一人のTVっ子として眺むるものの正体。
2001/07/07(sat) NHKと欽ちゃん/今夜は祖母がNHKの「ふるさと皆様劇場」を見ていた。恐かった。でも、現在放映されている番組の中で一番恐いのは「欽ちゃんとしゃべって笑って」(確かこんなタイトル)だと思う。それ以前に「日曜昼下がり」のTVなんて見ちゃいけないのかもしれないけれど。
日曜に私がバイトから帰ってくると祖母は「のど自慢」を見ていて、こっちが昼食を食べている間に「欽ちゃんとしゃべって笑って」にそのままなだれ込んでいるのだが、なんかもうこの番組すげぇ。地元の小学生はOPから劇団ひまわり(古いか)よろしく歌って踊るし(歌も恐い)、欽ちゃんにいじられもするし(会場のウケ方も恐い)、地元のPRもする(←「小学生が」っていうのがポイント)。例えば私が「地元小学生」だったとして、この番組のOPで踊れと言われたら練習には出ても当日は病欠する(ていうかサボる)と思う。私はあの場で踊れるほど無軌道な小学生ではない(そもそも小学生ではないんだが)。番組の最後には万歳三唱だし。今日日の日本で「万歳三唱」を見られるのは週一のこの番組だけだと思う。
フィーチャーされるのは「ふるさと」と「小学生」と「100歳」。一見意味不明なキーワードかもしれないが見ていただければこのグルーヴが解ると思う。「見る」というよりは「TVをつけておく」って感じで充分だ。マンガでも読みながらチラ見すれば十二分に堪能できる濃い世界。それがNHKの日曜昼下がり。
2001/06/29(fri) 昨日の「TVチャンピオン」-マヨネーズ王選手権/初回であるにも関わらず、かなりカルトな問題が出ていたようだ。第二回はどうするつもりなんだろう。番組中、MCの田中義剛が「マヨネーズで一時間半も引っ張るなよ」と言っていたがそれをやってこそTVマン(死語、ていうかベタ)だろう。誰にでも出来ることはわざわざやらなくていい、と思う。なんだろうなぁ。私、マヨネーズって全然好きじゃないんだよね。嫌いでもないけど。なので全体的には引き気味に見ていました。
「いいキャラしてるよね」と言われるような人もいたし、「女の戦い」もあったし、番組としては及第だとスタッフ側は思ってそうだけど、「選手権」的にはホボ「面白くなかった」ような気がするのは何故だろう。「技」みたいなのが出なかったからか?
番組中、一番気になったのは出題中に出たプレゼント品「慎吾ママキャップ」(ある意味ペプシマン)だ。この存在を初めて知った。こっちではCMが無かったらしい。改めて田舎だなぁ。それはともかく、何が気になったかと言うとコレが似てないんである。コレちょっとすごくないか?慎吾ママってすごく作りやすいと思うけどなぁ。香取慎吾のカオからして何も迷うところは無いと思うのだが。ていうか、造形以前にカラーリングが間違っている(致命的)。慎吾ママの髪は「黒」ではなく「かなり濃い茶」だ。(多分)先週の日記の方に「こういう『下らない系』にしか真骨頂は無い」と書いたこの番組だが、実は「匠モノ」もかなり好き。やるべきだ。最近では「石職人」をやったがどうもね…。匠の技と芸術を一緒にしてはいかんよ。 ああ、「ハンコ職人」またやらないかなぁ。外国人の名前をカタカナで彫ったりしていた。ハンコ持ってる外国人って何かカッコイイな…。デーブ・スペクターあたりは既に持ってそうだが。やっぱカタカナ?
やはり「石職人」ではN嬢の提案(ていうかボケ)通り「決勝ラウンド・墓石作り!」をやって欲しかった。各界の著名人を審査員にして「私は是非この墓に入りたい」とか重厚にコメントしてもらうのだ。一般庶民はTVの前で「いや〜、私は××さんの墓に入りたいな〜。お母さんは〜?」とかやるわけである。夢も広がる。
何だかんだ言って来週の「サバイバル野人王」もちょっと気になる。つか、サバイバル。ここまで便利になった日本でそれに反抗する人々の戦い。その時点でなんかすげぇ。私には信じられない。趣味なんだね。しかし定番の「大食い」系と言い、往年の「手先が器用選手権」(レベルが行くところまで行ってしまったのでもう出来ないのではなかろうか。内容的には「根気がある選手権」と言い換えてもいい)と言い、あの番組は「私には信じられない」人たちの「私には信じられない」世界を見せる番組だ。昔の「世界ビックリ人間大賞」@日テレに似ている。でも、「ケーキ職人」とかは素直に見ちゃうな。
2001/06/28(thu) 祖母が「スチュワーデス物語(再)」を見ていた(でも内容は理解していないと見た)。今日日そんなものを再放送するTVQ(テレ東系福岡局)もどうかしているが、価値観の多様化した「今日日」だからこそ必要なのかもしれない(←本当かなぁ…)。私もちょっと「試みにビデオに録ってみようかな」と思った。そういや広島のTV局でも百恵ちゃんの「赤い」シリーズを再放送していた。
ちなみに、同局が再放送しているドラマのなかでは時代劇の「翔んでる!平賀源内」(多分このタイトルで合ってると思う)が最も気になるような気もする。「タイトルだけで想像つくから内容は言わないでくれ」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、説明させてくれ(命令)。だからね、平賀源内(若い西田敏行)が難事件(殺しとか)をそのオリジナリティ溢れる手法で解決していくんだよ。何でだよ。わかんねぇよ。