温暖化は、決定的になりつつあります。
毎年のように、平均気温の上昇、記録的高温・豪雨・暴風・落雹・竜巻・旱魃・豪雪などが発生し、気象現象が予想を超えていきます。
世界的な氷河や海氷の減少、海水面の上昇。とばっちりをくらってあらゆる野生の動植物が気候変動に翻弄されています。動植物は正常な生活サイクルができなくなり、大量死や絶滅が頻発し、どんどんと自然は貧しくなっていきます。
このさき、どうなっていくのでしょうか。想像するだけで怖気にふるえます。
従来の環境に頼って生きているのは人間も同様です。その足元の環境が着実に変化しているのです。
小手先の対応はもちろんできます。これまでそうでしたから。
いつまでもそれが通用すると思っているなら、楽観主義者すぎるでしょう。
変化しつつある自然をあてにしない。そんな庶民の生き方はあるのでしょうか。
どうしたらいいでしょう。考えていきましょう。重大な問題です。
悪化・変化していく自然によりそっていては、生き残れないとしたら、自然からも自立して、勝手に生きていくのです。それが確実な未来を確保する努力だと思えます。
さらに考えます。
温暖化の最終結末を選ぶとしたら、どうしますか。
私は、 「元の地球に戻す」に賛成します。
そのために、人間がどのくらいの努力と時間を必要とするか。空恐ろしいですが、人間がやってしまったことです。自分でなんとかできるなら、するべきでしょう。 やりましょう。
それが究極的に地球を救い、人間の生存と名誉を救うことになるでしょう。
この言葉の意味そのままを実現しなければなりません。
あるいは人間は結果の責任を放棄して、逃げるしかないのかもしれません。その場合、自滅した愚かな種族として、化石の中に封印されるのかもしれません。
では、どのようにするのか。
・二酸化炭素の増加をとめる。化石燃料の使用の抑制と、森林などの自然環境の悪化の防止である。
・・まずは現状維持にもっていく。
・二酸化炭素を減少させる。発生させる以上の二酸化炭素を吸収できる森林や生活環境を激増させ、人間の生活環境を保全・担保・拡大させるとともに、実現させる。
森林の再生と砂漠の緑化が主な手段でしょうが、これは各家庭が二酸化炭素を吸収するような「プラント」になることによって実現させるのです。(つまり極暑・極乾の砂漠でも、シェルターとする家屋内で植物生産をして、平気で生活できる村でうめつくすといったことです)
・・積極的反転です。
・体制・手法が確立して、徐々に反転が始まって、やがて安定期を迎えて、異常な現象が消滅し、環境を永続的に安定化させる。
ここにいたるまで、数千年かかるかもしれません。さらに天然の脅威・巨大火山による気象変動や太陽活動周期による地球自体の寒冷化・温暖化に対して、市民レベルの努力で地球自体をコントロールする手段の獲得する。
・・積極的管理をします。最終局面です。
ここまでやれば、ようやく人間は地球を管理し、 「自立」しているといえるでしょう。
新年の初夢にぴったりです。
2016/12/01 T.Sakurai