≫jetzt kommt etwas von der Sonne, das will ich dir lesen, Grosmutter.≪ Und Heidi begann | Here is one about the sun, grandmother, I will read you that. And Heidi began, | そして、「ここに、お日さまの歌があるわ。これを読んでみましょう、おばあさん。」といって、読みはじめました。 | 「お日さまの歌があるわ、おばあさん、これを読むわね。」 こうして、ハイジは読みだした。 | ハ、ハイジっ。お、おまえ字が読めるんだね。 うふふ、すこしねっ。 まあっ。ぶ、ブリギッテっ。おききかい。ブリギッテ。 ぇ、ええ。 |
und wurde selbst immer eifriger und immer warmer, wahrend es las: | reading with more and more warmth of expression as she went on,-- | 読んでいるうちに、だんだん心をうちこんで、声が熱をおびてきました。 | そして、読みすすんでいくうちに、自分でもだんだんむちゅうになりはじめて、しだいに熱をこめていった。 | ハイジ、おねがいだよ。その続きを、よんでおくれ。 うん、えっと。 |
≫Die guldne Sonne | The morning breaks, | よろこびに満てる | こがねいろの太陽は | こがねいろのたいようは |
Voll Freud und Wonne | And warm and bright | 黄金なす陽は、 | よろこびとたのしみにみち、 | よろこびとたのしみにみち |
Bringt unsern Grenzen | The earth lies still | そのかがやきに | ままならぬわたしたちは | ままならぬわたしたちは |
Mit ihrem Glanzen | In the golden light-- | かぎられしわれらに | そのかがやきに | そのかがやきに |
Ein herzerquickendes, liebliches Licht. | For Dawn has scattered the clouds of night. | よみがえりの光をそそぐ。 | よみがえりの めぐわしい光をうける。 | よみがえりの めぐわしいひかりをうける |
Mein Haupt und Glieder | わが頭、わがからだ | わたしの頭とからだは | ||
Die lagen darnieder; | 地に垂れたれど、 | その下によこたわっていた。 | ||
Aber nun steh ich, | いまたちあがる。 | しかしいまはたちあがって、 | いまこそわたしたちはたちあがって | |
Bin munter und frohlich, | よろこぴにみちて | 心はがらかに はれやかに | こころほがらかに はれやかに | |
Schaue den Himmel mit meinem Gesicht. | 眼(まなこ)もて空をばあおぐ。 | 顔をあげて 空をながめる。 | かおをあげて そらをながめる | |
Mein Auge schauet, | God's handiwork | わが眼は | わたしの目は、ながめる、 | |
Was Gott gebauet | Is seen around, | 神のつくりしものをながむ。 | 神が、そのほまれのために、 | |
Zu seinen Ehren, | Things great and small | そはつくられぬ、 | その力のつよさと | |
Und uns zu lehren, | To His praise abound-- | 神の栄えとその力の | 大きさとを わたしたちに | |
Wie sein Vermogen sei machtig und gros. | Where are the signs of His love not found? | はてしなきを教えんために。 | しめすために、つくられたものを。 | |
| ||||
Und wo die Frommen | はたまた神をうやまう人が | また 心のただしいものたちが | ||
Dann sollen hinkommen, | やわらぎのうちに | 大地のこのうつろいやすいひざをでて | ||
Wenn sie mit Frieden | この土のはかなき懐より | やすらぎにみちたりて | ||
Von hinnen geschieden | 去りてゆくべき | たちさってゆくそのおりに、 | ||
Aus dieser Erde verganglichem Schos. | ゆくてをば教えんために。 | ゆくてをさししめすために。 | ||
| ||||
Alles vergehet, | All things must pass, | ものなべて過ぎゆく。 | ものみなすべてうつろう、 | |
Gott aber stehet | But God shall still | 神のみは | しかし神だけは | |
Ohn alles Wanken, | With steadfast power | ゆるぎなくいます。 | ゆるぎなくおわします、 | |
Seine Gedanken, | His will fulfil-- | その思い、そのことば | その思い、そのことぱとみこころは、 | |
Sein Wort und Wille hat ewigen Grund. | Sure and unshaken is His will. | 永遠(とこしなえ)の礎にたつ。 | とこしえのいしずえにたつ。 | |
Sein Heil und Gnaden | His saving grace | 神の救いのめぐみは | 神のすくいとみめぐみは | かみのすくいとみめぐみは |
Die nehmen nicht Schaden, | Will never fail, | 正しくあやまりなし。 | そこなわれることがない、 | |
Heilen im Herzen, | Though grief and fear | われらの心の痛みをいやし | わたしたちの心の たえがたい いたみをいやし | わたしたちのこころの たえがたいいたみをいやし |
Die todlichen Schmerzen, | The heart assail-- | われらをこの世にも、はた | わたしたちを この世で また | わたしたちをこのよで また |
Halten uns zeitlich und ewig gesund. | O'er life's wild seas He will prevail. | 永遠にもささえたもう。 | とこしえに やすらわせたもう。 | とこしえにやすらわせたもう |
Kreuz und Elende ?Das nimmt ein Ende, | 十字架もくるしみも ここに終わらん。 | 十字架も 苦しみも ここでおわりをつげる。 | じゅうじかもくるしみも ここでおわりをつげ | |
Nach Meeresbrausen Und Windessausen | わきたつ海はしずまり ざわめく風もなぎて | あれくるう海も たちさわぐ風もおさまって、 | あれくるううみもたちさわぐかぜもおさまって | |
Leuchtet der Sonne erwunschtes Gesicht. | のぞみの陽の光はかがやく。 | あこがれの日の光がここにかがやく。 | あこがれのひのひかりが ここにかがやく | |
Freude die Fulle | Joy shall be ours | よろこびと | みちあふれたよろこびと | みちあふれたよろこびと |
Und selige Stille | In that garden blest, | きよらけきしずけさ。 | きよらかな静けさ、 | きよらかなしずけさ |
Darf ich erwarten | Where after storm | 空の庭に | 空の園生(そのう)で | そらのそのおで |
Im himmlischen Garten, | We find our rest-- | わが待つはこれ。 | わたしの待つは それ。 | わたしのまつは それ |
Dahin sind meine Gedanken gericht'.≪ | I wait in peace--God's time is best. | わが思いこれにむかえり。 | その地へと わたしの思いはこがれる。 | そのちへと わたしのおもいはこがれる |
ドイツ語・英文と、日本語訳の行の区分けは正確ではありません。だいたいの目安としてお考え下さい。 ドイツ語原文と英文はthe Project Gutenberg からの著作権フリーデータを使用しました。 竹山訳、偕成社版(国松・鈴木訳)、高畑版は著作権で認められている範囲の引用です。そのうちドイツ語版高畑ハイジでどう処理されているかもご紹介したいですね。(ああ、ややこしい・・) |