超漢字Vあれこれ

<項目>

(1)超漢字V 仮想ディスク圧縮(2008.1.6)
(2)超漢字のウィンドウ管理(2008.1.6)
(3)仮想ディスクの断片化は困りもの(2008.1.16)
(4)メインメモリ増やしました(2008.3.23)
(5)ノートパソコン新調しました(2008.9.19)
(6)アンタのホストはサポートしてないよ・・・(2008.10.1-2008.12.27)

<内容>

(1)超漢字V 仮想ディスク圧縮

 超漢字Vの2007年7月4日バージョンアップ版から、仮想ディスク圧縮機能が追加された。仮想ディスクは利用と共にファイルサイズは膨らむ一方で、中身が減ってもサイズは減らない。メールソフト(MS-OUTLOOK等)のメールフォルダに似ている。

 ただ、この圧縮機能については取扱説明(超漢字Vの「取扱説明」、PDFファイルの「取扱説明書」「操作ガイド」何れにも)に記載が無い。「どこにあるんだ?」と色々探してようやく見つけた。「システム設定」の「VMWare」タブの中の「その他:」に。これじゃあ分からんよ。取扱説明をアップデートしてくれんかね。

  
  「システム環境設定」-「VMWare」タブ

 ということで、とりあえず使ってみた。「仮想ディスクを圧縮する」を押すと再起動を促すメッセージが出てくるので了解すると再起動してその後はいきなりVMフォルダ内の全ての仮想ディスクの圧縮に取りかかってしまった・・・

 ちょっと待て、「どの仮想ディスクを圧縮しますか?」とか、そういうことは聞かんのか?仮想ディスク内の実身仮身のチェック(完全チェックで時間がかかる)とか未使用領域のチェックって結構時間かかるんだけど・・・

 結局3つの仮想ディスク(2.5GB、3.2GB、1.8GB)の圧縮に1時間以上かかってしまった。問答無用で全部圧縮に取りかかられても困るなあ。せめて、圧縮するディスクを指定できるようにするとかの工夫が欲しい。(2008.1.6)


(2)超漢字のウィンドウ管理

 これまで、超漢字のウィンドウ切り替えは「ウィンドウ一覧 R2.000」(山口健太郎氏作、超漢字に添付されています)を使っていました。重宝していましたが、ウィンドウ一覧の窓の分だけ画面を占有されるので、Windowsのようなタスクバーがあるといいのになあと思っていました。

 この正月に、矢代武嗣さんが公開されているを見つけて早速導入。まだ使い勝手に慣れてませんが、「ウィンドウ一覧 」のような窓が無くなり、システムメッセージ領域(Windowsのタスクバーと同じ場所といえば分かるかなあ?)をクリックするとタスクが現われて洗濯できるし、ウィンドウのシャドウ化が出来るのも有り難い。

 最近、超漢字関係のサイトはあまり見ていなかったのですが、まだまだ私が知らない便利なソフトがありそうですので、ちょっと気をつけて見ることにしましょうか・・・(2008.1.6)


(3)仮想ディスクの断片化は困りもの

 超漢字Vを使っていて気になるのは仮想ディスクの断片化。使っているノートPCの内蔵ハードは75GB。システムリカバー領域5GBを除く70GBを単一のCドライブとして使っており、Windowsシステムファイルと数GBのでかい仮想ディスクが混在しているため派手に断片化しているようだ・・・他にも色々思うことがあり、ハードディスク区画の仕切り直しを断行!(大げさですなあ・・・)

 区画仕切り直しの前に、まず超漢字V仮想ディスクのバックアップを取る。超漢字システムが2.5GB、データ用仮想ディスク3.2GB、ソフトウェア用仮想ディスク1.8GB、他諸々含めて8GB弱のデータをUSBHDDにコピー。10分足らずで終了。

 お次は仕切り直し前の下ごしらえに、Cドライブの最適化(Windowsのデフラグ)とチェックディスクを実行。デフラグでファイルを頭の方に詰め直し、その後チェックディスク。今回は修復と不良セクタチェックもやるから、一旦リブートして実行。チェックディスク終了後のメッセージ(これが表示時間が短い)を見ると特に問題は無いようだった。だいたい1〜2時間くらいかかったかな。

 下ごしらえが済んだので、いよいよ区画仕切り直し・・・だが肝心のソフトが・・・。今まで超漢字4用に使っていたのSystemCommander2000(最新バージョンはSystemCommander9)はWindowsXPにはインストールできない。超漢字4添付のキヤノンシステムソリューションズSystem Selector2(最新版System Selector3も既に販売終了しており、キヤノンはこの製品から撤退した模様)はFD版なので、FDDレスのこのノートには使えない。確かインストールしなくてもFDブートで区画出来た(この辺記憶曖昧)ので、このFDからブート可能なCDを作れば・・・と思い、体験版とで試行錯誤の上ようやくブータブルCDを作ったが、ブートしてLoading...という文字を表示したままフリーズしてしまった。もう7年前のソフトだし、対応してなくても仕方がないか・・・。USBFDDではブートは出来ないだろうし・・・

 ということで、新たに市販ソフトを買うことにした。ズバリ、Acronis DiskDirector Personalが悪税込み\1,980円と安い。ディスク区画仕切り直し機能のみだから機能あたりの単価は同傾向のソフトより高いだろうけど、使わない機能込みで高額を払うより必要な機能を手頃な値段で買える方が有り難い。

 さて、ディスク区画仕切り直しソフト(Acronis DiskDirector Personal)を入手したので、早速仕込みに入る。データのバックアップを取ってから、Cドライブのデフラグとチェックディスク(ファイルシステム不具合修正と不良セクタスキャンも含む)を実施してCドライブのファイルを詰め直す。

 次に、区画仕切り直し作業に入る。Acronis DiskDirector Personal を使って、今のCドライブの70GBを減らし、その空いた領域に新しい区画を作る。
 単純にこれまでの70GBの区画を減らし、その空いた領域に新しい区画を・・・と思ったが、このソフトは(詳しい使い方を知らないのでなんとも言えないけど)、減らしたい領域を指定し、新規作成区画の大きさを指定すると、最初のCドライブの領域をせばめて、次のシステムリカバー領域5GBを空いた場所に移動し、その後ろに新規区画を作る。まあ、区画さえきちんと出来ていれば順序は問題ないので気にしないことにしよう。

 色々考えた末、データ領域20GB、仮想メモリ用ファイルや一時ファイル用のスワップ領域5GBとし、Cは45GBに減らした。どれだけ効果があるかは分からないけど結構気持ちが良い。

 区画後、超漢字のファイルを含む「マイドキュメント」をデータ領域用のEドライブに移動し、仮想メモリ用ファイルや一時ファイルの設定をスワップ領域のFに移動。

 ファイル移動後の超漢字の最初の起動時、「ファイル移動した?ならID再設定すること。しますか?」と聞いてくるので、YESと答えるといつも通りちゃんと起動するので一安心。とりあえず、仕切り直しは成功かな。 現在はこの状況で使っている。(2008.1.16)


(4)メインメモリ増やしました

 あるきっかけで自分のノートPC(CeleronM 1.5MHz, メモリ1GB)メモリを2GBに増やしました。といっても、2つあるメモリスロットは既に512MBが2枚刺さっているので、全交換ということになる。値段はの1GB(512MB2枚)で\11,000程度。

 まあ、体感速度はそう変わらないけど、超漢字Vの起動が多少速くなったかな?という程度の違いはあったと思う。仮想マシンを沢山動かしたり、ブラウザ窓を数十〜百くらい開けたら違いが解るかな?(2008.3.23)


(5)ノートパソコン新調しました


≪その1 広い画面が欲しい≫

 2台目のWindowsXPノートPCを2008年9月に購入しました。EPSON Endeavor NJ2100 というモデルです。エプソンダイレクトのエントリーモデルで、私の用途にはちょうどお手ごろというところ。

ノートPCを選ぶにあたり、基本的な機能のみのシンプルな構成で、

・CPUはCeleronで充分
・余計なバンドルソフト不要
・(StarSuit8を入れるので)MS-Office不要
・ノングレア処理の画面(テカテカ液晶は目が疲れるので不可)
・WindowsXPが使えること
・画面は広い方がいい(WXGA以上)←これが主動機
・メインメモリは2GB
・HDDは160GB

というところで考えました。

 今回は勤務している会社の関連会社(コンピューター機器販売が生業で、社員向けにも販売している)から購入しました。自分であれこれ考えて選ぶのが面倒だったのと、会社の福利厚生(カフェテリアプランというヤツ)で(限度額以内であれば)購入価格の半額までそのプランから費用を出せるので利用した・・・というわけです。上記の条件にて探してくださいとお願いして、メーカー指定はしませんでした。で、EPSON Endeavor NJ2100 となったわけです。

 そういえば、1台目のノートPC(SHARP Mebius MN-5030(Windows95a))は新品で購入しましたが、2台目のノートPC(Mebius PC-MJ730R(WindowsMe,PentiumIII-800MHz,128MB))は店頭展示の処分品、3台目のノートPC(lenovo 3000 C100、CeleronM1.5GHz,主記憶512MB,80GBHDD,DVDスーパーマルチ。OSはWindows XP Home SP2)も店頭展示の処分品 を購入したので、新品のパソコンを購入するのも久しぶりだ〜

※今思うとこれは手痛い失敗であった。史上最悪のOSであるWindowsMeに手を出してしまうとは・・・。

 EPSON Endeavor NJ2100 の基本プランをカスタマイズして、

・CPU Celeron 2GHz
・メインメモリ2GB
・HDD160GB,WXGA+(1440×900)
・スーパーマルチドライブ
・Windows XP Pro SP2(Vistaも付いてますが・・・)
・無線LAN付き・・・

というスペックになりました。

 CPUはCeleron 2GHzで充分。Core2Duoにするとプラス数万ということで必要なし。ディスプレイ(15.4型ワイドディスプレイ)は最初WXGA(1280×800)で考えていましたが、WXGA+(1440×900)にするのにプラス数千円ということだったのでWXGA+にしました。超漢字Vは画面が広い方がいいのし・・・。無線LANも当初付ける気はなかったのですが、一度使ってみるとやはり便利だし、これも+数千円だったので、後付け(カード)より今付けた方が良い・・・ということでプラスしました。

 Windows はダウングレード権付きというヤツでWindows XP Pro SP2となりました。(要らないけど)Vistaも付いてます・・・Vistaが無ければ数万安かったのかなあ・・・と少々残念。たぶんこのPCでビスタを使うことは無いでしょうねえ・・・


≪その2 下ごしらえ≫

 購入後、(不良品だったら困るので)動作確認も含めて早速下ごしらえ。パワーオンすると Windows XP の設定画面が現れる。この画面を見るのも久しぶりだ〜。とっとと必要項目を入力して再起動・・・下ごしらえにかかる。

 まず、ハードディスクのバックアップ領域ソフトをCDにバックアップして、HDDの物理的破損に備える。

 お次、 トレンドマイクロのウィルスバスター2009をインストール。ネットに繋いでの登録とアップデート。1ライセンスで3台使えるのは助かる。その後 Windows updateをかける。SP3とIE7が入り数回リブートを繰り返して終わる。結構時間がかかる。

 お次、SourcenextのAcronis DiskDirector Personal を入れてハードディスクのパーティション分割。システムのC:に100GB,データ(マイドキュメント)E:に40GB,スワップF:に10GB、残りはもともと仕込まれているリカバリー領域が占有。

 超漢字Vのインストール。最初の導入であればインストールガイドに従い「VMWare Player」「超漢字Vサービス」「超漢字V仮想マシン」を順にインストールしていくが、今回は既に動いている環境からの移行で「超漢字V仮想マシン」はそれ(「超漢字V」フォルダ丸ごと一式)をコピーするだけなので、「VMWare Player」「超漢字Vサービス」だけをインストールする。

 超漢字VのインストールCDに入っている「VMWare Player」のバージョンは1.0.2だが、9月16日時点のは1.0.7までO.K.とのことだったので、インストールCDに入っている「VMWare Player」を入れてから、ダウンロードした1.0.7にバージョンアップした・・・が、バージョンアップといっても、旧バージョンをアンインストールして新バージョンのインストールなので、これなら始めからダウンロードした1.0.7をインストールすれば良かったこと後から気がついた・・・ヤレヤレ。しかもこれを書いている9月19日時点で1.0.8までO.K.と(9月17日)となっていた・・・1日違いかね・・・ヤレヤレ。ま、暇が有ったら1.0.8にするかな・・・そうバージョンアップを急ぐ必要も無いか・・・

 なお、「VMWare Player」インストール時にCD-ROMの自動起動を無効にするかどうか確認するチェックがあるが、これをチェックしてインストールすると、Windows Explorerを使ってCD-Rにファイルを書き込みすることが出来なくなる可能性があるので要注意。今回も外してインストール。

 あと、超漢字V関連としては、Windows「共有フォルダ」を有効にする(「共有フォルダ」を超漢字Vからアクセスする必要。PDFファイルで提供されている『操作ガイド』の「基本操作編 第8章 Windowsとの連携機能」参照)のと、セキュリティソフトの設定(超漢字ウェッブサイトの--参照)を行う。

 これで超漢字V関係の移行は完了。あとは、その他のデータ移行と、アプリ(StarSuit8他)を入れる。一通りアプリもデータも移行して一段落してから、この時点のハードディスク丸ごとアックアップを取る。一緒に購入した、ポータブルUSB HDD 500GBとそのオマケソフト(Acronis True Image LE)でノートPCのドライブイメージを丸ごとバックアップ。ベリファイも含めて1時間弱・・・早いなあ。

 フルバックアップを取ってからパソコンお掃除。なんと、トレンドマイクロのウィルスバスター2009はレジストリお掃除と不要ファイル削除機能がある!ということで、今まで使っていたCCleaner(不要ファイルの削除とレジストリのお掃除)に変わってコイツを使った。

 その後ディスクのデフラグ。これはシステム標準のデフラグツールを使う。結構ファイルの断片化が多い。それが終わってからWinASOのWinASO RegDefragでレジストリファイルのデフラグを実施。こちらもかなり断片化していた。システムファイルのデフラグ(Windows Sysinternals の Page Defrag)は今回は必要なかった。あとは窓の手を入れて、ウィンドウズカーネルをメインメモリに押しやる。

 以上、下ごしらえ終了。


≪その3 広くなった超漢字V≫

 いやあ、やはり画面は広い方がいいですね。これは見ていただくのが良いでしょう。同じ縮尺の画面です。上がXGA(1024x768)、下がWXGA+(1440x900)です。

  
 
 上:XGA(1024x768)、下:WXGA+(1440x900)

 超漢字Vの画面サイズ設定の中にWXGA+(1440x900)ぴったりというのは無いのですが、それより大きめのサイズ(今回は1600x1200)を選び、有効画面サイズを(1430x885)に設定しました。

 

 パソコンのスピードアップ感は劇的・・・という程ではありませんが(起動時間は半分以下に減ったかな?ウェッブコンバーターの変換も速くなったような・・・)、やはり画面画素数の多さが利用感の最大の違いですねえ。特に超漢字はウィンドウを沢山開きますから、ウィンドウズより画面の広さが要求されるので、もっと広い画面が欲しいくらいですが、そうなると選択肢はデスクトップPCしかありません。でもかさばるデスクトップは自宅ではもう使いたくないので、これで満足すべきでしょう。難しいもんですねえ・・足ることを知る・・・というのは。


(6)アンタのホストはサポートしてないよ・・・

 ある日、いつものように超漢字Vを起動すると



 というエラーメッセージが。超漢字V を WXGA+(1440x900) のノートで使っていますが、この画素数にぴったりの画面サイズ設定は超漢字には無い。仕方がないので、それより大きめのサイズ(1600x1200)を選び、有効画面サイズを(1430x885)にして、フルスクリーンモードでWXGA+いっぱいに使うという、実に姑息な手口を弄している。 

 設定当初は特にエラーはなかったのに、何かの弾み(VMWare Player のバージョンアップ?1.0.xの範囲なんだけど・・・)でヘンテコなエラーが出るようになってしまったのかな? それでも、何回かエラーを無視して「OK」してれば諦めて?起動してくれたのだが、VMWare Player のバージョンを 1.0.7 から 2.5.1に上げたら VMWare Player がフリーズするようになってしまった。なんでやねん?

これじゃ困るので、超漢字Vのサイトを調べてみると・・・ 

FAQ Q.908 [いますぐ全画面にする]スイッチを押したら、画面に以下のメッセージが表示され、全画面にすることができません」によれば、

「超漢字Vで設定した画面サイズが、モニタで対応できる画面サイズを超えている場合に表示されるメッセージです。モニタが対応している画面解像度をお調べの上、超漢字Vの画面サイズをモニタが対応している画面サイズ以下に設定してください。」

とあるが、これではWXGA+のノートにした意味が無いじゃん。には、

「・・・全画面表示の機能を利用する場合は、あらかじめ、VMware Playerのウィンドウの最大化を解除し、開いているウィンドウの内容を保存してから実行してください。 * 全画面表示の機能は、[小物]メニューの[システム環境設定]のの見出しの「画面」の項目で動作します。・・・」 

とあり、正直、上記のコメントの意味はよく分からんが、どうやら[小物]メニューの[システム環境設定]のの設定が絡んでいそうなことが分かった。どうやらこの辺が原因かな・・・んで、それを開く(下の画像)と、



「超漢字の起動時に全画面にする」にチェックが入っていたので、そのチェックを外すとエラーは出なくなった。ヤレヤレ・・・これでようやく不快なメッセージともおさらばじゃい!



End of Page.