マクダネル RF-101C ブードゥ− とは、どんな機体ですか?
アメリカ、マクダネル社が開発した超音速偵察機です。最初は戦略爆撃機を護衛する長距離戦闘機として開発されました。RF-101Cは長距離、高速を生かした戦術偵察機タイプです。無塗装銀色に水玉模様のこの機体は三沢基地に配属されていました。
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作ろうと思った動機や、特にこだわって作ったところをお聞かせください。
子供の頃、家にB6くらいのサイズの航空機年鑑がありました。1機ごと写真と黒いシルエットのような図面が付いていました。友達と、どの機体が好きか決めることになりました。今で言う「推しメン」みたいなものですが、私はF-101を選びました。図面で見ると矢じりのように鋭く凄みを感じて好きでした。下の合成写真はその時の年鑑の写真を再現したものです。私は福岡に住んでいましたが、ベトナム戦争当時RF-101CやRF-101Gなどが飛来し一時期、普通に上空を飛ぶ姿が見られたものです。水玉模様のRF-101Cも基地際のときに見た事があります。
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良く出来たところ、逆に出来栄えに不満なところはありますか?
図面を作る際に10枚以上の写真でシルエットを検討しましたので、アウトラインは正確に出来たのではないかと思います。不満なところは、引き込み脚としましたが、脚や脚カバーの工作があまく主翼がやや厚くなってしまいました。胴体は軽量化や削りやすさを考えて桐材を使いましたが材料が柔らかいためか、アルミを貼った後でほんの少しぶつけただけで凹んでしまうのには閉口しました。
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その他、感想やエピソードなどがありましたらお聞かせください。
アルミの機体は表面の写り込みを考えて写真を撮っています。上の写真は晴天の屋外で撮影しましたが、胴体の上は青空、側面の白いラインは我が家の白い物置が反射したものです。地平線に白い雲がある背景に貼り付けてもっとも感を出しています。下の写真は屋外で左側に日が当たった状態で撮影しました。右側は日陰になっていますが、地面の写り込みが胴体のラインに沿ってきれいに入りました。下の着陸シーンは太陽光を背負ってローアングルから撮ったためほとんど写り込みがありません。
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この着陸シーンの写真を撮るために、エアブレーキ、フラップを開閉式にして、脚のオレオを可動にして伸びきった状態になるようにしたともいえます。
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