訳者「まえがき」より抜粋 あらゆる生物には二つの「強迫観念」がある、と著者ベリール博士はいう。 何のために生きるか、何がゆえに子孫を維持しなければならぬか、と問われても、だれも的確な答えはできない。 (中略) あらゆる付着物を除き去って「生命」の根元からこの問題をはっきりと取りあげ、(中略) 訳者が微力をかえり見ず本書を訳し、これを万人にすすめる理由もそこにある。 1956年3月 |
コメント しかしこの本は期待したほど売れず、普通の住宅の四畳半の書斎にすぎない山本書店には、連日のように箱がつぶれるほど強く荒縄でくくられた本が返本されてきたそうです。
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