零式艦上戦闘機21型     1/150

作 渡辺 守   登場 2020年2月


零式艦上戦闘機21型とはどんな機体ですか?
零戦の型式の中ではもっともスタンダードな存在で、これにより零戦の神話が生まれたと言っても良いでしょう。


作ろうと思った動機や、特にこだわって作ったところをお聞かせください。
シリーズの中では、一番先に手を付けたのですが、あまりにも有名過ぎて、ほとんどの方が手掛けているので、なかなか進みませんでした。他の人と違ったものにしたいと思い、エレベーターに載せた状態を表現しました。また、どうせならと、真珠湾攻撃時の空母赤城としました。


良く出来たところ、逆に出来栄えに不満なところはありますか?
翼端は折りたたんだ状態状態とし、エルロンの保護金具を取り付けています。(赤いL字の金具) エレベーターは赤城の中央エレベーターとしました。前部エレベーターだと、幅が16mあり、翼を折りたたんだ零戦の翼幅11mとは隙がありすぎるので、見栄え重視で幅13mの中央エレベーターとしましたが、どうでしょうか?
エレベーターの内部がわかる資料がなく、いい加減な代物になってしまいました。資料が手に入り次第、修正したいと思います。



その他、感想やエピソードなどがありましたらお聞かせください。
エレベーターで飛行機を揚げる時は、何人で、どの様に作業するのでしょうか?その辺りも全く解りません。 エレベーターにも係止用の金具が付いているので、飛行機も繋がれているとおもわれますが、固定したくなかったので、固定索はつけませんでした。 米軍のエレベーターでは、作動中は落下防止用の柵がせりあがっているのですが、日本の空母にはありません。その代わりに注意用の濃淡塗装が施されています。(写真集 真珠湾攻撃:K..K.ベストセラーズ P75)ただし、色はわかりません。紅白もしくは黒黄だとおもいますが、紅白のほうが、目につくと思い、こちらにしました。




○モデルデータ
機体名:零式艦上戦闘機21型
縮尺: 1/150 
材料: ポリエステル樹脂
製作期間:制作開始:2019年7月1日  完成:2020年1月25日、2月3日(エレベーター)
参考資料:『写真集 真珠湾攻撃』 KKベストセラーズ  編集 阿部安雄  
       丸メカニック 全特集 零戦 第1集
       世界の傑作機 零式艦上戦闘機11-12型

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