2006年 1月31日 ★昨日の靱公園騒動を下衆の権化のようなみのもんたかどう言うか楽しみだったが、期待通りの言葉を連発してくれて大いに楽しめた。面白かったのは亀井静香で「乞食」を連発して発言し、周囲をうろたえさせた。ご存知のように「乞食」は放送では自主規制している言葉で、うろたえたのはやはりマスコミ放送関係の、みの、柴田?、岸井で、大物政治家のピー発言だけにその周章狼狽ぶりは実に面白かった。亀井はネガティブな意味で乞食と云ったのではなかったものだから、顔色を変えて怒っていた。言葉狩り団体を多く抱えているはずの福島瑞穂は平気な顔しているし、もうひとりの評論家みたいなのも平気そうだった。やはり放送・マスコミ関係者は言葉狩りがかなりトラウマになっているように見受けられる。その後みのは早々に話題を変えてしまった。そう云えば先週もITジャーナリストみたいなのが「メクラ判」と発言してやはり注意されていたが、さすがにメクラ判はいかんだろう。その手の言葉では視覚障害者を貶めるような言葉が最も多い。江戸時代に嫌われていた金貸しの記憶が人々の間にあったのだろうか。言葉狩りには絶対反対の立場を取っているが、ひどいよなぁと思う言葉も数多くある事も認めたい。★1月も今日でおしまい。1月は行き2月は逃げ3月は去る。それにしても早いなぁ、今年は2月なんて一週間くらいで終わってしまうのではないだろうか? 2006年 1月30日 ★柑橘系なら何でも好きなのだが冬はやはり柚の香りが一番だ。この香と味を思い出しただけでもなんだかぽわ〜んとなって、とても幸福な気分になる。中国原産ではあるが非常に「和」を感じさせる柑橘だと思う。生協で到着した柚茶は国産のもので某国製品に比べて格段に安心出来るものだ。無論味も素晴らしい。本家本元の某国製品に美味しいものがないというのはどういう事か。昨日到着した柚のリキュールも国産でしかも添加物がないものだ。双方とも少し値は張ったが美味しかった。そう云えばプラム・クリークの「チキンの和風焼き」にも柚が乗っかっている。★お受験の話を昨日していたが、甥の合格の報せに続いて姪も合格したとの報。うちの子供も同系列校だし、一族の中で某学校法人の学閥が営々と築かれつつある。★靱公園で浮浪者のテント撤去の熱い戦い。大阪らしいなぁ。多勢に無勢とはいえ双方とも武器を持たない肉弾戦で近年なかなか見られない好カードだった。浮浪者は世間の片隅や陰で生活している限り一般大衆の理解は少なからず得られる部分があるように思える。ところが一旦権利の主張などを行い始めると、大衆は途端に敵に回る。大阪地裁の判決は逆効果で、あれは大衆の反発を大いに招いたのではないか。比較的浮浪者に寛容な大阪でももはやその受け入れには限界が来ているように思う。これだけの数になると、都市はもはやその存在を受け容れることは困難だ。★ぼけっとしていたのか、コンテッサの裏蓋を何も考えずに空けてしまった。大体こういう場合にはフィルムが入っているもので、今回もご多分に漏れずちゃんとフィルムが装填されていた。合掌。 2006年 1月29日 ★晴れて暖かく静かな日。世界が滅亡する日もきっとこんないい日に違いない。★遅くまで寝てのろのろと起き出す。注文していたソーセージとお酒が到着。ちょっとずつ飲みながら暗室の掃除を始める。暗室だけはきれいにしている心算だったが今日のような明るい陽の下で見ると引伸機にもうっすらと埃が乗っている。ウェーブで埃を払いクイックルで床を拭いてまぁこんなものかと早々に止める。床に積んだままになっている写真集をなんとかしたいが、本棚が高価なので二の足を踏んでいる。不精者の自分ではあるがさすがに暗室だけはちゃんとしておきたいと思う。★今年はW・A・モーツアルトの生誕250年とかでかまびすしい。モーツアルトの音楽は無印良品の店で流れているBGMのようなものでいまひとつ好きになれない。ただまぁ、自分はベートーベンが大好きだけれどベートーベン流しながら食事をするなんて事はとても出来ないから、やはりモーツアルトの音楽の価値ははそこら辺りにあるのだろう。好きではなかった中原中也の詩も今では平気なので、モーツアルトもいずれは拘りが無くなるだろうとは思うが。★夜になって大学の友人から電話。昨日の新年会の事、ネットと云うもの、またお受験のことでかなりの時間喋る。お受験させる動機の半分はステイタスの獲得かもしれないが、後半分は自分の子供を守りたいという切実なものではないかというところで意見の一致を見る。自分の子供を守ると言うことは現実を直視し冷徹に選別を行わなければならず、しばしばそれは差別的なものとなる。人によっては自分の職業倫理にもとる行為ともなりかねない。それに直面したときにチンケなたてまえなどは粉微塵だ。特に社会福祉職で仕事はミッションだという感情が少しでもある人には若干辛いだろう。 2006年 1月28日 ★春節直前の南京町へcovaemonさんと撮影に出る。久しぶりのカラーでの撮影。人が大勢出る前を狙って行ったが露店などがまだ準備中でちょっと寂しかったが二本程度撮影した。久しぶりのコンタックスG1だったがまぁまぁ撮れていると思うのだが。★その後、大学の新年会へ。今日はちゃんと当日だった。なかなか皆とゆっくり話をするというわけには行かなかったが、そこそこ話し込めて楽しいひとときを過ごせた。食事は当然美味しかったし、満足であった。唯一の不満は、あまりネットになじんでいない人が多かった事で、これからの連絡やグダ話なんかが気軽に出来そうにないなぁと云う事で、これはもうちょっと頑張って欲しいなぁと思う。で、私信になっちゃいますが「天竺牡丹のやえちゃん読んでるか?お約束通りウェブサイト上で呼びかけたよ」っと。これからご愛読を是非。 2006年 1月27日 ★グーグル・アースの見過ぎか、眼精疲労と肩こり。アホと云うしかない。★雑用が山ほど。 2006年 1月26日 ↓阪急中津駅上空の旅客機 ![]() 2006年 1月25日 ★1月22日からこちら、ウィルスメールだとのリターンがメーラー堕衛門さんから沢山来ている。ウィルスはW32.Netsky.Q@mmというもはや懐かしい奴なんだけれど、情報を見ると依然として流行しているらしい。誰かが罹患してうろぼろす堂のアドレスであっちこっちに送っているようだ。と云うわけでうろぼろす堂の名を騙ってウィルスメールが送られてきても、うろぼろす堂ではありませんので、よろしくお願いします。メールのヘッダ見てね。★先日買ってきたフォルテのRCペーパーでプリントしてみたが、結構青いのでびっくりした。これはこれで良い感じぢゃぁないかと思う。フォルテのフィルムはカーリングがひどいので使いたく無いが印画紙の印象は結構良い感じだ。★引伸機は散光式がやはり良いと実感した。 2006年 1月24日 ★ホリエモン騒ぎの裏で郵政民営化が行われ北鮮で鳥フルが発生し税金の値上げだのなんだのが進行している。なぜそれをもっと報道しないのかマスゴミ。おまけに景気は拡幅していると喧伝しているが、それはごく一部のことだけで全体に恩恵あるような回復は何処にもまだ無い。しかし今回の不況の発端がマスコミによるアナウンス不況であっただけに、景気回復もまたアナウンス好況であることだろう。不況の時は実は不況ではないのに不況だ不況だとマスコミが騒ぐうちに本当に不況に陥った、その際人々の元にお金はまだあったからなんとか少しの間は持ちこたえられた。しかしアナウンス好況になると人々のもとにお金がないのに物価や税金が上がって冗談抜きに苦しくなる。どうするつもりだろう? 2006年 1月23日 ★ホリエモン逮捕が一番のニュースだがなんだか恣意的だなぁと思う。株だの投資だのの錬金術に興味が無い自分にとっては、ど〜でもいいでっすよ、ってな具合だ。お金持ちばかりでやろしくやってくれと思う。★それにしてもマスコミのいい加減さ愚かさ加減はどうだろうか、もはや死に体だ。人によっては既に死んで腐敗しているように見えることだろう。 2006年 1月22日 ★ズミクロンの8枚玉だとかローライHFTのプラナーだとか、「神話に彩られた」と表現されるレンズがいくつかある。ライカからはまり始めたカメラの沼だが、最初の頃は神話を信じていた。やがて神話を盲信するのは格好悪いと少し懐疑的なポーズを取ったりしていた時代があり、今は冷静に見つめる眼を開いておけばそういう神話を楽しむのもまたオツなものでは無いかと思っている。写真を一枚見せられて「さあこれはツアイスかどうか判断してみろ」と云われてそれに答えられる人は居ないと懐疑派は云う。でも何枚も写真を見ている内にツアイス特有の雰囲気を感じ取れるという事はあると自分は思っている。実際、初めての個展の時、これらの作品がハッセルブラッドのプラナー80mmで撮影され、フィルムはXP2、光源は散光式、ニッコールでイルフォードのMGFBウォームトーンにプリントされたとズバリ当てた人が居たからだ。何割かは推理だろうが、大半は「なんとなくそういう感じがする」と感じ取った結果だろう。(ついでに『これらの作品が丁寧に作ってあるからこそわかると』ヨイショしてくれた)だからそれ以来、自分はやはり違いはあるのだと思う事にしている。人間の感覚は非常に鋭敏なもので、自分や自分の周囲がそれを分からないからと言って、レンズの違いなどそうあるものではないと言いきってしまうと言うのは早計に過ぎるのではないか。すし職人はにぎり寿司の米粒を何度でもほぼ同じ数だけ取れると云うし、自分の以前の仕事関係の人には、紙製ショッピングバッグの束の枚数を正確に当てる人が居た。ぱっと手に取っただけで「あ、この束、何枚たりないよ」とか「何枚多いよ」ってわかるのだ。しかも、バッグの大きさや厚みや素材が変わっても、正確に当てる事が出来る。それくらい人の感覚は素晴らしい。神話を盲信する人疑惑う人、どちらも無邪気なものだ。まぁそれで良いのだと思う。 2006年 1月21日 ★今日は大学の同窓会・・・でもないが、親しい連中の新年会・・・のはずだったが、一週間日にちを間違っていた。来週だった。全くのアホだったが、おかげ店のご主人とカメラとビートルの話に花が咲いて楽しかった。彼はローライ35の新品同様を持っている。あんなきれいなオリジナルを見たのは初めてだった。かつての定番メニューを食べて満足至極。ほんとうに美味しかった。★店へ行く前に空堀に立ち寄ってチーズをしこたま仕入れた。食べた事もない珍しいチーズを買ったが、どれも美味しかった。 2006年 1月20日 ★保険の満期金を一瞬だけ手にした。世間では全くのはした金なのだろうが、自分にとっては気の遠くなるような大金である。大金は即刻次の保険の払い込みに消えた。諸行無常というか寂滅為楽というか。★コニカミノルタの撤退はカメラ本体のみならず露出計だの双眼鏡だのも含めての事だそうだ。つまり自分はもうコニカミノルタとは関係なくなると言うことになる。なんと言う事だろうか。★「脳内汚染」という本が話題だそうだ。ネットではネガティブに話題・・・つまりトンデモ本として話題であるようだが、実社会ではそうでもないようだ。ゲームばっかりやっているとキレやすく、不登校になって引きこもり、家庭内暴力や突発的殺人や動物虐待をしたりするそうなのだが、今までの経験から、実際はその逆ではないかと思うが。 2006年 1月19日 ↓CONTESSA35で撮影 ![]() 2006年 1月18日 ★今日は良い夢だった。久しぶりに自分らしい夢で、相変わらず自分も知らない部屋があるほどの大きな家に住んでいる夢だった(やはり夢には現実の補償作用があるのか?もっともそれは夢の機能やその解釈の一部に過ぎないが)夢の中でも『ああこれは自分の好きなシリーズの夢だなぁ』と思っていた。中村獅童が出て来たのだけが余計。しっかし自分に中村獅童に象徴されるような部分があったか?★待っていたコンテッサ35が到着。思っていたよりもきれいで嬉しい。露出計もほぼ精確に動作している。早速フィルムを詰めたのだがもはや夜。室内を少し撮るだけに留まった。明日日中も撮影してみようと思う。うまく動いて居れば週末は持ちだそう。35mmの蛇腹は初めてなので、ちょっと楽しみだ。 2006年 1月17日 ★また悪夢で目が覚めた。まいった、これで丸二日少しも寝た気がしない。疲れた。ナイフを持っていたのに夢の中の敵を殺すことを今日はためらってしまったが、次回からは迷い無く刺すことにしよう。どうせ夢の中の事だ、何をやっても大丈夫である。このままではこちらが夢魔に取り殺される。★悪夢を見続けているというのにDVDで大林宣彦監督の映画「HOUSE」を見た。また悪夢に苛まれるかも。★ネットのニュースを読んでいるとホリエモンがドジ踏んでオジャマモンがバックレて今田勇子が縛り首決定とのこと。それにしても全く賢くならない一般大衆。★震災の日。マスコミは矢鱈に「震災の記憶の風化」を喧伝するが、その経験は日々の生活の中に行かされれば、普段は忘れてしまって良いものと思う。忘牛存人とは云えないかも知れないが。★災害時の帰宅マップが売れているそうだが、我が家の家族で言えば家にいるよりも職場(人が生活している場所なのでしっかりした備えがある)や大学(規模が大きいのでそれなりの備えをしてある)に居る方が安全と思われるので、下手に帰宅しようとか動こうとかしない方が良いように思う。自分は家にいることだし、自分と犬の安全が図れればいい。今日は黒ラブのコビ、11歳の誕生日。口の周りが白くなった。★未だに年寄りは「今時の若い者は」と言うが、たまに表へ出て思うのはどう考えても「今時の年寄りは」だ。電車や駅での行動を見れば、携帯"電話"で喋っているのは殆どが年配者だ。それも車内アナウンスで「電源を切れ」と言われている優先座席でだ。電車の中で飲酒しているのも年寄り、ホームで所構わず喫煙しているのも年寄り、吸い殻は線路へ投げ捨てる。電車の中で放屁するのも年寄り、日曜日になるとハイキング帰りの年寄りが山から引っこ抜いてきた「収穫」を手にしている。全く世間は老害だからけだ。だから老人は「今時の若い者は」と言わない方が良い、手厳しい反撃に遭うだけだ。世代間の批判はすべきではなく糾弾すべきは同世代だ。自分がもっと老いたときの自戒を込めて。 2006年 1月16日 ★酷い悪夢で目覚めが悪かった。恐怖の悪夢ではなく、思い通りにならないうすら寂しいタイプの悪夢だった。大学の頃行きつけだった喫茶店へ上がる階段が壊れているシーンがあったが、何かとても象徴的なものを感じた。★悪夢に加えて朝からイライラさせられることばかりだ。EminemのStanを聴いてちょっと神経が落ち着く。ラップのバックに女の金切り声が入っていて、それが途切れた後に何かが落水する音がする。自分の恋人を車のトランクに押し込んで自分も共に車ごと橋から海へダイブした男の歌だ。つい数日前にエンデの詞を吟じてた奴が今朝はエミネムかよ?おまえは何なんだと言われるかも知れないが、自分の中でそれは「あり」だ。★昼過ぎにやっと平常心に戻る。午後から曇り始め夕方から雨。穏やかな気分になる。 2006年 1月15日 ★空堀の「あーんと」で開催中の写真展を見に行き、そこで根が生えてしまって話し込む。途中に撮影に来ていた芸大生の青年のカップルを引きずり込み話しかけ半ば無理矢理お茶にさせてしまった。その節は失礼しました。★それにしても若い人は格好がよいので羨ましい、今日の青年にしても普段から芸術にどっぷりなのだろう、全身からアーティストっぽいオーラが放出されている。このあたりが学問としても芸術を学んでいる人の違いだと思った。自分のように道楽の延長線に居るものとの違いがそこにある。★しかし親爺臭いことばっかり話してしまう自分に愕然。もっとも本当に親爺なんだし仕方がないのであるが。★年賀状の返事も書かぬまま(もっとも年賀状は作った)小正月を迎えてしまい、あちこちの田圃にとんと(とんど?)≒左義長の藁山が築かれていた。自分ちの〆縄も燃やさなくちゃなぁと思いつつそのまんま。ことしも初っぱなから怠慢な生活が始っている。 2006年 1月14日 ★梅田のヒルトンにBバーというバカラのバーがある。カクテル一杯2500円なり。しかしあの黒いシャンデリアを一目見てみたいと思うので、カクテル一杯だけでいいから飲みに行ってみたいと思う。ちゃんとしたナリで行かないと格好つかないだろうし、第一他の客に迷惑だろう。ブランドには興味がないがバカラだけは別だ。この美しさにはどうにもこうにも抗いがたいものがある。★本棚のどこかにあると思うのだが探すのも大変で挙げ句の果てに見つけたのはドイツ語の原著でさっぱり読め無い本だった。何のことかというとミヒャエル・エンデの詞集「夢のボロ市」で、探すのももう大変だしネットの古書店から買い求めた。表題の詞はなかなか含蓄ある内容でなのだが、そこから派生して過去は取り戻せるのか?と考えてみた。厳密な意味での過去は取り戻せないし、時間の巻き戻しも出来なのは自明の理である。死者はよみがえらない。しかしある程度取り戻すことが出来るものもあるかも知れないと思い始めている。取り戻すというのは無論実体を伴うものではなく、当時に残したままになっている懸案を解決する、江戸の仇を長崎で討つという程度のものなのだが、それが自身の精神に重くのしかかっている場合には有効な方法だ。始末の付いていない課題に始末を付ける事の重要さがよくわかる。もっとも、藪蛇になって新たな課題を生むという危険性も孕んではいるが。 2006年 1月13日 ★今週は短かったにもかかわらず、随分と疲れた。夕方には声はかれるしなんだかもうぼろぼろだ。仕事は全くの軽労働であるにもかかわらずこのていたらくはどうしたものだろうか?なんとなく睡眠不足が原因かなという事はわかっているのだけれど、どうも快眠というわけにはいかず、早く寝ると早く目が覚めてしまうと言う・・・これじゃ、年寄りそのものだよ。 2006年 1月12日 ★右耳のすぐしたに腫れ物が出来て久しかったのだが、最近少し小さくなってきた。このまま消えてくれたらありがたいのだが。別にあっても目立たないしどうって事無いのだが、何となく気に懸かるし。でんぼ切りの石切さんへでも行かなくちゃならないか。★神仏と云えば現世利益のえべっさんなどは、一年分を数日で稼ぐあくどいというかナマケモノというか強欲な神さんだが、自分はえべっさんとものすごく相性が悪い。昔々、某地のえべっさんにお参りしたことがあるのだが、その直後に自分はもらい事故に遭い車は全損するわ頸椎は痛めるわしかも相手には補償能力はないわで、非道い目にあった。一緒に行った奴はその直後に気が狂った。とにもかくにもここのえびすは疫病神だと思い、此の神にはきっと人に与えるウンがないのだろうと考えたので、その後自分のウンコをしこたま溜めて神殿に奉納した事がある。そうしたら自分は裁判に勝ち、連れは幸いにして急性症状から寛解し正気に戻って新しい職にも就けた。昔のひとは御利益のない神仏を打ち毀したりしたものだそうだが、現代人もそうすべきである。神仏の祟りなど恐れてはならない、あんなもの人間の作り出したものなのだから。現世利益の神さんには厳しく対峙しなければならないと思う。 2006年 1月11日 ★あなたと私が違うというのなら、私にものを頼まないで欲しいし、私に相談しないで欲しい。私はあなたではないのだから当然あなたの望むような答えは私からは返っては来ない。分かっているのならなぜ私にものを尋ねるのか?いつもあなたの望む答えは返って来ないだろ?だったら、私に訊くだけ無駄じゃないのか?思ったような答えが返ってこないからと云って、不満を露わにしないで欲しい、だってそうだろ?私はあなたではないのだから。★演劇のステージに立たなくなって久しい。演出もしなくなって久しい。音楽も長い間やっていない。自分を表現するのは写真だけ?沈黙の表現だけでは足りない。もっと饒舌に自分を語りたい。★忌野清志郎が歌う、「世界のど真ん中でティンパニーを鳴らして/その前を殺人者がパレードしている/狂気の顔で空は歌って踊ってる/でも悲しい嘘ばかり俺には聞こえる」。こんな世の中なんてくそくらえだ。付き合うのはごめんだね。できるだけ距離を置いて、自分の好きな場所に居たい。 2006年 1月10日 ★今年はカメラを買わないと宣言したっけ?と思わなければならないほど、法螺ばかり吹いているのだが(もっとも誰も耳を貸しては居ないだろう)今年は早くも出物を見つけて注文をかけてしまった。こんどは35mm蛇腹カメラだ。もちろん薄く折りたためて(この機種は若干分厚いが)縦横寸法は結構コンパクト、レンズはテッサーが付いていておなじみのドレイカイルプリズム方式となると、答えは明白、例の伯爵夫人である。到着はまだ先だろうけれど、さて、どんなものが来るか楽しみだ。★コダックのモノクロ感材が値上げフジも値上げ。何もかもが値上げだ。原油の高騰が感材メーカーに良い口実を与えているように思えてならない。 2006年 1月9日 ★大学の同窓会・・でもないけれど、親しかった連中で新年会をすることになった。言い出しっぺの一人だから必ず参加しなくちゃいけないのだろうけれど、メンバーが集まるに連れて会いたくない奴が来たらどうしようかと妙に心配になってきた。幸いなことに幹事からのメールの面子では会いたくない奴が居なかったのでものすごくほっとした。嫌なことに耐えるのが社会人だとすれば自分は全く社会人ではない。大体社会人が嫌なことに耐えられるのは、耐えれば何らかの利益(=快楽)があるからで、そうでない行動など人間は取れないのだ。快楽に至る過程やその時間が違うだけで、社会人も自分のような非社会人も、実は同じ行動を取っている訳だ。★そう云いながらも税金はちゃんと支払っているし、選挙も棄権したり白票や無効票を投じたことは一度もない。憲法に定められた国民の義務も全て果たしているので、本当のところ、なんで社会性が無いだの精神年齢が低いだのと説教されなくちゃならんのかよくわからない。最低限法を遵守していればまっとうな社会人と云えるのではないかと思うのだが・・・。★非社会人ではあるが、小泉を支持して自らの首を絞めようとしているようなB層にはなるまいと努力はしている。★フィルム現像を続けようと気ばかりは焦燥っているのだが、体が全く動かない。 2006年 1月8日 ★相変わらずミステリチャンネル漬けなのだが、今日はエラリー・クイーンの「 Who done it?」にやっと正解を出せたのだ。この放送の15回目にして最終回にやっとこさ犯人を当てる事が出来た。なんせこの番組はクイーンがわかった時点で視聴者に「犯人がわかりましたか?」と問いかけてくるのだ。だから劇中のクィーンと同じ早さで謎を解かなくてはならないので大変なのだったが、ああ、やっとわかった。ほんとによかった。なんだかものすごくすっきりとした。正月に読んだ宮部みゆきのうち一冊の結末の付け方が妙に気にならなかった(総じて彼女の現代ミステリーのエンディングは、彼女の書く捕り物のエンディングに比べて余韻が浅く稚拙である事が多い。好みの問題だろうけれど)だけに、ぜんぜん関わりはないもののそのぶんの穴が埋まったような爽快感であった。ミステリ好きとしては15回中1度も当たらないなんて沽券に関わるからなぁ・・・。★依然として未現像フィルムは減らないような気がする。行けども行けども針の山、無間地獄である。★たまに見る地上波のローカル放送「大阪ほんわかTV」で小学校の教室を再現した居酒屋を紹介していたが、学校、特に小学校時代=暗黒時代だった自分にとってはぞっとする代物であった。個人的感情だがよくまぁ、あんな俗悪なものを作るものだと思う。あのオーナーには憎しみと怒りの感情しか抱けない。潰れてくれたらいいと思うけれど、しばらくは繁盛するだろうなぁ。でも皆そんなに学校が懐かしいのだろうか? 2006年 1月7日 ★狂ったようにフィルムの現像をはじめたが、ちっとも減らないように思う。★下関の駅舎が放火で全焼した。火を付けたのは74歳の浮浪者。まさに屑としか云いようがない。かつて社会福祉に仕事をし、社会的弱者というものを常に意識して来たが、それは自分がその仕事の世界に身を置いていたからだったに過ぎない事に気付いた。弱者の皆さんは自分たちががかじる事の出来る脛はすでに痩せ細っているということを良く認識して頂きいい加減自重して頂きたいものだ。きれいはきたない、きたないはきれい。★なんかこの頃重いカメラがもの凄くしんどくなってきている。もはやローライフレックスでさえ重いような気がして。こんなことではいかんのだが・・・。 2006年 1月6日 ★愛用している石鹸の会社が去年あたりから「EM石鹸」などというものを発売しだした。EMと云うのはEffective Microorganismsあるいは有用微生物群のことを指しているとのことだが、それを石鹸に添加し、結果、その石鹸で洗った廃水はEMを含んだものになり、EMによってすみやかに排水は分解され環境への影響が少ない・・・とかなんとか云うものだそうだ。しかしEMというものの概念もはっきりしないし、実際にそれが環境にインパクトがあるか無いかなどということについてはしっかりした検証もなされていないようで、トンデモ科学であるという主張もあるし、実際に自分もこれについては懐疑的だ。どうもこの会社の二代目がそれに熱心なようなのだが・・・。もともとは普通の粉石鹸が一番肌に優しいと云うことで少しずつ成長していった会社なのだが、ここにきてよくあるパターンで狂信的消費者なんぞにもちあげられて、宗教化しつつあるのかも知れない。非常にあぶなっかしい印象を受ける。自分は20年来ここの石鹸を愛用しているが、それは自分と自分の子供の肌で実際に検証した結果、これが一番良いとわかったら使っているのだ。なぜ、地道にベーシックな製品だけを作り続けず、みょうちきりんな色物に手を出すのだろうか。大変残念な思いでならない。あまりおかしな方向へ行ったら、別の会社のものに変えてしまおうと思う。大阪におっさん数人でぐらぐらと釜を炊いて作っている石鹸の会社があるが、こちらの方が変な色物に手を出してないだけましかも知れない。この会社の社長が大分前に書いた「自然流せっけん読本」という本があって、これは社長の自分の肌での体験から合成洗剤よりも石鹸がよい。実際に汚れが良く落ちるというのも石鹸が傑れているからという、比較的マトモと思える内容だった。この本は農山漁村文化協会から出版されていた。最近出た「環境浄化石けん」という奴では著者は随分と宗旨替えをしているようにしか思えないし、しかも出版社はサンマーク出版に変わっている。ここらあたりでも、この会社が怪しくなってきているのではないかと思えて仕方がないのだ。★今までになく大量に溜まった未現像フィルムをやっつけにかかっている。まずは127のヤシカ44LMで撮影したものからと思い、現像してみたところ、あんりゃまぁ、これってTMXだった。TMYだと思っていた。撮影の時からそう思っていたようで、軒並み露出不足のコマが続いている、やれやれ、本年最初の現像は失敗に終わった。そういえば、去年最初の現像も失敗していたなぁ・・・。 2006年 1月5日 ★去年の撮影の統計を出し終わった。去年は6×6カメラが増えたせいで使用機材がやや分散し、数年前のハッセルブラッド一色と云うことが無くなった。写真展のためにプリントした作品も、やはりハッセルブラッド・ローライフレックスばかりと云うこともなく、とりどりの機材で撮影したものになった。皇室風に云えば「どのカメラも、それぞれに、すばらしく、どれがすぐれているとか、そうでないとかと、云うことも、ありません」ってなぁ具合である。★揃ってなきゃダメのボヘミア全体主義に暗雲。なんとベラー引伸レンズは39mmねじマウントではなく30mm(?)ねじであった。引伸機につけようとしたら、すかすか。げげげげげ!おまけに固定リングもついていない。こりゃぁライカLマウントボディキャップに孔を穿って接着剤でくっつけるしか無いかぁ・・・。それにしても道は遠い。あう。 2006年 1月4日 ★年賀状を書いているのだが数枚書くと手が痺れて文字が書けなくなる。普段文字なんぞ書いていないからそりゃもうヘタ字の見本のような字になってしまう。ますます嫌になって、半分も書かないうちに飽きてしまって止めてしまった。しかし信書や葉書というのは味があるモノなので、なんとか頑張って書いてしまおう。ああ、それでもしんどいなぁ・・・。★正月休みも今日でおしまい。なんと短い休暇なのだろうか?若い頃は二週間の休暇があっただけに、歳いってからのこの凋落ぶりはかなり辛いものがある。おまけに今年はますます仕事が増えそうだし。 2006年 1月3日 ★朝の内に帰途についた。木曽福島までの道はずっと圧雪路で、対向する上り坂では立ち往生する車が多く見えた。なんできちんとした備えをしてこないのだろうか?国道19号線も積雪はなかったもののずっと降雪があった。名神も事故と降雪で渋滞。なんてぇこった。★正月を別荘暮らしなどと優雅に思われるだろうが、実は楽しいものの全く優雅ではない。常にそこに暮らしているわけではないから、様々な厄介ごとが起こる。カビや虫や野生動物との戦い、冬は水回りの凍結や漏水との戦い、雪が降れば雪下ろし、とにかくゆっくりと過ごしている事などそんなに出来るものではないと言う事が嫌と云うほどわかった。冬場のあまりの不便さに、両親は避暑地の避寒地を作ると云いだしている程だ。優雅な暮らしは管理人の常駐するホテルのような別荘を持っている人のもので、我々は到着後すぐにカビ取りと虫の死骸を、ときにはネズミの糞を掃除し消毒する事から始まるのである。★食料品を持ち込んだコールマンのクーラーに小さなクモが入っていた。我が家はダニでも居るのかクモが多く住んでいるので、そいつが食料品の袋にでもくっついてきたのだろう。連れて帰る事にした。大阪へ戻った時にはさすがに少し弱っていたが、またちょろちょろと家具の隙間に這い込んで行った。長旅ご苦労さんである。 2006年 1月2日 ![]() 2006年 1月1日 ![]() |