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エレキギター電気回路の共振周波数 |
By Uncle-EG |
- エレキギター電気回路の共振周波数
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エレキギター、ケーブル、アンプの入力抵抗を合わせた電気回路(エフェクター接続が無い状態とします)の
周波数特性にはピークになる部分(グラフ上で山のように盛り上がっている部分)があります。
この出力がピークになる周波数を共振周波数と言います。
下図の例では 5.5kHz あたりにピークがあり、そこが共振周波数です。
実測した周波数特性グラフの例:
(R)実測:ケーブルの周波数特性より
共振周波数の違いで音の印象が変わります。
例えば 500Hz-3kHz にピークがあればJAZZギターのような中音域寄りの音になり、
4kHz-6kHzにピークがあればクリーンな中高音域寄りの音になります。
トーンポットやエフェクターで音色の調整はできますが、ギター本来が持っている直音で音の個性や方向性が
決まると思います。
ケーブル、ボリュームポット、トーンコンデンサによって共振周波数が変わり、
このサイトでも回路シミュレーションしているので、ぜひ参考にしてください。