒だからとだらだら過ごした結果やらなかったという誠にネガティブな理由で正月をやり過ごしてしまっている。注連飾りなどはなかなか神秘的呪術的な雰囲気があるのでそういうのは好きだから買ってきて飾るのだが。今年は妙に「お札」に興味が出てきた。去年、鶴見線の国道駅を撮影に行った時にガード下の家屋の玄関に貼ってあった御嶽神社の狼のお札「大口真神」なんかなかなか素晴らしいと思うし、バイキンマンみたいな奴を描いた「佐野厄除け大師」のお札など、いい雰囲気をかもしている。こういうのって西日本には少ないようで、京都の両親宅の台所に貼ってある「阿多古祀符火廼要慎」くらいのものだ。神戸の中華街もあることだし、キョンシーの「勅令随身保命」みたいなお札は無いのかな?★最後の最後にメッセンジャー仕事が入ったのでとても久しぶりに走った。心拍は思いっきり上がるわその割にスピードは出ないわですっかり鈍っていた。まぁそんなものだろう。少し時間をかけるつもりでゆっくりと負担のかからないように走った。帰路は天の川左岸を遡上し私市駅へ、駅前のがんびで蜂蜜を買い求める。今度は古い街並みを通って帰る。暖かく静かで気分がよい。心臓も脚もそこそこだったが、意外なことに尻が若干辛かった。慣れの問題なのか、それともどかっと座ってしまっているのか・・・。
2007年
12月26日
★クリスマスは特別に何かをすると云うことももうなくなったので、エスプレッソとシュトーレンで質素に過ごす。いや、質素にと云う言い方は正確ではないな、貧乏に過ごすという方が正確。実際貧乏なんだし仕方がないか。★暗室の模様替えを企んでいるが、今ひとつうまく行かない。体調もイマイチなのだが気の方がどうも晴れずやる気が出ないのだ。休みに入ったらのんびりと自転車でもこいで日々を過ごすことを考えよう。そうしているうちに澱んだ気の通りが良くなるだろう。気功術等というのは全く信じないが、メタファーとして気の存在や気の流れというものはあると思う。今、気の流れがとても悪い。★去年はこの時期、伊賀へ掛鯛や馬のしめ縄を買いに行ったものだが今年は病気をしたり忙しかったりで行けていない。まだ体調も気分も万全ではない、でもあの田舎町をのんびりと散歩してみたいものだ。祖父母のお墓もあることだし。★ついいましがた、オークションでシール210M-Xドライマウントプレスの中古がなんと216,000円で落ちた。新品が送料込み$1,481.00で買えるのに。ということで、注文を入れた。むしゃくしゃしていたしこれですっきりした。
2007年
12月25日
I'm here.
I'm glad you're there.
2007年
12月24日
★クリスマス。でも相変わらず耶蘇教徒と回教徒は血なまぐさい戦を続け仏教徒はなにをするという事もなくぼけーっとしているだけ。こんなことではいつになったら地に平和がもたらされるのか?今年、彼は友人を自分のもとに連れ去ってしまった事だし、やはり彼は地に平和をもたらすために来たのではなく、剣を投げ込みに来たと云うしかない、今年は。しかし、世界中の全ての人に平安がもたらされるのなら、自分はどんな神にでも祈る。同時にもういい加減にしてくれという気持ち、もうウンザリだという気持ちも強い。ここに掲げたジョンとヨーコの有名なメッセージにしても、それはあんた次第なんだよ、いい加減にしろよと言うウンザリしたメッセージに自分には思える。★バカみたいにエネルギーを喰わせて自分の家を悪趣味なイルミネーションで飾るようなことはもうやめたらどうなのだろうか。せめてするのなら今夜一晩だけとか。別にキリストの降誕を祝ってる訳でも、世の平安を祈ってる訳じゃないんでしょう?★安物の耳懸けヘッドフォンにもエイジングというのはあるもので、今日はあの酷かった音がずいぶんと良くなってきた。昨日と今日とでは全然別物だ。やれやれ良かった。★国家・民族間の「戦争」には絶対反対。広義には自分は平和主義者である。しかし個人的な戦いは山積しているし止める訳にはいかない。敵は外国や他民族ではない。敵は自分の隣に、自分の身近に、自分の内側に居る。そして敵は他の世代ではない。自分と同じ世代である。世代間闘争は止めろ同世代の敵と戦え。
2007年
12月23日
★昨日の敵を討ちに梅田へ。無事に仇討ち本懐を遂げる。やれやれ。★性懲りもなくヨドバシへ行って安物の耳懸けヘッドホンを購入。音悪すぎでうんざり。仕方無いよなぁ、実際安いんだもん。やはりちゃんとしたのを使わなくちゃいかん。★イカリでクリスマスっぽいモノを少しだけ購入持ってかえるのが大変なので少しだけ。なんだかイケそうなワインとスパークリングワインも味見のためにハーフサイズを購入。家に帰って飲んでみたら十分にドライで割合に美味い。こりゃ期待出来るかも。あ、これスパークリングの話です。★兒嶌さんの個展最終日で打ち上げをすると言うことでご招待頂いた。今回はお言葉に甘えて手ぶらで参加、ごちになることにする。ピッツアとコーラで集まった面子とまたまた写真論などに熱中。いや〜ほんとに面白い。★昨日買ったデジカメだが、ニコンらしい固い作り。AFなどは暗いところではなかなか決まらない。決まるまでシャッタを下ろさないというのは相変わらずニコンらしい生真面目さで、痛し痒し。お気楽なパナとはだいぶん違うが、歩留まりはやはり全然違う、だから好きなんだよなぁ、ニコン。
2007年
12月22日
★冷たい雨の連休初日。午前中から暗室の掃除に取りかかるが模様替えなどを企んでしまいかえって散らかるというお約束の結果となる。やれやれ。バック布が行方不明で、あんなに大きなモノを一体どこへ仕舞ってしまったのかまったく分からないのだ。暗室から出していないはずなのに見つからない。きっとどこかのバッグの中へでも入れたまま片付けてしまったに違いないのだが。どうしてもわからないのだ。謎。倉庫へ入れたはずもないのだけれど・・・。午後遅くから梅田へ。お歳暮のお返しを買いに出たのだが間抜けなことに先様の住所のメモを忘れて出てしまう。バカを極める。腹いせにヨドバシで週末特価になったNikonのP5100を買う。待ち合わせがあったので桃谷のグレイスへ。待ち人は来たらずだったが思わぬ人三人に遭遇。最初のお一人は兒嶌さんの熱心なファンのひとりrainmanさん。東京から来られた。彼は大阪写真月間の時もおいでになった方で、しかも我らが頭目の琥珀亭さんとも知己であるという。彼の行動力にPC-Van写真SIG時代の我々の姿を見、嬉しかった。ポートフォリオを拝見したが素晴らしい作品があった。ぜひ引き延ばして欲しい。次のひとりは吉田ヤスヤさん。写真の話よりも自転車の話で盛り上がってしまう。来年はサーリー・クロスチェックだなと結論。余計な話ですみません。当然、写真もちゃんと拝見していましたよ。最後の一人は古い友人のcovaemonさん。「あれっ?」ってな具合だ。珍しく飲みにも行かず桃谷駅で別れる。そして珍しくも早く家に帰る。
2007年
12月21日
★ここ数日体調が悪いせいかエラくハイだなと思う。★ずっとここで一人称を「自分」と書いてきた(でも最近は崩れている)が、もうそれはやめる。その時の気分、その文章の感じ、その文章の内容から適当に一人称を選ぶ事にする。一人称が統一されず読み辛く理解し辛いと思いますが、すみません。★今朝起きた時に凄く良いことを思いついた。来年カメラを買わずに済む方法だ。カメラを買わずに自転車を買えばよいのだ。なんだ、簡単なことだった。でも自転車を買うと撮影枚数は減ること必定。さて、いかがしたものか。でもまぁちょっとしたオフロードでも走れるオンロード基準のバイクであるシクロクロス欲しいな。オフロード基準のバイクはちまちまとオークションの収入で作っているし。自作バイクは浄財で建造していた聖家族教会みたいなもので、一体いつ出来上るやら分からん状態である。カメラはほんと、もういいわ・・・って、今まで何回言ってきたかな。ああ、なんだかもうめちゃくちゃ。
2007年
12月20日 夜は寝ろ!
★白熱球の事で昨日から怒り心頭だ。なにもかも腹が立つので室内の暖房温度を1〜2度上げセーターを一枚脱ぎ、エアコンを止めて床暖房とオイルヒータをフル稼働させることにした。サーキュレータも動かし始めた。我が家の蛍光灯は二本だけ。台所の手許(食料品の色などを見分けるために)とサインポスト(白熱球のが無い)だけだ。台所手許は代替案を考えるとして、サインポストはとりあえず消した。これで蛍光灯はオメガに載っかっているゾーンVIのライトソースだけになった。電力会社はホクホクだろう。チクショー貧乏なのに。これで我が家のCO2排出はプラス数パーセントだ。くたばれ京都議定書。ついでにオーストラリア(白熱球を禁止している)(知り合いの、昔PXで働いていたという婆さんがな、オーストラリア兵が一番ビンボーでインケツで田舎臭いと言ってたぞ、けっ!)。排出削減に関しては自分はアメリカに与するからな。「ワシに都合の悪いエコなどエコではないわっ、たわけ!」「んな無茶な、そらあんたの『エゴ』やがな」お後がよろしいようで。★大体、経済最優先で夜も眠らないで無駄なエネルギーを浪費している社会をこの期に及んでもまだ推進しようとしているのに、何が白熱灯の駆逐だ。白熱球を悪者にするより、夜は寝ろ。TV放送は11時で打ち切れ。交通機関も全部11時で止めろ。それが先ずやらねばならない事だ。何もかも今の状態に辻褄を合わせようとするからそういう不健全な考えに陥るのだ。社会のありかたを変えてゆく、それこそが大切なことではないのか。そんなに現状を変えることが恐いのだろうか。★早寝早起きのんびり生きる。何故かという加薬は略して、これだけでも世の搾取側は弱体化する。アホな教条主義に何時までもしがみついていないで、こう云うところから人民を率いて行けば革命なんてポポイのポイのポイ♪じゃないのかなぁ?どうよ>共産党。★今日もまた郵便振替での支払があって〒局に行ったのだが、支払機には長蛇の列、対する窓口は待ち時間なし。時間がもったいないし手数料は40円多くかかるが窓口のチケットを抜き取った。当然抜いた瞬間に「○○番でお待ちの方〜」と機械のアナウンスが入る。窓口に振込用紙を出すと当然だが「支払機でお手続き頂きますと・・・」「分かっているけど時間がないし、しかも俺は前回紙幣投入口に硬貨放り込んで一時機能を麻痺させてあんたに実に嫌な顔をされたからこっちで払う」と嫌味な口調で言い返した。まったくやな奴だな俺。ふと支払い機械をみてみればどうみても80歳は越えてるとおぼしきバーサンが悪戦苦闘している。列はどんどん長くなって行く。年寄りがモタモタしてる時だけでも誰か付いてやるか窓口で処理してやるかって事できないのかね?渋滞が酷くなってきたら高速道路のゲートを開放するように。相対的に観てそうした方が儲かるんじゃないかと思うんだけれど、きっと〒局は民営化の意趣返しを市民に向かってやってるんだろうなぁ。これっていじめのスパイラルなんじゃないのかなぁ。
2007年
12月19日 もう地球温暖化防止には与しない
★政府が地球温暖化防止のためにエネルギー効率の悪い白熱電球の製造を打ち切らせようとしているそうだ。しかし白熱球を駆逐したところでその利益は僅か-1.3%に過ぎない。個人でも-6%が容易に出来るというのに、たった-1.3%のために白熱球を駆逐しようとはまともな脳髄ではなかろう。オーストラリアが白熱球の使用を禁じたので彼の国と自分は断行したのだが、奴等の陰謀だろうか?こう云うことを発案するというのは政府企業にとって余程美味しいのであろう。そりゃそうだ、電球型蛍光灯は高価である。引伸機には白熱球が採用されているし、暗室電球も白熱球。散光式引伸機のハロゲン球も白熱球の一種だろう。影響がないとは言い切れない、たとえその範疇から外れたとしても需要の少ないこれらの電球を企業が作るとはとても思えないからだ。どうなってるんだこいつらのアタマ?確かにこう云ったアフォーダンスは(アフォーダンスの使い方合ってるかな?)愚民対策としては有効であろう、しかし自動車の前に何故白熱球なのか?寝言は寝て言え愚か者どもめが。まず自動車だろう自動車?だいいち現在の電力の大半はCO2フリーの原発で作っているのだ、実際原発推進のために政府も電力会社もそれを喧伝しているではないか?もういい加減頭に来た「あー俺もうキレた、俺もう何するかわかんねえ」って訳だ。もう地球温暖化防止には与しない。★「津山三十人殺し」の事が気になり続け松本清張と山岸凉子の著作をAmazonで購入。短編なのですぐに読了。面白かった。余談だが松本清張の「ミステリーの系譜」はなんと懐かしい活版印刷であった。老眼の眼には読みにくいけれど味があるなぁ、特にルビ付き文字のあたりなんか。
2007年
12月18日
★「感染性胃腸炎」つまりノロウィルスに感染。這々の体で近くの内科医へかかり点滴を受ける。8年ぶりに眺める輸液バッグ、相変わらず愛想のないものだ。一日中"眠って"過ごす。いろいろ疲れていたのだろう。11月以降は体調が悪い。自転車でのトレーニングも殆どしていないのに体重が増えないで居る。抵抗力がこれだけ急に落ちるというのも気持ちが悪い。そろそろ検査の時期かも知れない。
2007年
12月17日
★上田正樹と有山じゅんじの名盤「ぼちぼちいこか」のなかに「梅田からナンバまで」という曲がある。見て解る通り漢字で書かれている「梅田」に対して「ナンバ」とカタカナで書かれている。今の若い人はナンバとカタカナで書くのだろうか?昔の大阪人は大概「ナンバ」と書いたように思える。難波という漢字の画数が多くて書くのが鬱陶しく、いらちの大阪人にには面倒くさかったのだろう。商人ともなればなおさらのことだ。客の前でぐずぐず「難波」と書いてなんか居たら「ちゃちゃっとカタカナで書いときなはれ」と言われるのは必定だったのではと思える。それとも難波の「難」という字を嫌ったのか?まぁそこのところは実際どうだったのかわからないがとにかく色々に表記される地名ではある。東京にはそういうのってあるのかな?★よく大阪人は地名を略すって言うが東京でも新宿を「ジュク」っていうし池袋は「ブクロ」秋葉原は「アキバ」という、まぁこっちはスラングに近いものだと思うが、大阪にはこういう略し方は無いように思える。谷町九丁目を「谷九」などという略し方をするが東京ではそう云う略し方はあまり聞いたことがない。亀戸五丁目の盆踊りで貰った団扇には「亀五」って大書してあったけれど、検索をかけても亀五で亀戸五丁目はヒットしない。自分は四條畷というところに住んでいるのだが、ここは東京風に「ナワテ」と略す事が多くしかもそれが四條畷をさす第二の固有名詞のようになっていて、出身の幼稚園に至っては「畷幼稚園」でこれはたとえば「池袋幼稚園」が「ブクロ幼稚園」となるようなものである。さすが南北朝の戦いで高師直に加担し大阪冬の陣で徳川方に加担した裏切り者の街と言える。
2007年
12月16日
★今日は高校の頃の友人達が沢山見に来てくれた。お昼を一緒にと云うことで昼前に土下座前に集合。ちなみに高山彦九郎は土下座してるんじゃなくて皇居望拝・・・まぁつまり御所に向かって挨拶しているところだ。知ってたけれどその「土下座前」という音がなんだか小気味良くて楽しいので軽薄にも土下座前と呼んでいる。★話が逸れたけれど、三条京阪の和食どころで昼食。それからぞろぞろと同時代へ。会場へ行くと写真評論家の飯沢耕太郎氏が居た。今回、同時代にかかっているような写真に興味なんかないんじゃないの?と思っていたら、案の定一瞥しただけで帰った。そりゃぁそうだろうて。そうこうするうちに写真家の向井仁志さんがお見えになる。同年齢だし、高校時代の写真部長・・・現役のプロ写真家・・・を紹介する。同年齢の気楽さもあり随分と話し込む。ほどなくして、次のお座敷もあることだし。自分だけ分かれる。★その後、他会場を一巡する。丸太町の江寿画廊のならびにある古道具屋の店先に、昭和43年頃に弟が乗って遊んでいたプラスティックの弁慶号を発見。汽笛はきれいな音で鳴るし、鐘も壊れていない。即買いした。蒸気機関車を抱えたまま。また姉小路堺町まで戻る。もうくたびれてきた。両親宅で一時間ほど休憩。ベランダから虹が見えた。★定時になり搬出のために同時代ギャラリへ。搬出はあっという間だ。事務局が地下のアンデパンダンのチケットをくれたので、耳さんと2人でお茶にする。ひとしきり写真論議をしたあとカートを引いてとぼとぼと帰る。それぞれの結節点で乗換に時間がかかる。その合間を使って夜景をデジカメで撮ってみたけれど、ヒドイ結果になった。
2007年
12月15日
★普通に起きたものの精神疲労が酷くて何もする気になれない。トレーニングに出る気も起こらない。出て行かなくてはと思いながら一つ一つ準備をする。永遠に続くのではないかと思うくらいに時間がかかる。何を着て良いのか判らない、どのカメラを持って行こうか定まらない。フィルムのバッグはどこに置いたか?iPod持ったっけ?ああ、バッグはいつもと同じにしておいた方が良かったな・・・。結局実に二時間以上もかかってやっと玄関の閾をまたぐことが出来た。いったいなんだこれは。★のろのろと歩いてグレイスへ。兒嶌さんの個展の初日でちょうど開いたところだった。なかなかの濃密な空間で正直なところ今までの彼の写真展の中では一番雰囲気は良い。唐突な例えだけれど、年季の入った土鍋は味がしみて料理が美味しくなるなんて事を言うけれど、ギャラリも土鍋みたいなものかも知れない。グレイスもこれから先、だんだん味が出てくるのではないかと思う。多くの作品が懸けられ、多くの人があの空間に集えばそれは間違いのないことだろう。★その後京都へ。舩はし屋であられ買って豆チャンと遊んで明治屋で買い物して両親宅へ行き鍋にする。もやし鍋美味い。★ネットの古い友人covaemonさんが仕事を終えてすぐ駆けつけてくれる。京都まで遠いのにありがたい。会場でひとしきり観た後、よーじやcafeへ。意外や意外に本格的なピッツアと紙パックであろうワインで乾杯。禁煙だったしなかなか良い店だった。
2007年
12月14日
★自分の姿は見えないが他人の姿は能く見える。その視点から見れば人間というのは何度も愚かな行為を繰り返す救いがたい動物に思える。人が歴史に学ばないことは歴史が証明していると言うが、人類という大きな集団ではなく、個々の人間に於いても自らの歴史や経験に学べない者が非常に多い。鶏ではあるまいが鶏の如く三歩あるけばもう忘れるというような人間が居る。度し難い。かくいう自分もきっとより上位の者から見ればやはり阿呆に見えるであろう。ただ、そういうこともあろうと想像する程度のことが出来るだけ、若干ましなのではないかと考えているのだが。とにかく疲れた。全く度し難い。
2007年
12月13日
★「一コマの写真に労するエネルギーはそのフィルム面積に比例する」という友人の名言がある。8×101枚撮るにはライカ判1本分のエネルギーが必要だという事だ。今年は本当に写真を撮っていない。大型カメラなんて組み立てても居ない。そろそろ落ち着いて撮りたいと思う。虎の子のソフトフォーカスレンズであるウォーレンサックのヴェリートやヴェリターなんかカビが生えているんじゃないだろうか?自分で加工して使えるようにしたコマーシャル・エクターもさっぱり使っていない。この正月休みにでも持ち出してゆっくりと撮影したいものだ。★撮ってない代わりに今年は焼いたという感がある。いろいろ新しい技法も学んでみた。こんな事が出来るのかと目からウロコの落ちるような事もあった。ネットなどで最新の情報を見聞きしても、それを実行するまでに多くの時間がかかる。そうこうしているうちに写真を取り囲む環境が変わってしまい、やっと身につけたことも無駄になってしまうことも多い。変化の激しい環境にあってはいち早い対応とその変化に楽に適応して行ける柔軟性とが求められるのであろう。★大阪府知事出馬表明のタレントに続いて今度はタレント大臣が嘘をついた。我が国は昔から嘘をつくことに罪悪のない国民性を持っていたのではないかと疑惑いたくなる。この前の戦争時の大本営は大嘘つきだったしね。いくら騙されてもまだ騙され足りない阿呆な国民なのではないかとさえ思いたくなる。
2007年
12月12日
★大阪府知事選だが一体どうなっているのか?5000%あり得ないと言っていたタレントがやっぱり立候補するという。選挙の前からさっそく嘘をついているこんな奴でいいのか?もうほとほと選挙は嫌になった。★選挙で思い出した。大学時代の知人なのだが、当時左翼的な言動を偉そうに吹聴しそいつが所属する講座の教師も筋金入りの左翼だったのだが、こいつはアルバイトに保守系の議員の選挙カーに乗っていた。非常に違和感を覚えた。成績の優秀な奴で卒業後教師になった。しかしずっと底辺校を渡り歩いたせいか飲酒喫煙に走り言動も精神生活も荒廃した。数年前に同窓会で再開して虫酸が走るような感覚を覚えた。結局そいつにはコアになるものが何もなくただただ周囲からの影響のみで自身を形成しているような奴だったのだ。今では心底軽蔑している。★夜は近くに住む高校時代の同期生三人でイッパイやる。この面子は真面目な話しで盛り上がるので楽しいのだが、世の中結局は「愛だ」と真面目に結論が出た。「愛って言葉は便利だよな」というオチで、確かにね。なんとでもとれるし。★オークションに出ていたマスターのイーゼルは予想外の高額で落ちていて、こっちの入札なんぞ話しにならない状態だった。やはり知ってる人は知っているのだな。他に買ってなかったら競ってたかも。
2007年
12月11日
★昨日の郵便局でのことがムカついて仕方がない。そうこうするうちに昔、郵便局にいろいろ意地悪をされた事を思い出してきた。もっとも当時の郵便の制度が意地悪であったと言うことなのだが、その決まりを笠に着た郵便局員もまた意地悪だったと言える。まずは葉書。これって昔は縁取りをすると葉書としては送れなくなってしまうのだ。なんでなのか理由を尋ねたが教えてはくれなかった。確か小学生の頃。つぎに中学生の時には薄い新聞の切り抜きを貼ったらこれも突き返されてきた。葉書には切り抜きを貼ってはいけないそうだ。その他、なんだかんだと細かいことがあった。今、その恨みを思い出してしまった。国鉄・電電公社・郵政と偉そうにしていた連中が民営化とともに引きずり降ろされるのは気持ちの良いものだが、同時に、当時の人間とは違う人間が非道い目に遭っているのだから気の毒にも思える。★イーゼルマスク二台とフィルムキャリア1枚が到着。フィルムキャリアは富士の昔のペナペナのやつでオークションで落とした、階段下納戸暗室に鎮座しているB690のためのもの。6×9・6×7・6×6・6×4.5・35mm・中判ユニバーサルとこれで大方のが揃った。揃ってなきゃダメ!の性格なので、今、非常に安らかな気持ちである。イーゼルはビックのサイトにあったLPLの全紙用のもの。やはり全紙もきちんと端を押さえようと今回反省したからだ。もう一台はサンダースのUA1114で、カルメットに新品があったのだった。流通在庫でも仕入れたのだろうか、最後の一つだったようでオーダー直後にサイトから消えた。これは知人から頼まれていたつもりで買ったのだが、ちょっと事情があって宙に浮いてしまった。だから自分で使おうと思っている。いずれやってくるであろうフォコマートV35のために(ほんとか?)とりあえず暫くはこのまま塩漬けにしておこう。
2007年
12月10日
★仕事で公文書発行代金の払い込みをするために郵便局へ行きATM(っていうのか?〒も)をポンポンと調子よく操作していて、最後の「現金を投入して下さい」の段になってかぱっと開いた現金等入口へ調子よく500円玉を放り込んだら・・・ありゃぁ、そこは紙幣投入口だった。硬貨投入口は閉ったままだ。「金を払え」といって口が開いたら誰でも思わずそこへ放り込んじゃうわな?これは俺が悪いんじゃない、機械のオペレーションが悪い。間違いを誘うような流れになっているのだ。この場合例えば両方の投入口を同時に開けて「硬貨は左の投入口へ、紙幣は右の投入口へ、お入れ下さい」とアナウンスするか、両方の口は閉じたまま「硬貨の場合は左の投入口のボタンを、紙幣の場合は右の投入口のボタンを押してお入れ下さい。両方ある場合は両方のボタンを押してお入れ下さい」とかにするべきでは無いのか?しかもこの機械、紙幣投入口へ硬貨を入れたが最後、係員を呼び出して機械を開けなければ解決出来ないのだ。間違って放り込んだら返却される構造にしておけよ。作った人間の頭の悪さを感じる機械だ。硬貨が入ってしまったら勝手に戻るようにしておけばよいだけの話しなのに・・・。これではJPの先行きは暗い。これから先のJPの客は老人が増えるのだ、機械のオペレーションのミスも当然増える、こんな頭の悪い機械を放置しておいては経営に差し障るのではないか?で、対応してくれた兄ちゃんの態度も悪かった。間違ったお前が悪いと言わんばかりの態度でムカついたが、先日自動車とのトラブルで相手を非道い目に遭わせてしまい長い間自己嫌悪に苦しんだので、ここはぐっと我慢して「悪いねぇ」と言っておいた・・・のにこいつは無言だった。無論、背後で待っているおばはん連中にもていねいに謝っておいたのだが・・・。長蛇の列を作ってしまったので、一旦引き上げたのだがやはりムカツク。出来の悪い機械を使わせておいて、操作をミスしたら面倒臭そうに処理するなんざ、サービス業のやるこっちゃないね。もう郵便はできるだけ使わないようにするかなぁ(普段から使ってないけれど)と思った。
2007年
12月9日
★How are you,PHOTOGRAPHY?の搬入のために京都へ。「パソコンのセットアップをせい」との事で、先に両親宅に立ちよると母が風邪?で寝込んでいた。あとで思うとノロウィルスなんじゃないか?と思う症状だった。きっと孫からじゃないのかな。父はろくに喰っても居ないようで飢えた様子だし母はそんなので寝込んでるしで、とりあえず三分粥を炊き、父の飯を買いに錦の富美家までうどんを買いに行った。夕方のことで殆ど売り切れ。すきうどんがあったので、それを求める。酷く腹を下しているとのことだったので経口補水塩がわりにポカリスエットもコンビニで買う。明日の父の食料にサトウのごはんとどん兵衛天そばもついでに。とりあえず父とすきうどんで晩飯にする。★飯喰って笑点など見た後で同時代ギャラリへオンタイムで到着、ありゃま?すでに搬入は始っていた。今回は懸けるのに手間取るぞと思ったが、兒嶌さんがあっさりとかけてくれた。いつもながら感謝である。それにしても手際の良さには驚く。そりゃーそっちのほうもプロだと言ってしまえばそれまでなんだけれど。とにかくあっという間である。ことしも同時代はレベルの高い、また遊び心もある楽しい展示にあふれている。是非ともお運び頂き、ストレートに渋いファインアートから、遊び心にあふれているもののその下地には高度な技術と深い経験の基礎があることを感じられる作品まで揃っている。
2007年
12月8日
★午前中に軽く30km程度をゆっくりと走ってみた。少し後退した感はあるものの、とりあえず心拍が急上昇するようなこともなく普通に走れたので、これでやっと復調と行って良いだろう。長かった。大方1ヶ月かかった。寝屋川〜淀川〜天の川の川沿いに走ってみたが、街中の川、大河、小さな川、それぞれに趣があって楽しい。久しぶりに気分か解放され浄化されたようだった。本当によいカタルシスになった。★午後はもうそのままゆっくりと休養した。何をするでもなくぼーっとしたまま音楽を聴いたり、時々居眠りをしたりして過ごした。★夜から大学の友人達と忘年会。初っ端からなんだか目茶苦茶な会話で大いに盛り上がった。もう喰えん飲めんと言いながら一件目のドイツ料理レストランから二件目のそば屋へ。気楽な友人達とアホな会話であっという間に時間が過ぎた。ビールもワインもお酒も、無論どの料理も美味であった。ただ、自分のを除いた皆、仕事が忙しすぎるのが気になった。体を壊す云々の前に、折り返し点を過ぎた人生の残りを、仕事に忙殺されてしまうのはいかがなものか。
2007年
12月7日
★最後の二枚をブックマッティングしてスポットを施し額装した。これでやっと全部出来上った。暗室の床に同時代ギャラリの壁面をイメージしてならべてみたが、なんと、結構地味な感じになってしまった。今さら後戻りも出来ないし、このままで寄り切るかぁ。それにしても「型」にはめた作品造りの楽なこと楽なこと、ほんとにこれだけ楽だとやはり型にはまった作品が良いなと思ってしまう。目先を変えたところで本質は変わらないと考えるか、目先の変化もやはりそれはバリエーションと考えるか、難しいところだが、あんまり個理屈を弄するよりも「こうしたかったから」という事だけでいいだろう。誰に言われて作品を作っている訳じゃないのだから「これが好みです」と言えば、それがもう立派な「動機」となるのだ。世の中いろいろ理由を付けたがるけれど、写真を作るのなんか「そうしたいからそうする」で十分だ。引伸機もレンズも、それを使いたいから使うで充分なのではないだろうか。
2007年
12月6日
★ゆうべの作業でバライタの半切二枚をパーにしてしまった。1パック10枚入りで6,668円なので一枚あたり丸めた値段で667円。それを二枚パーにしたから1,334円が一瞬×2にしてパーである。無論、消耗材をケチって不本意な作品を出品するなど本末転倒の行為であるが、もったいないと思うのもまた事実だ。どこらあたりで折り合いを付けるかというのは難しいところである。前の個展では虎の子のアグフア1箱50枚で26点の作品を作った。テストストリップとミスと今ひとつ気にくわないプリントと言うところで22枚の印画紙が消費されてしまった。自分はやはりこれをもったいないと思う。なんとか無駄を三割程度に抑えられないものだろうか?富士なんかで、モノク写真のシミュレーションソフトなんか作ってくれたらいいのになぁと思うんだけれど、難しいのだろうか?スキャンソフトから画像処理まで。専用のスキャンソフトでモノクロネガを読み取り、それをレンブラントVやフジブロWPで富士のフィルターをこう使うとこんな結果に・・・と言うような。そうしたら印画紙の無駄も減って良いのだけれど。失敗がじゃんじゃん出て印画紙がどんどん売れるというのはなんか間違っているようなよこしまな感じがする。美しいプリントがじゃんじゃん生れてモノクロ写真の世界がどんどん広がるというのが、正しい道であるような気がするのだが。★そんな訳で昨日のプリントをフラットニング中。何のことはない板で挟んで重しをかけてあるだけ。イルフォードの印画紙は光沢が美しい。なかなか良いものだ。明るいうちにブックマットにして、日が暮れたらすぐに残り二枚のプリントに入りたい。★午前0時半。暗室から這々の体で出てきた。最後の一枚めちゃめちゃプリント難しかったぁ、ほんまにほんまに難しかった。そこそこのところで妥協するつもりだったがその妥協点が全然そこそこのところに行かない。うまく人の目を騙してきれいに見せようとしてみたが、全然そんな技法も通じない。スプリットグレードもプレフラッシングも殆ど通じない。意地になって躍起になってやってみたが、それでも難しかった。アホらしくなって最低の妥協点で止めた。はぁ〜しんどかった。印画紙のムダがどうのこうのと午前中に書いたばかりだが、さっそく大きなムダを出してしまった。やれやれ・・・。音楽をかけながらやったことが功を奏して集中力はそんなに切れなかった。
2007年
12月5日
★ゆうべの1バット作法で作った半切にスポッティングを施しブックマットに。いろいろ言えない位の恥らかしいミスを繰り返し、それを修正する時間的余裕もなく、ツッコミどころ満載のプリントになってしまったが、けどまぁいいか。会場で見られたらすぐにおわかりになるでありましょう、その場に作者がおりましたらどうぞ罵詈雑言を投げてやって下さいまし。★イーゼルなのだがきっと無いとは思うのだが在庫があるように書いたある某ネット販売で買った。まだ返事は来ていないものの在庫はございませんでした悪しからずってな具合で返事が来るんだろうなぁ。きっと。★もう一枚の半切スクエアをプリント。こっちはスプリットグレードでちょいちょいと思ったが1枚は薬液の順番を間違えてパー(安全光の下では黄色くなった現像液の方がより透明っぽく見え、完全に透明な停止液は黄色っぽく見える・・・言訳まで)もう一枚はコントラストが気に入らなくてパー。ああ、もったいない。結局三時間かかってやっと1枚できた。はぁ〜ほんとに大変。決まった「型」でやるのがいかに頭と神経を使わない安直なことかとわかった。今まで自分の写真は作り方をごくごく単純にやってきた。それは悪い事じゃないという確信はあるけれど、じゃぁそれが脳のために良いかというと、こりゃーあんま良くないなぁと思った。やはりここも二本立てというのか、一方で「型」通りに素早く正確に処理し、別の一方ではその他の道をゆくという柔軟さも必要なのではないかと思い始めている。いろんなことを変える機会になる写真展だなぁ。
2007年
12月4日
★いろいろミスだの手違いだの思い違いだのがあって作品造りは遅々として進まない。それでも今日昼の間にまた二点をブックマット・額装しスポットまでして完成させた。あと四点残っている。そのうちの一点、6×9の作品を半切にプリントした。引伸機のセットやなんやかやでえらく時間がかかってしまい、午後11時半にやっと1枚水洗まで終わって乾燥している。昨日からさっぱり集中出来ずにいるが、それでも作業自体は結構楽しい。★印画紙だのフィルムだの感材の絶滅を危惧しているその裏で、実はイーゼルマスクという非常に重要な危機がひっそりと絶滅しようとしていたのだ。2ブレードの安くて造りの良い定番とも言えるLPLのイーゼルも、もはや2種類程度しか残っていない。全く不明であった。もうモノクロの現像引伸用品についてはどんな小さなモノでも沢山あると思われて居るものでも全てが絶滅危惧種だと思って、気が付いたら買っておいた方が良い。パニックに陥ってはいけないが、楽観は厳に戒めるべきである。
2007年
12月3日カステラ忌
★今日はカステラ忌。我が家の飼い犬の先代、ビーグルの"デューク”の命日で、毎年この日にはカステラを供えて祟らないように供養している。なんせこの犬、生前の元気な時から「祟る」のである。しかもその祟りは恨みが誰にあれ自分に祟りを為すのであるから始末が悪い。★こんな日だけれども、写真展の作品は作らなくちゃならない。集中力を欠く中でマットを切り出し窓を抜いて、なんとかかんとか二点仕上げた。プリント済みの後二点も明日の日中にやってしまおう。とにかくどれもこれもサイズが違うのでエラーも頻発。ルーチンワークに慣れきっている自分が情け無い。でもまぁ裏を返せばルーチンワークなら間違いなくできると言うことか。能力の結晶化・・・つまり老化って事なんだけれど。★カステラ忌のために買ってきたカステラが思いの外美味しくて、全部食べてしまった。もともとカステラは自分の好物でもあったのでよく食っていた。それをデュークによく分けてやっていたのであいつもカステラを好きになったという訳だ。カステラを分け合う時だけあいつとなれ合っていたしその時だけ犬らしくよく言うことも聞いた。勝手極まる奴だったなぁ。
2007年
12月2日
★午前中少し走る。まるでリハビリテーションだ。のろのろと、しかし確実に距離を伸ばした。やっと風邪も抜けてきたのでこれから寒くなるけれど、しっかり走って行きたい。★午後から珍しくヨドバシのリアル店舗へ。ドットコムで注文した印画紙が今だに届かないのでしびれを切らして買いに行ったのだ。売り場へ行ってみると最後の一つだった。危なかった。ついでに半切用バットも一枚。半切以上はもう1バットプロセス法(勝手に命名)ですることにしたので、一枚でよいのだ。そりゃまぁ水洗用にもう一枚有ればいいけれどね。そうすれば水洗中に別のプリント作業も出来る。★ふとしたことから、昔の家電メーカーのオーディオブランドを思い出していた。松下のTechnics、三菱のDIATONE、日立のLo-D、東芝のAurex・・・PIONEER、TRIO、AKAI、山水・・・FMではそれらのメーカーが提供する番組やセンスの良いCMでいっぱいだった。時報のジングルは「ス・テ・レオ・ト・リ・オー」って奴だったっし。「昔は良かった」なんて事は殆ど無いけれど、FMラヂヲだけは今よりも昔の方が良かった。JOBU-FMFM大阪なんて今じゃ通販番組」までやっているんだからたまらん。もう無くなってしまったが、衛星デジタルラジオst.GIGAがちょっとあの頃のFMに通じる格好の良さがあって良かったのだが。"I'm here""I'm glad you're there"
2007年
12月1日
★何の因果かって自分のせいなんだけれど土曜日なのに仕事。たまらんなぁ・・・。土曜日は休みにして欲しいです、社長。★夜になってニコマートMLの忘年会へ。今年は皆さん忙しいのか参加は6名であったが、これはこれでこぢんまりして面白かった。人数が増えると宴会は局所的になってしまう。宴会で10名もの人数が集まるというのも、意味がないのではないかと思える。もっともそれは、参加者各人とコミュニケーションをちゃんと取るという観点からの話しなのだが。集まることそのものに意味を見いだすとすればそれはそれで「あり」の話しなのだろう。★どこぞの田舎知事が若い奴の教育のためには徴兵制もいいのではないかなどと発言したらしいが、自分が生れても居なかった時代の世の中を自分の勝手な幻想だけで憧れるというおめでたさには恐れ入った。こんな奴ならエロ蛸や欲呆フグの知事を戴いているほうがなんぼかマシに思えてくる。学校で職場で社会で大人が子供を教育出来ていないとするなら軍隊でも同じように大人が子供を教育することなど出来無い。それがわからないのかねぇ・・・。現実に自衛官の犯罪、警察官の犯罪、目立つんじゃないですか?昨今。
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